5月24日(火) 16日目 38番金剛福寺

天気 晴れのち薄曇り

今日は最初から足が重く感じられ、足を引きずるようにして歩く足摺岬の金剛福寺への道となった。
昨日多めの距離を歩き頑張り過ぎたか、朝食量が少なくエネルギー不足だったか、飲用不可のトイレ内の手洗い水を飲んでしまったためか原因は分からない。

今日は約5人の逆打ち遍路さんとすれ違い、私以上に足が重そうに歩いていた2人の順打ち遍路さんを追い抜いた。
岡田さんとは出会わなかった。

5日ほど前から足の甲に痛みを感じ、原因をアレコレ考えながら歩いていた。
年々歳をとり骨が弱ると疲労骨折などもあり得ると思ったが、今回はどうもそうではないようだ。
2年前からの日本百名山や昨年のみちのく潮風トレイルに挑戦した時、足の爪先を傷め内出血させていた。
足の爪先が靴の内側にあたることを長時間繰り返すことで生じたものと原因を推測して、靴内部の足先の動きを最小にする為に靴紐をキツく結び足首の動きを抑える方法などをとるようにした。その後日本百名山の後半の旅行では成果があったと感じていた。

しかし今回足の甲に痛みを感じ、もしかしたら靴紐の締め付けが原因ではないかと疑い靴紐を少し緩めにしてみたら、足の甲の痛みが和らいできたように感じられる。一方で久しぶりに足の爪先に多少痛みを感じ出した。
まだ断定は出来ないが、靴紐の締め付け方ひとつで足先に痛みを感じたり足の甲に痛みを感じたりすることがあり得るのかもしれない。
現在は足首部分の靴紐はキツく、足の甲部分の靴紐はユルめに結ぶことを試している。

今日の宿泊は当初金剛福寺の宿坊を予定していたが、2日前に電話予約をすると宿泊できないと言われた。
5人以上の団体宿泊がある日以外は個人の宿泊者は断わっているらしく、23日か25日は団体が入っているので宿泊できるが24日は団体予約がないため個人の宿泊は受け入れないとの事。
今は宿坊も経営が厳しいようで、旅行計画を立てる際に少し調べたら20年位で半数以上の寺が宿坊営業を廃止しており、今も年々宿坊が廃止されている。
急遽ネットで探し当てたホテルの今日の宿泊者は私1人だけ。相当年季の入った施設だったが料理は新鮮な海の幸満載で食べきれない量の料理だった。


足摺岬への道からの眺望1


足摺岬への道からの眺望2


海岸沿いに続く遍路道を進む


足摺岬への道からの眺望3


途中にあった遍路小屋兼善根宿。
職業遍路者を除く歩き遍路者は無料宿泊できる


足を引きずり達した足摺岬


足摺岬にあるジョン万次郎像。高知ではNHK大河ドラマ化を目指し頑張っているらしい


長い道のり後にやっと38番金剛福寺

05時50分 市野瀬休憩所を出発
13時40分 38番金剛福寺に到着
14時40分 ホテル椿荘に到着

歩行時間 7時間20分
歩行距離 32キロ

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