八甲田縦走登山再挑戦と地図の話

1.地図(旅ルート図)の話

以前記事で書いたが旅のルート地図の掲載で課題が生じている。
今まで利用してきた「ルートラボ」地図が来年3月末で廃止される。
このため代替地図として「Rides」というサービスを試してきた。
しかし外国製のサービスのため地名表示が少な過ぎて分かり難い。
前回と前々回の記事が登山記事だった事から「ヤマレコ」サービスを利用してみた。
過去2回の記事のRides地図をヤマレコ地図に置き換えてみたが地図は詳細で良い。
ただ山の表示は詳しいが市街地表示は見劣りする。
GoogleMap地図も利用してみたがヤマレコと逆で市街地は良いが山表示が物足りない。
山はヤマレコ、市街地はGoogleMapで使い分ける事も考えられる。
もう暫く試行錯誤しながら検討したいと思っている。
今回から登山地図については当分ヤマレコ地図を掲載したいと思う。
なお地図下部「山行記録のページへ」クリックでヤマレコページに移動する。

2.八甲田縦走登山の再挑戦の話

前々回に八甲田の谷地~高田大岳~八甲田大岳~井戸・赤倉~酸ヶ湯を縦走した。
その時はペースを大きく崩さず歩き切ったが非常に疲労した。
前回の岩木山もある程度長距離だったがとても快適に登山できた。
その一因として食事に疑問を感じ八甲田に再挑戦して試す事にした。
ただ完全に同じでは芸が無いため同じ道を逆ルートで歩く事にした。

9月13日の晴れの日に朝6時半に自宅を出発。
前日は普段どおりの夕食で大食い無し。当日朝は車中食でバナナ1本。
7時15分に酸ヶ湯駐車場着。7時22分に登山口を出発。
今回は途中でバテない様ゆっくり小股歩行を心掛ける。
最初はいきなり急坂だが息が乱れない様にゆっくり登る。
晴天でとても涼しく気持ち良い。毛無岱分岐まで順調。
毛無岱分岐から赤倉に向かうヤブ道は朝露で下半身ビショ濡れ。
ロープウェイ道と合流後はヤブがなくなり暫く歩くと濡れも乾いた。
一方で朝の涼しさが薄れ太陽光で徐々に暑さを感じ始める。
赤倉の稜線への急登で少し呼吸が早まるが疲れは無し。
稜線に出てから赤倉~井戸~大岳避難小屋まで快調に進む。
赤倉稜線では外人男性ソロ登山者と擦れ違う。八甲田では珍しい。
井戸岳からの下り道は登山道補修整備作業が行われていた。
小屋から八甲田大岳への登りでも呼吸が早まるが依然快調。
順調に八甲田大岳山頂に到着。この頃から少しずつガス出現。

八甲田大岳から小岳分岐への下り道ではビックリ出会い。
大岳を8割ほど下りた地点で山仲間A.M.女史と出会う!
数分話して別れ5分ほど進むと今度は山仲間A.K.女史と会う!
また少し立ち話。2人共偶々今日天気が良くて来たらしい。
多分大岳山頂で2人が出会うと伝えて私は小岳へと向かう。

小岳へ向かう途中から少しずつガスが寄せたり晴れたりの天気。
小岳への登りは少し急だが距離が短く20分ほどで登る。
その後高田大岳鞍部に下りて登り返す道がこの日最大の難所。
一番呼吸が早まるも乱れるまでいかず約40分で高田大岳山頂。
ガス気味の天気と帰りのバス時刻の関係で早々に山頂を下る。
約1時間半で谷地温泉登山口に到着。
結局登山途中は余り休憩せず食事も摂らず登山を終える。
途中でミルク飴3個ほど口にし水は300mlほど飲んだ程度。
それほど空腹も疲労も感じずに歩き通してしまった。
バス停に早く着いたため手つかずの食料をバス停で食べる。
体力的には未だ余裕が有り前々回の時とは大差だったと実感。

3.前々回と今回を振り返って感じた事

①前々回より今回の発汗量は半分ほどの様に感じた。
②前々回より今回は気温が多少低いと思う。(3℃前後違う)
③前々回より今回は小股で楽な歩行を心掛けた。
④朝食・昼食を食べない事で消化エネルギーが不要になった。
結局、②、③、④の要因が①の発汗量の減少に全て繋がったと思う。
ただ朝・昼の食事抜き効果がどの程度かは今後も試さないと分からない。
更に前日の食事で蓄えたエネルギー消費がどれだけ持続できるかも不明。
今後、いろいろな機会に少しずつ試せたらと思う。

今回の登山経過
06:35 自宅・発(自家用車)
07:15 酸ヶ湯・着
07:22 酸ヶ湯温泉登山口・出発
08:32 毛無岱分岐
09:02 宮様コース分岐
09:38 赤倉岳
09:43 井戸岳
09:54 避難小屋
10:14 八甲田大岳(休憩2分+途中6分)
11:11 小岳(休憩2分)
12:17 高田大岳(休憩2分)
13:41 谷地温泉・着
14:33 谷地温泉バス停・発(JRバス)
14:47 酸ヶ湯温泉前・着

前回(R1.8.27)の登山経過
09:10 谷地温泉登山口・出発
10:55 高田大岳(休憩10分)
12:07 小岳(休憩5分)
13:05 八甲田大岳
13:20 避難小屋
13:35 井戸岳
13:45 赤倉岳
14:10 宮様コース分岐
14:35 毛無岱分岐
15:35 酸ヶ湯・着

時間経過の概略比較(休憩除く)
  区 間   (距離) 今回 前回
酸ヶ湯~毛無分岐(3.6k) 1:10 1:00
毛無~赤倉~小屋(3.5k) 1:20 1:15
小屋~八甲田大岳(0.6k) 0:20 0:15
八甲田大岳~小岳(1.9k) 0:49 0:53
小岳 ~ 高田大岳 (2.1k) 1:04 1:02
高田大岳 ~ 谷地 (3.1k) 1:24 1:45
※前回データは逆ルートのデータ順序を入れ替えた

酸ヶ湯温泉から出発
酸ヶ湯温泉登山口からスタート
下毛無岱から右に大岳眺望
長い木段から下毛無岱を眺望、右奥の雲陰に岩木山頂
上毛無岱の丸沼と櫛ヶ峰
毛無から赤倉のササ藪道は朝露でビショビショ
赤倉岳への稜線道に出る
赤倉の稜線道で出会った外人登山者を振り返る
井戸岳からの下り道は補修作業中
大岳避難小屋上空を飛ぶヘリコプター
大岳山頂手前で青森市内方面を眺望
大岳の下りで出会った女史と大岳を振り返る
小岳登り途中で右に大岳、左に仙人岱小屋を眺望
小岳下り途中で鞍部分岐路と高田大岳眺望
高田大岳西ピークから東ピークに向かう
高田大岳下りから見下ろす景色、中央奥に戸来岳
谷地温泉下山口に到着
JRバスに乗り酸ヶ湯に戻る

八甲田縦走登山(酸ヶ湯~縦走~谷地温泉)のルート図

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