東北山歩旅(総括1) 旅行の動機と今後の課題

明日8月11日は昨年からできた祝日「山の日」。
それに合わせて?、NHKBSで「限界に挑め!天空の超人たち~激走日本アルプス2016」が12日に再放送される。

東北山歩旅を計画したのは「トランスジャパンアルプスレース」を知ったことがキッカケ。
2012年NHK放送「激走!日本アルプス大縦断」番組を見てレースのことを初めて知る。
レースは2年に1度、北アルプス~中央~南アルプス合計400km超を8日以内で踏破。
凄いレースがあることを知り衝撃を受けた。
睡眠時間も僅かしかとらず山を駆け抜けることなど自分にはとても真似出来ない。
自分には別世界の話と思いながら憧れも感じた。

2016年には4年後の同レースの模様を2時間番組としてNHKBSで放送。
また同じ年には2012年に行われたレースの模様を詳しく紹介した文庫本も出版された。
(書籍名「激走!日本アルプス大縦断」。平成25年に刊行された単行本の文庫化)
番組を見て更に本も読んで、自分でも疑似体験的なことをしたいと思い始めた。
同じコースを普通の縦走登山はできないかと思いネットを検索。
すると同じコースを普通の縦走登山の形で歩いた人がいたことを知った。
ヤマレコAddress(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-517295.html)

俄然自分もやってみたいという気持ちが強くなる。
しかし体力や食料の面などで不安は大きい。
そこで日本アルプスの前に東北の山でどの程度できるか試すため今回計画した。

睡眠時間は普通に確保しつつも毎日できるだけ長い距離を歩きたい。
縦走登山の場合は「早朝出発~昼頃宿泊地到着、午後の落雷を避け休息」が定石。
しかし天気次第の面も大きいが定石に拘らず午後も歩き毎日10時間ぐらいは歩きたい。
食料や宿泊道具を自力で賄うと10kg前後の装備になる。それを20日続ける。
「みちのく潮風トレイル」や「四国遍路」でも似た様な経験はしてきた。
ただし持参食料増、水調達困難性増、ルート困難性増などでハードルは高い。
それでも日本アルプス縦走を目指すなら困難な状況の方が良い。

コースと1日の距離の計画を立てる際の目安にしたのは歩行時速。
平地の舗装路の場合は時速4km。
山歩きで一般的な経路の場合は時速2km。
山歩きで難易度の高い経路の場合は時速1km。
これは、過去のトレイル、遍路経験や、百名山登山の経験から可能な設定と判断。
このため、縦走登山コースは概ね1日に20kmを10時間かけて歩く。
登山地域を繋ぐロードコースは概ね1日に40kmを10時間かけて歩く。
これを目安に最終的には宿泊場所を考慮して歩行距離を調整して計画立案。

実際に山旅をした結果はブログに掲載どおり徒歩から車利用に変更したのが2度。
計画の時間内では歩くことができなかったための止むを得ない車利用。
完歩目標未達成の理由の第一は、暑さによる体力消耗からの計画時間の超過。
理由の第二は、主に雪渓などの危険地帯の歩行での計画時間の超過。
理由の第三は、計画に多少の困難性(時間短縮設定)を加えたための実力不足の露呈。
理由の第四は、足裏痛による歩行速度の遅れ。
今の段階では、課題の解決は簡単ではなさそう。

第一の課題の、暑さ等に対応した体力が十分かは、冷静に自分に問いかけたい。
第二の課題の、雪渓は日本アルプスでは無いと思うが雪渓以外の危険地帯は要確認。
第三の課題の、計画立案については自分の実力に見合う計画を立てることが大切。
第四の課題の、足裏痛については靴をどうするかの問題と関係する。
第一から第三までは、体力判定と危険地所要時間と計画立案を連動した検討が必要。
靴の問題については、再検討の時間が必要と感じている。

ということで、現時点で日本アルプス縦走の山旅の実施は未定(保留)。
現実的には、全課題に一定の対策を8月下旬までに講じるのは難しいと感じている。

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