8月30日(日)
天気 雨のち曇り、最高気温 15℃
北海道には無料キャンプ場が割と多い。
ここのつくも水郷公園キャンプ場も無料。
天気さえ良ければ土~日曜は一番賑わう日。
その土曜の夜に公園キャンプ場利用は私1人。
雨天の天気では仕方がない。
弱雨が降る東屋の下でテント撤収作業をする。
その後今日の雨対策で靴を二重防水する。
足に薄い靴下、その上に防水足袋、更にまた靴下。
それから靴を履いてゲイターを取り付ける。
家で試し履きして少し窮屈だが大丈夫と判断。
公園を5時半に出発。最初は順調に進む。
しかし歩き始めて2時間経つと風雨が強まる。
今回の旅で上着は半袖シャツに腕カバーが基本服。
その腕カバーは寒さには防寒、暑さには冷感の素材。
ところが雨の場合は素材が水を含み冷感が倍増する。
低温と強風雨と腕カバー冷感が重なり体感は10℃以下。
身体が凍えて手足はかじかみ麻痺気味になる。
しかし強風雨の野原の一本道で着替えは不可能。
動き続けるしかないと覚悟しひたすら歩き続ける。
この天気が一日中続き休憩できなけば身体は保たない。
トムラウシ遭難事故時の悪天候に思いが重なる。
トムラウシ遭難時よりは雨風共弱いと励まし歩く。
風雨の中を歩いていた8時頃に1台の車が前方停車。
私の10mほど先で停車した車がバックで近づく。
車から顔を出した30歳前後の青年が私に声をかける。
青年「どこまで行くのですか?」
私「歩く旅でづっと歩いてます」
青年「この雨の中大丈夫ですか?」
私「大丈夫です。お心遣い有難うございます」
現コロナ禍の状況で思いがけない青年の誠意に感激!
過去の旅でも何度か車が停車し心配の声がけはあった。
しかし今回のコロナ時は絶対無いと思っていた。
しかも今まで高齢者が多かったが今回は青年。
とても驚くと共に善意の心は年代を問わないと感じた。
その後30分ほど歩くと屋根付きの歩道橋が出現。
やっと強風雨から一時避難して休憩できる。
早速腕カバーを外し軽食をとり身体を温める。
幾らか体温が回復した後にまた雨の中を進む。
その後徐々に雨は弱まり10時過ぎにはほぼ止む。
休憩と雨合羽収納のため名寄北ICトイレに寄る。
トイレ掃除担当のおばさんが私に近寄る。
女性「大変だね。ゆっくり休んでいったらいいよ」
女性「お坊さんの様な人だね」
私「普通の歩く旅人です」
女性「頭や姿からお坊さんかと思った。何処から?」
私「青森を出発して函館から歩いています」
女性「私の娘が大阪にいるけどコロナで里帰り自粛」
女性「北海道は今コロナで皆神経質だから気をつけて」
その後は生活や家計や地元の事情の話をされる。
30分ほど休憩し雨合羽を収納して徒歩を再開する。
昼過ぎから足に異変を感じ始める。
最初は足の圧迫感が増して痛みを感じ出す。
長時間靴下2枚に足袋カバーはやはり足に高圧迫。
靴下1枚に戻すといくらか楽になる。
しかし夕方頃にまた足が痛み出す。
足の浮腫(むくみ)を疑って靴を脱ぎ足を冷やす。
5分ほど足を冷やして歩き出すと痛みは和らいだ。
足濡れ防止で試した対策は効果より弊害が多い感じ。
幸い今日はびふか温泉の宿に泊まるので足ケアできる。
道の駅やキャンプ場も近いびふか温泉には17時過ぎ着。
びふか温泉の源泉は冷鉱泉で足ケアに良さそう。
夕食後は足を念入りにマッサージした後に就寝。
雨のつくも水郷公園を出発
雨天の歩道歩きから路側帯歩きへ
雨のマツヨイグサ
強風雨の名寄市入り
風連方面への道で車の青年から温かい心遣い
雨が止んだ名寄北ICトイレで着替休憩
自衛隊名寄駐屯地を右に遠望
カボチャ畑 (名寄市智恵文)
トウモロコシ畑 (名寄市智恵文)
馬の親子と対面~親の陰に子馬
美深町の中心街では町内放送でJ-POP
美深大橋を通って天塩川越え
圧迫痕のある足を冷却ケア
美深伝承遊学館のひまわり畑
昔見た映画「ひまわり」の哀愁メロディを鼻歌う
びふか温泉に到着
びふか温泉の夕食
北海道縦走旅16日目の経過
05:30 つくも水郷公園・発
07:40 名寄市に入る
08:20 歩道橋の下 (雨宿り休15分)
10:15 名寄北ICトイレ (休30分)
12:35 名寄共和地区の空地 (休20分)
16:15 美深町の道端 (休10分)
17:15 びふか温泉・着
歩行時間 10:20
歩行距離 50km
北海道縦走旅16日目の徒歩ルート
コメント
ひまわりのブリジットバルドウは良かった。
私の見た「ひまわり」の女優はソフィアローレンでした。
ブリジットバルドウの方はチョット見てないか記憶が定かでは……
どちらもヨーロッパを代表するセクシー(豊満)女優ですネ。
ブリジットの方は色気ムンムン、ソフィアの方は陽気で開放的セクシー?
ネットで見たら2人共1934年9月生れで未だご存命。流石に女性は強し?