岩木山周回登山(疲れない登山)

八甲田縦走登山翌日は皮膚疾患状態に良い兆しを感じたがその後不快度が増す。
このため再度体内の余剰エネルギー排出のため登山に行った。
今回は岩木山でコースは百沢~岩木山神社~岩木山頂~弥生いこい広場~百沢。
弥生コースは昨年登ったが下山は赤倉コースだったため今回初の下山ルート。

9月4日の朝6時に自宅から自家用車で出発。
登山前日に外食(回転寿司)を食べ過ぎ腹の張りが朝まで続き朝食は微量食。
(キャベツ葉1枚と野菜ジュース1口と水)
7時半に岩木山神社参拝後快調に登山道の百沢コースを進む。
前回の八甲田縦走でバテたため今回はバテない様小股歩行の緩ペースを維持。
焼止りヒュッテまでは緩斜面が続くため呼吸の乱れはほとんど無い。
焼止りを過ぎて坊主ころがしの岩場道になると呼吸が荒くなる。
ゆっくり登り続ける事を意識して鳳鳴ヒュッテまで順調に進む。

鳳鳴ヒュッテまでは2人ほどしか出会わなかったがその後は多数の登山者。
岩場道の登山道は右側歩行となりすれ違い困難な細い登山道が続く。
多くの登山者の中には道の途中で座り込む初心者と見られる人も。
道を占領する人を避け左側通行や登山道以外を登りつつ何とか山頂到着。

前回の八甲田縦走とは正反対でほとんど疲れを感じずに山頂に着いた。
山頂では35分休憩し持参の茹で卵、サツマイモ、トウモロコシを食べる。
前日天気予報を確認し高気圧に覆われた晴天を予想したが時々雲がかかる。
弱い高気圧のため快晴とはいかず北海道も見えないが空気は乾燥し心地良い。

下山の弥生ルートはいきなり気の抜けない急斜面の下り道が続く。
急斜面道を約10分下ると次は笹薮で囲まれた道。笹滑り転倒に注意する。
6合目までの笹薮道が終わると樹林帯の道になり歩きやすくなる。
4合目辺りからはずっと緩斜面の歩き易い道で少し小走り気味に下る。
弥生いこいの広場に着くと遊んでいた園児達から元気な挨拶をもらう。
弥生ルートはほとんど登り返しの無い下り道で快適だった。
その分多少物足りないと言えるかもしれない。
弥生ルート終了後はリンゴ畑を通る舗装道を歩き百沢駐車場に戻る。

今回は前回の八甲田山と正反対でほとんど疲労を感じない登山となった。
何故だろうと考えてみる。
今回の百沢ルートも弥生ルートもほぼアップダウンの無いルート。
個人的にはアップダウンがあると勾配変動の対応に苦労する時がある。
そんなアップダウン変化のないルートは自分に向いた道かもしれない。
そして最も大きな要因と推測したのは昨日の夕食大食いと今朝の軽微食。

実は四国遍路旅の時に食事量の調整を実験した事がある。
旅では通常夕方頃に立ち寄る店で夕食と翌朝食をセットで購入する。
そして夕食を食べる時には翌日の朝食の量を考えて夕食の食べる量を決める。
例えば2食で10割の食事量を夕食6割とすると翌朝は残り4割が朝食になる。
普通は夕7割と朝3割の場合が多い。
しかし徐々に早朝から疲労を感じ始めたため夕5割に朝5割を試してみた。
朝に多く食べた分エネルギーになるかと考えたが結果的には全く効果なし。
つまり夕食と朝食はセットでその日のエネルギーになると認識した。

今回の岩木山登山では朝夕セットの認識を修正する必要があると感じた。
もしかすると夕9割朝1割の食事が最も効果的かもしれないと推測。
或いは夕10割の朝0割でも良いかもしれない。
高齢になると共に胃腸や肝臓の弱まりを感じる事が多くなる。
食べ物の消化・分解・吸収も高齢になるほど遅くなる可能性がある。
すると朝食べた物がエネルギーになる迄にも時間を要する可能性がある。
夜の大食は身体に蓄えられる時間も十分確保でき翌日のエネルギーになる。
巷間言われる「夜の大食は太る元」も翌日に沢山運動する場合は別かも。
これは今回の岩木山登山で初めて考え付いた事で次の機会に試してみたい。

時間経過の比較(休憩除く)
  区 間   (距離) 今回 4年前
岩木山神社~姥石(3.2k) 1:12 1:13
姥石~焼止りヒュッテ(1.5k) 0:45 0:45
焼止り~錫杖清水(0.8k) 0:38 0:45
錫杖水~鳳鳴ヒュッテ(0.6k) 0:20 0:25
鳳鳴ヒュッテ~岩木山(0.5k) 0:19 0:17
岩木山~弥生広場(5.7k) 2:03(2:14)
弥生広場~百沢P(6.2k) 1:22
※[補足]4年前は山頂から嶽温泉に下りたので比較不可
 参考までに山頂~嶽間の距離は5.7k(スマホデータ)で今回の下山と同距離
 地図上の標高は、弥生は250m、嶽は450m、神社は200m

以下に今回と4年前の登山の時間経過を掲載

今回の登山経過
06:00 自宅・発(自家用車)
07:16 百沢駐車場・着
07:25 百沢駐車場・発
07:35 岩木山神社登山口・出発
08:47 姥石
09:32 焼止り避難小屋
10:10 錫杖清水(休憩3分)
10:33 鳳鳴ヒュッテ
10:52 岩木山山頂(休憩35分)
12:25 六合目
13:05 三合目(旧道・新道分岐)
13:30 弥生いこいの広場(休憩2分)
14:54 百沢駐車場・着

H26.10.7登山時
06:35 自宅・発(自家用車)
08:24 嶽駐車場・着
08:30 嶽温泉・発(弘南バス)
08:40 岩木山神社・着
08:52 岩木山神社登山口・出発
10:05 姥石
10:50 焼止り避難小屋
11:35 錫杖清水(休憩1分)
12:01 鳳鳴ヒュッテ
12:18 岩木山山頂(休憩33分)
13:40 八合目(岩木スカイラインP)
15:05 嶽駐車場・着

岩木山神社の鳥居奥に岩木山頂
「姥石」から岩木山頂を眺望
坊主ころがしの道から見下ろす景色
「錫杖清水」で美味冷水を補給
鳳鳴ヒュッテの先に登山者の列
岩木山頂
山頂から津軽平野を眺望
弥生ルート下りの急斜面
弥生ルートの笹薮道
七合目標柱に熊の爪痕?
登山道中央に生えたきのこ
弥生いこいの広場の水場と園児
歩道歩き途中で岩木山とすすき

岩木山周回登山ルート図(ルートラボ版)

岩木山周回登山ルート図(ヤマレコ版)

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