5月21日(土) 13日目 37番岩本寺への移動日

天気 晴

今回の遍路旅で初めて寺打ちがなく移動だけの日。
ここ数日晴天が続き、顔と手だけが日焼けして真っ黒。
気温は25度前後、毎日結構汗をかいている。
少しでも日陰が恋しくて、山の中では木陰側、住宅街では日陰側へと左右移動を繰り返す。
一番嬉しいのはトンネル。
今日の移動ではトンネルの通過が4回あった。

トンネルについては、3年前の自転車旅行の時にとても怖い思いをしたことがあった。
トラックの風圧でトンネル内で転倒。
一歩間違えたら命はなかった。
自転車では怖い思いをしたが、今回のお遍路や去年の徒歩旅行では特に恐怖を感じない。
むしろ今日のような暑い日はトンネル内のエアコンのような冷風が恋しい。

今日は、移動のほぼ中間地点にあった遍路休憩所で3人のお遍路さんと出会い。
一人は60歳代の長身男性。2人は40~50歳ぐらいのご夫婦。ご夫婦の方は、仕事休みの週末に区切り打ちしている。
(区切り打ちとは、区切った区間を歩くことを繰り返して88か所遍路の達成を目指すこと)
60代男性は大阪の人で、今回が5回目の遍路。
今でも、道間違えする時があるという。

30分ほど休憩して出発。
私が先に発ったが間も無く男性に先を越される。
私は小股歩きで男性は長身大股歩き。
しばらくすると、男性は遍路道とは別の方向へ進んだ。
最初は間違えたのかと思ったが、地図を見ると、トンネルを通る近道を選んだようだ。
遍路道では、トンネルを通らず回り道をすることがしばしばある。
ここでは私はトンネルを通らず回り道したが、その後に峠越えのルートとトンネルを通るルートの分岐地点に差し掛かった。峠を越える疲労とトンネルを通り涼しく楽出来ることを天秤にかけた結果、当然のようにトンネルを選んだ。


国民宿舎土佐出発後は絶景の道


武市半平太の像があった


途中休憩した遍路小屋


長身男性は大股歩き


遍路道とトンネル道の分岐地点。
遍路道の方は道の状態が悪いようだ。
いずれにしても今日はトンネルの涼を求めた


全長960mのトンネルを通過


今日の宿泊地、土佐久礼の市場


地元出身の漫画家「土佐の一本釣り」作者青柳祐介像と鰹節のオブジェ

07時40分 国民宿舎土佐を出発
16時30分 土佐久礼海岸に着

歩行時間 7時間40分
歩行距離 37km

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