H27年9月3日 薬師岳

9月3日(木) 薬師岳 (縦走2日目)
天気 曇りのち雨

百名山93番目は薬師岳。
深田によれば、昔の有峰の人は日に五たび色が変わる薬師岳の姿を眺め暮らしていた。
その後、電力会社の用地買収で有峰の人は去って廃村になった。
昔は有峰の村から長い道のりを経て薬師に登ったが、廃村で立山からの縦走が主流に。
その後有峰ダムが出来て、現在の様に手軽に薬師岳に登れるようになった。
深田は、廃村後の有峰からの登山と、ダムが出来た後の登山の両方を体験している。
時代の変遷と共に登山の形も変わるが、薬師岳の大きな山容は今も変わらない。

5時前に起床して軽食後、朝5時に出発し薬師岳山頂に向かう。
出発時の天気は霧雨気味の曇りで、雨合羽とスパッツを着用。
昨日は良く見えた薬師岳は全く見えない。山頂に近づくにつれガスと強風が増す。
山頂約20分手前で先に登った若者4人組の下山とすれ違う。
誰もいない山頂の祠で参拝。写真撮影後は強風の山頂を早々に退散。
山頂から下山後に再度軽食をとってからテント撤収。
この時は幸い霧雨が止み、テントの収納はスムーズにできた。
午前9時過ぎに雲ノ平に向けて出発。
薬師沢小屋までは曇ってはいたが、まずまずの天気。
薬師沢から黒部川に繋がる地点を渡った後は雲ノ平まで凄い直登。
梯子や鎖場も有り、これまで登った坂の中でベスト3に入る急登が1時間以上続く。
急登が終わると木道が現れる。いよいよ雲ノ平に入るが、天気は悪化して強風霧雨。
雲ノ平小屋到着時は全身ビショ濡れ。テント場利用手続き後にテント場に移動。
キャンプ場は広いが岩場が多くテントの張りやすい場所は限られる。
霧雨から徐々に雨は強まり、地面に雨水が溜まっている場所も多い。
雨水がちょっと心配だが寝心地を優先しなるべく平坦な場所を選びテント設営。
テント設営時は寒さで手がかじかみ、テント部材の結合に手間取る。
寒さのため早めに夕食し早めに就寝。本格的な雨天時の野営は初体験。
夜中に風雨が強まり、徐々にテント内部に水が染みこんでくるのを感じた。

【登山出発後、薬師平を経由】
薬師平

【霧に包まれた薬師岳山荘】
霧に包まれた薬師岳山荘

【霧に包まれた薬師岳山頂】
薬師岳山頂も霧

【雷鳥には霧が似合う】
雷鳥には霧が似合う

【テント場に戻る】
テント場では先発若者組がテント撤収終了
先発の若者組は既にテント撤収完了

【テント撤収後、太郎平経由雲ノ平へ】
テント撤収後、太郎平を経由し雲の平へ

【薬師沢沿いの木道橋を進む】
薬師沢沿いの木道橋を進む

【薬師沢小屋の直ぐ先の吊り橋を渡る】
薬師沢小屋の直ぐ先の吊り橋を渡る

【吊り橋の後は、雲ノ平への直登】
吊り橋の後は、雲の平への直登

【雲ノ平のアラスカ庭園は霧雨】
雲ノ平のアラスカ庭園

【標高2500mに広がる大湿原】
日本最後の秘境・標高2500mに広がる大湿原
日本最後の秘境と言われる雲ノ平

【雲ノ平山荘】
雲ノ平山荘
山荘内は暖かく、うらやましい。

【悩んだ末に設営したテント場所】
悩んだ末に設営したテント場所
寝心地を優先し石の少ない場所を選ぶ

05時00分 薬師岳に向けて出発
07時00分 薬師岳山頂に着
08時50分 テント場に戻る(テント撤収)
10時00分 薬師峠キャンプ場を出発
12時40分 薬師沢小屋
14時10分 急登終了~湿原木道
15時15分 雲ノ平山荘(キャンプ利用手続き)
15時40分 雲ノ平キャンプ場に着
登山時間 9:10 登山距離 20km 高低差 1200m

薬師岳登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。

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