前回の登山では雪に足が沈み結構疲れた。
次は雪が堅めの時に登山しようと思っていた。
3月18日の朝ラン時は曇り空で冷え込んでいた。
風はほぼ無風で登山に適していそうと感じた。
そこで急遽登山に出かけようと思った。
ところが出発直前に自宅の水周りに不具合が発生。
台所の水道蛇口部品の根元で微かな水漏れ発生。
急遽水道業者3社ほどあたるが何れも調整つかず。
やむを得ず業者手配を諦めて登山に出発した。
(後日談)翌日水道管根元の水漏れは霧消していた。
1 登山計画
前回の砥取山登山の計画時に様々なルートを考えた。
今回は砥取山までは前回同様でその後ルートを変えた。
砥取山のアトは南に向かい楢木森~バリカンを計画した。
ただ歩行距離が結構長いため積雪状況に応じ変更は必要。
楢木森~バリカンでは数種類ルートがあり変更し易い。
その時の登山経過で適宜判断する心構えで出かけた。
2 登山概要
3月18日(火) 天気 曇り後小雪、微風、最高気温 4℃
当日7時の気温は0℃、9時の気温は2℃ほど。
これならば雪は堅めで残雪登山向きと信じていた。
だが戸山赤坂を出発したら前回同様雪に足が沈む。
私の数少ない過去の残雪登山経験では初めての事。
冷え込みがある程度続けば雪は堅めと信じていた。
だが登山出発したアトで今更どうしようもない。
とりあえず行ける所まで行ってみようと思う。
前回と同様なるべく雪の影響を避ける様に歩く。
日陰を選んだり雪の消えた土面を選んで歩く。
前回は砥取山山頂まで34分ほどかかった。
今回は前回より若干短い28分で山頂に到着。
写真撮影や2度目の慣れを考慮すれば大差無し。
この時点でバリカンまでは時間的に無理と判断。
楢木森山まで行ったら下山しようと計画修正した。
その後は南東方向に向かい電力鉄塔を2度通過する。
ただ高度が上がるにつれ雪に足が沈む深さも増す。
最初は膝下半分ほどが徐々に膝下近くまで雪に沈む。
その後更に時々膝上まで雪に足が沈む事態になる。
これでは楢木森山まで行くのも無理かもしれない。
楢木森山手前の95鉄塔までで下山しようと再修正。
所が更に高度が上がると時々腰下付近まで身体が沈む。
周囲を見渡すと雪が付着している樹々も多く見える。
前回から今日まで青森市内で降雪はなかった。
だが市内で降雨はあり山では雪だったのだろう。
その時初めて山で相当降雪があったと気がついた。
95鉄塔までアト500mまで進んだ所で前進を断念。
最初は少しキツめの壺足登山だった。
それが高度が上がり何時の間にかラッセル登山状態。
13時に前進断念判断した場所で当日初の軽食休憩。
軽食を摂りながら下山ルートの検討を始める。
幸い尾根伝いから沢山地区への林道に下山できそう。
尾根まで進むルート選定で多少道選びに迷った。
その後尾根に取り付いた後は比較的分かり易いルート。
最後は無事林道に達し沢山集落に着く事ができた。
今回は残念ながら当初計画を大きく修正する事になった。
ただ継続断念地点は過去3回ほど既に縦走した場所。
ルート計画自体には大きな問題はない事が分かった。
今回は自宅近くの里山歩きのため割と気軽に出かけた。
だが幾ら自宅近くの里山でも市街地と山間部は環境が違う。
登山計画時は事前の下調べや準備の大切さを改めて実感した。
3 時間経過
09:31 戸山・赤坂地区 [出発]
09:59 砥取山山頂 (2分)
10:59 3番目鉄塔 (4分)
12:18 標高280
13:02 途中下山決断地点 (13分)
14:05 沢山集落に着
15:05 戸山・赤坂地区 [到着]
徒歩時間 5:15 (休憩20分除く)
徒歩距離 10km
4 旅の写真
9:33 前回と同じ戸山赤坂から入山し電力鉄塔へ向かう
9:34 戸山団地の遠く先に岩木山が見えた
9:37 電力鉄塔の向こうには雲谷スキー場と八甲田連峰
今回も雪に足が沈む
9:46 砥取山への登り道
9:56 所々に目印テープがある
9:59 砥取山山頂に到着
10:14 砥取山通過後に次の電力鉄塔の先に東岳
10:32 雪深さに足の沈み度合いが増す
10:44 振り返り見る砥取山と青森市内・陸奥湾
10:59 3度目の鉄塔の先に雲谷と八甲田連峰
鉄塔を繋ぐ刈払道も分かる
12:12 樹木の風下側に雪庇風の樹氷が付着
12:22 雪への足の沈みが更に増した
12:43 青森市内を眺め最近数日の相当量の降雪を実感。この後で前進断念
14:02 尾根伝いに下り林道に合流する
14:11 林道を進むと広い開墾地景色になる
14:17 沢山地区の民家が現れる
14:20 「青森自然塾」の標識前を通過~戸山団地を経て出発地点に戻る
5 登山と歩行のルート図
コメント
雪の上を歩くと、雪に足をとられてものすごくエネルギーを使いますよね。
家の周りを少し歩いただけでも、足への負担がものすごいです。
冬山に行かれている登山家の皆さんは、すごい体力を持っているんだなあと、実感します。
青森の今年の降雪量のすごさをニュースで見て、「たしか、takenamik1様は、青森だったような」と心配しておりました。
これからも楽しいブログを読ませていただきたいと思います。
appleberryさん、コメントありがとうございます。
雪国に暮らして67年が経ちました。
他の人よりは雪に慣れているつもりでしたが年々体力が衰えております。
日常の雪片付けも残雪期の登山も以前より身体に堪える様になりました。
それでも未だ未だ雪と共に生きていく気力は維持しているつもりです。
appleberryさんにおかれても様々な事情がある様に以前お聞きしたと思っております。
お互いに出来る範囲で無理せず頑張りましょう!