8月29日(土) 乗鞍岳
天気 霧雨
百名山91番目は乗鞍岳。
北アルプスの中では最も高い所(標高2700m)までバスが運行し、誰でも3000m超の山頂に容易に立てる。
深田は「乗鞍は北アルプスに入れられているが、遠くから眺めると北アルプスの連嶺とは独立した形で、御嶽と並んで立っている。そして御岳の重厚に対して、乗鞍には颯爽とした感じがある。」と記している。
広い意味で日本アルプスの一員である御岳と乗鞍は、どちらも他の日本アルプスとは違う独特の存在感を発する山。
日本列島全体が8月上旬までの猛暑から一転秋の天気。秋雨前線が停滞し連日曇か雨。
金曜の午後に乗鞍高原まで来て初めて、日曜日に自転車レースが開催されることを知る。
自転車レース準備で土曜午後から駐車禁止になるので早めに登山し車を移動しなければ。
土曜の朝の6時15分、雨の中、すずらん橋バス停からバスに乗車。7時に畳平到着。
雨が小降りになるのを期待して登山出発を少し待ったが、変化なし。諦めて出発。
山頂まではなだらかな道が続くが、ずっと霧か雨で、眺望は無し。
土曜日の割に登山者は少なめ。
山頂も霧雨。周りは何も見えず、風で寒く、早々に下山。
下山時に富士見岳を経由したら、偶然一時的にガスが薄れ、畳平を眺望。
10時発の下りのバスに乗車。バスに乗車中も手の指先のかじかみが回復せず。
3000m前後の場所で3時間ほど風雨にさらされ、身体の末端は冷えきってしまった。
こんな悪天候でも登山を続ける意味を自問する1日になった。
06時15分 鈴蘭橋バス停から乗車
07時20分 畳平から出発
08時40分 乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)
09時40分 富士見岳
10時00分 乗鞍山頂畳平に着~バス乗車
10時50分 鈴蘭橋バス停で下車
13時00分 飛騨高山のホテル(α-1高山バイパス)に着
登山時間 2:35 登山距離 7km 高低差 500m
バス時間 1:45 乗車距離 40km
運転時間 1:55 運転距離 75km ホテル泊
乗鞍岳登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。