6月7日(金)・遍路30日目
天気 雨-曇(最高気温30℃)
06:00 熊谷寺P・発
06:10 8番熊谷寺
08:00 7番十楽寺
08:35 6番安楽寺
11:00 5番地蔵寺
11:35 4番大日寺
13:10 3番金泉寺
14:00 2番極楽寺
14:35 1番霊山寺
17:50 徳島中央郵便局(30分)
18:35 ホテル太陽農園・着
夜中から雨が降ったり止んだりしている。
夜明け前にも一時的に雨が強まる。
食事と後片付けをしながら天気の様子を窺う。
スマホの天気予報によれば今日は一日不安定な天気傾向。
雨が弱まった時を見計らってテントを撤収する。
野宿した駐車場から寺の本堂まで10分弱。
6時10分に本堂に着き参拝読経をし大師堂でも繰り返す。
納経開始まで30分以上時間があり雨宿りして待つ。
7時過ぎに納経をして次の寺に向かう。
7番・十楽寺と6番・安楽寺は何れも温泉宿坊を持つ寺。
雨が続く中2寺の納経を終えて5番・地蔵寺に向かう。
地蔵寺で参拝し納経した後同じ境内の五百羅漢を見学する。
11時前後から天気が変化して時々雷鳴が轟く。
何となく光ってから雷鳴する間隔が短くなっている気がする。
少し心配になるがあと少しの寺廻りを何とか終えたいと次寺に向かう。
11時半に大日寺に納経する。
大日寺は郊外に位置する寺で往復の道を歩く。
往復区間ではお遍路さんとのすれ違いや後を追う事が多くなる。
往復区間合計で5人余のお遍路さんを見かけた。
お遍路のスタート地点に近い寺なので元気なお遍路さんが多い。
4番・大日寺は駐車場を含めて広々とした開放的空間の境内を持つ。
大日寺納経後の道で3度道間違いをする。
最初は「曲がり角が未だ先との思い込みによる行き過ぎ」
次は「草むら道が分かりにくい事で見落として通り過ぎ」
最後は「道間違いに気を付けつつも曲がり角を間違えて曲がる」
幸いに何れの場合も1分前後で間違いに気付き引き返す。
4番から先では結構な人数(計10人余?)のお遍路さんと擦れ違う。
一人お遍路さんが多く女性や外国人お遍路さんもいる。
最後に出会った外人女性お遍路さんからは覚悟の気迫を感じる。
今回の旅で出会った外人のお遍路さんは50人ぐらいだろうか。
日本語が苦手な外人は交通機関を避け徒歩が多いと人から聞く。
40日前後地理不案内な土地を旅して歩くには皆相当な覚悟で来日したのだろう。
3番・金泉寺を納経した頃雨と落雷が一段落したと感じられる。
2番・極楽寺では納経所の人からは今後の予定を尋ねられた。
「逆打ちで霊山寺を終えた後高野山に向かう」事を伝えると、
「お遍路でフェリー利用の割引があるかも」と調べてくれる。
調べた結果は自家用車の割引だけだったが親切な対応に感謝。
四国遍路最後の1番・霊山寺で納経すると「数珠」が渡された。
私が怪訝な顔をすると納経所の人は「お接待です」との事。
逆打ちの場合だけの特例待遇らしく有り難く頂戴した。
霊山寺で四国88箇所お遍路旅は終了だが未だ達成感に浸れない。
この後高野山、熊野古道の小辺路と大峯奥駆道が残っている。
先ずは予約した徳島市内のホテルに向かわなければならない。
当初は3年前に利用したバスを今回も利用する予定だった。
しかしバスダイヤが改正され3年前のバスは走っていなかった。
そこで時間的に徒歩可能と判断し徳島市に歩いて行く事を決断。
霊山寺から徳島方面に20分ほど歩くと踏切を通過する。
実は鉄道を利用する事は頭の片隅にも考えていなかった。
霊山寺に近い板東駅から徳島駅までJR線がある事を初めて知る。
板東駅まで15分ほど戻れば今からでも利用できるかもしれない。
しかし運行時刻が分からない。
仮に駅で1時間待ちだったら徒歩と比較して大差ないかもしれない。
歩きながら少し悩んだ末、結局最初の決断どおり徒歩で徳島に向かう。
約3時間歩き続け徳島中央郵便局に到着する。
ここで実家から局留郵送してもらった今後の旅で使う保存食品を受け取る。
そして今後使わない四国遍路用品を実家に返送する。
30分ほど手続きにかかりその後15分ほど歩き18時半過ぎにホテル着。
急いで機器充電-洗濯-風呂-洗濯物干し-バイキング夕食と予定消化。
20時半にはホテルの部屋で慎ましく缶酎ハイで独り労をねぎらった。
※ お盆休みを数日取った後で旅日記の続きを再開します。
食事【朝昼】お握り2個、ウィンナー、玉子豆腐、バナナ、ソイジョイ 【夕】バイキング夕食
歩行時間 9:30
歩行距離 41km
末尾には(旧)ルートラボと(新)Ridesのルート図を併載しました。
四国遍路30日目ルート図(ルートラボ版)
四国遍路30日目ルート図(Rides版)
コメント
逆打ちご苦労さんでした。
いつも応援有難うございます。