四国遍路旅 5日目 R4.5.19 (徳島21~23)

四国遍路旅 5日目

令和4年5月19日(木) 大井小跡~薬王寺
天気 晴のち薄曇り 気温 13~26℃

1.旅の時間経過・距離

04時20分 起床
05時55分 大井小学校跡・発
07時15分 21番 太龍寺 (30分)
10時40分 22番 平等寺 (昼食休35分)
16時00分 23番 薬王寺 (20分)
16時25分 道の駅・日和佐・着
歩行距離 36km
歩行時間 9時間00分(休90分除く)
[上り標高計1390m/下り標高計1430m]

2.遍路道の概要

大井小学校跡から太龍寺まで標高差480m。
舗装道1km、林道1km、山登り2kmで総距離4km。
太龍寺から「いわや道」を450m下ると阿瀬比町内。
県道28と国道195を通過した後再度山道へ入る。
ここで100mほど登り下りして平等寺に着く。
平等寺から薬王寺への遍路道は2通りある。
1つは今回通った国道55号を進む道。
もう1つは海沿いの県道25号を進む道。
2ルートは阿南小野簡易郵便局で分岐する。
国道の方が県道より2kmほど距離が短い。
但し国道ルートは良好な休憩所がほぼ無い。
山中の変化の乏しい10kmの忍耐歩行が必要。

3.出会い

太龍寺への登り道で昨日の男性と再会。
男性は昨日私と同じ大井小に野宿したとの事。
ただ離れた場所だったため私は気付かなかった。
登り坂道で少し話をした。
男性は登山歴が40年以上。
ザック重量は水食料を除き11kg。
ソーラーパネルは発電効率が悪い等々。
登山歴から逆算すると私と同年代と感じた。

平等寺では小学生20人ほどの団体と遭遇。
私のザックや水筒に興味を示す子供もいた。
付き添いの先生に私の道具の質問をする。
しかし先生は全く反応しない。
子供の疑問に一々対応してられないのだろう。

野宿地の道の駅日和佐では男性2人と出会う。
1人は72歳の男性で20年以上遍路野宿継続中。
彼・ヒロユキ氏は遍路生活をブログで不定期発信中。

毎日巡礼ヒロユキです。 ブログでは本名を公表していません、昔は橘安純のペンネームで野宿生活をテーマに詩を書いていました。
更に調べてみたら作家の取材も受けていた。
帰るところもなくなった生活を賭けて、托鉢と接待、野宿だけで何年も何周も遍路を巡礼する「草遍路」たち。“普通”ではない生き方を続ける彼らはいったいどのような人生を送ってきたのだろう。ここでは、ノンフィク…
記事に書かれた生い立ち。
少年時代に登校拒否になり精神病院に入れられた。
それから波瀾万丈の人生の末48歳でホームレス。
22年前(50歳頃)に初めて四国遍路に出た。
ここからは本人から聞いた話。
今は読経して托鉢で貰うお布施で生活している。
生活道具一式を台車に積んで引いて歩く。
冬の生活道具もあるため台車の荷物が多い。
今は歳をとったため無理しないで歩く。
ずっと順打ちで四国遍路を続けている。
死に際は逆打ちでお大師さんに看取られたい。
この日も米を炊いて夕食を摂っていた。
とても穏やかな顔付きだが覚悟を感じた。

もう1人は30歳ぐらいの男性。
ザック重量は水食料を除き20kgほどある。
荷物が重くて1日30km歩ければ良い方。
登り坂は特に辛く追い越されてばかり。
初お遍路で野宿も今回初めてらしい。
この先室戸までの途中野宿地が心配との事。
私は無責任だが「何とかなるよ」と返事した。

4.補足や感想

野宿した大井小学校跡は今回で3回目。
過去2回はとても静かに野宿できた。
しかし今回は夜に車の走行音がした。
それも遠い車道では無く直ぐ近くで聞こえた。
朝起きて確認すると校庭に微かにタイヤ痕。
校庭を通り奥に道が続く様に思われる。
また夜中猿か猫か分からない獣の鳴き声。
野宿ではその時々で様々な経験をする。

大井小を出発する6時前は少し涼しい。
太龍寺到着は7時少し過ぎで閑静な境内。
山頂近くにある寺なのに境内はとても広々。
多くの山寺は険しい山腹に有りここは珍しい。

太龍寺からの下りはロープウェイ脇を通る。
ロープウェイの営業開始は8時から。
ところが7時45分にロープウェイが稼働中。
ゴンドラは乗降口の手前で停止した。
試運転か何かのため無人稼働かもしれない。

平等寺から薬王寺は最初の遍路で海沿いを歩いた。
2度目の逆打ちの際は国道55号の山側を歩いた。
そして3回目の今回は国道55号で歩いた。
今回歩いて国道側は結構辛いルートと感じた。
山の中を通るルートで林間景色がずっと続く。
約10kmの区間にほとんど人家は出現しない。
トイレも自動販売機もない。
逆打ちで歩くと既に同様の道を幾度か経験する。
順打ちだとここでくじける人も出そうに感じる。
遍路道は様々な経験を積み重ね成長する旅だと思う。

5.写真記録

大井小から下りた所にも休憩所

お遍路さんに優しい集落に感謝

那賀川に架かる水井橋を渡る

林道を経て登り坂道を進む

21番・太龍寺の本堂に到着

山頂付近の山寺だが平坦で広々とした境内

ロープウェイ乗り場

太龍寺には車道も駐車場も無い

ゴンドラが乗降口の手前で停車中

山の中の遍路道は所々で崩落地を応急補修

こんな青紫色のミミズは初見!

西日本に生息する日本産シーボルトミミズ?

平等寺の手前で標高差100mの大根峠越え

暑い日の水場のお接待に感謝!感謝!

22番・平等寺山門に到着

平等寺本堂から山門と町並みを見下ろす

遍路道の途中で猿集団に遭遇

猿達は慌てて山の中に退散

月夜御水大師(薬指の想い出)を通過

前回逆打ち遍路で転び薬指を突き指した

国道(山ルート)と県道(海ルート)の最終分岐地点

道沿いの温度表示は25℃、暑い

お遍路には優しくも厳しくもある道

ササユリ? と思われる

ヒメサユリに似ている

途中で現れた水場には大感激!

ドライブイン海賊舟 (営業してる?)

22番・薬王寺に到着

女厄坂~作法に従い登りながら厄払い?

この後には男厄坂もある

薬王寺本堂から町並みを見下ろす

道の駅日和佐でテント野宿

手前に私のテント、奥にヒロユキ氏の荷物台車

6.ルート図

四国遍路旅 5日目ルート図(Google Map)

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