防水靴と中敷きの関係

百名山登山旅行報告記では防水靴の話題は少なかった。
一方で四国遍路旅では何度か防水靴の話題を取り上げた。
登山旅行ではキャラバンC1-02がお気に入りで9割はこれを履いた。
モンベルのアルパインクルーザー2500も持参したが使用頻度は1割ほど。
交互に使えば靴の疲労回復力も高まったと思うがキャラバンを履き続けた。
このため百名山旅行1年目の後半には防水機能の劣化を感じ始めた。
結局2年目の前半終了時に諦めて買い替えることにした。
登山靴の防水機能については感じ方に変化があって悩まされていた。

そして今年四国遍路旅に出て靴の防水が大きな問題になった。
実は昨年みちのく潮風トレイルでコロンビアのセイバーミッドという靴を履きとても気に入った。
登山ではミドルカットでくるぶしを保護する靴を使うがトレイル旅行ではローカットシューズと使い分けをした。
コロンビアの靴は軽量でしかも防水性能も優れていると思った。
みちのく潮風トレイルは好天の日が多かったが階上岳と五葉山の時に風雨に遭遇。
しかし雨天でも靴の中は快適に感じていた。
一方でみちのく潮風トレイル時は腰痛と足痛に悩まされた。
足痛は舗装道路歩行と靴がピッタリ過ぎて足指に衝撃が響き易いことが原因と判断。
このため今年の四国遍路ではコロンビアの0.5cm大きい靴に買い替えた。
更に靴内の荷重分散効果を期待し評判の良い中敷きスーパーフィートを購入。
万全の態勢で四国遍路旅に出たつもりだったが、予期せぬ靴内部の浸水発生。

最初に靴内への雨水侵入時は極端な悪天候が原因と判断したが、その後も続発。
これはおかしいと思い始め、旅の終盤時には原因を推測していた。
しかし断定できないため旅行終了後情報を整理して報告しようと考えた。
現段階では、靴と中敷きと旅環境の複合原因と思われる。

先ずは次の写真を見てほしい。

【四国遍路旅に使用した靴の内部の状況と中敷き】
コロンビア防水靴内部と中敷き

靴は「コロンビアトレッキングシューズセイバーミッド」
インソール(中敷き)は「スーパーフィート トリムフィット カーボン」

靴の内部に中敷きのカーボンの型跡がクッキリ表れている。
靴はゴアテックスと類似の性能を持つオムニテック防水の製品。
通常、防水機能を司る防水膜は内張りと外張りに挟まれて守られる。
しかし中敷きのカーボンが内張りを傷つけ防水膜を破れば防水機能は無力化する。

次の写真はネットに掲載された靴を真ん中で切断した断面図
靴カット断面図

「進化する紳士靴!「REGAL GORE-TEX」最新作の履き心地」から転載
(掲載アドレス http://allabout.co.jp/gm/gc/453118/all/)
これを見ると内張りと防水膜と外張りは割と薄いことが分かる。
インソールのカーボン跡が内張りに食い込んだら防水膜も壊れると想像できる。

ただし相当真相に近づいたと思うがまだ断定できないと思い更にネット検索。
すると「2チャンネル」の話題に防水靴とスーパーフィートの問題も見つけた。
本文の末尾に「2チャンネル」から抜粋した箇所を掲載する。

自分なりに考えて得た結論は
①コロンビアの靴自体の防水性能に問題は無いと思う。
②スーパーフィートのインソールも一般的には評価が高く性能は良いと思われる。
③コロンビア製「セイバーミッド」とスーパーフィート製「インソール」は相性が悪い。
④更に今回の四国遍路旅は連続歩行時間の長さや雨天歩行の多さ等も悪影響した。
⑤毎日の歩行終了後にインソールをはずし靴をケアすれば多少は被害軽減したかも?

百名山登山旅行にしても四国遍路旅にしても長時間歩行を連日続け、靴のメンテナンスを怠れば靴に色々な悪影響が出るのだろう。
特に雨天が続いた場合は靴が傷みやすい状態だと思うのでケアは重要だと思う。
防水問題とは関係ないが、今回の四国遍路旅では少なくとも腰痛は発生せずみちのく潮風トレイル時に比べ足痛も少なかった。(痛い時もあったが)
これらは歩き方が改善したかもしれないし、スーパーフィートのインソール効果があったかもしれない。
ネット評価も考慮すれば総合判断としてスーパーフィートの歩行改善効果はあるように思う。
ただし、コロンビア製の靴と相性が悪いことが原因と結論づけたとしても、では自分のお気に入りの登山靴キャラバンにスーパーフィートを試すかと問われれば答えは「否」。
いや、キャラバン以外の靴でもスーパーフィートは試さないと思う。
何故ならスーパーフィートのカーボン部分を触ってみると硬くて、これだと靴の内部を傷つけることが大いに心配されると感じるから。
どんなに歩行姿勢に好影響を与えることが期待できても靴を傷める不安のある製品は使いたくはない。
でもスーパーフィートが多くの人の支持を得ていることに口(靴)は挟まない…

【以下は「2チャンネル」からの抜粋】
486: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 21:02:17.51 ID:FZkTVCii.ne
>>484
スーパーフィートの裏側のプラスチック板あるよね?
あれがモデルによっては尖ってるから、ゴアの裏地の上からゴアを押さえつけて運が悪いとゴアまで痛む
487: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 21:44:07.46 ID:PMuGQVje.ne
>>486
なるほど
踵の裏に幅6ミリくらいの縁が付いてるけど、これで踏み続けたらゴアが切れることもあるかもね
それは自分の体験?それともどっかにソースある?
俺は足の靭帯を傷めてて中敷き必須なので気になるんだよ
489: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 22:13:54.62 ID:sZMK6k3n.ne
>>487
ソースは自分が実際に販売してるから
490: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 22:52:55.27 ID:k94afxSJ.ne
>>489
本当ならマジで買い換えようかと思うんだけどお勧めある?
492: 名無しさん 投稿日:2016/01/09(土) 00:25:09.75 ID:iSMo0iZc.ne
>>490
本当だよ。でも、実際に漏水の疑いで靴持ち込まれた時に、スーパーフィートが原因と思われる物は2年に1件あるかないかくらいの低確率。漏水の場合むしろ他の理由が圧倒的。
500: 名無しさん 投稿日:2016/01/09(土) 08:33:36.36 ID:+Y1Q3zFp.ne
>>492
そのスーパーフィートのカーボンでアプローチシューズのサイドが切れたよ。
508: 名無しさん 投稿日:2016/01/09(土) 09:17:49.31 ID:fUQdIrX/.ne
>>500カーボンで切れた話は初めて聞いた。カーボンの柔らかさでも切れる時は切れるのか。カーボンは靴にセットした時の納まり具合が気になる時はある。

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