東日本徒歩旅20日目(H30年4月29日)

天気 晴れ

今日のコースはみちのく潮風トレイルの北の始点(終点)コース。
前回は「蕪島→種差→階上岳→種市→北侍浜」を2.5日かけて歩いた。
今回は「北侍浜→種市→種差→蕪島」で階上岳を除いて1日で歩く。

今日も朝から快晴。
昨日の朝は少し寒かったが今日の朝は気持ち良い。
日中にかけて暑くなりそう。(後で確認したら最高気温27℃)
昨日夕暮れにキャンプ場に着いた時は誰もいなかった。
今日の朝5時半に出発する時には少し離れた所にソロテントが1張。
昨日は人の気配無しと思ったがもしかすると夜に到着した人か?
テント内で熟睡中なのかまったく音は聞こえてこなかった。

3年前のトレイル旅行時は国道を通って北侍浜に到着。
今回はできるだけ海岸沿いの遊歩道を歩いてみた。
とても気持ち良く歩ける遊歩道で侍石の景勝地にも寄り道できた。
遊歩道を45分ほど歩くと車道に出る。
その後は再度海沿いに「増水時の川渡渉は自己責任」のトレイル道がある。
私は車道を進み国道45号に出て暫くは3年前のコースを逆に辿る。

国道から陸中八木駅に向かう町道に入ると夫婦旅人が地元の人とお話し中。
夫婦旅人は岩手県の人で「みちのく潮風トレイル」旅の途中とのこと。
2人とも大きなリュックを背負っておりテント泊計画かもしれない。
地元のおばあさんも気さくな人で1~2分会話して激励された。

洋野町のスーパーで食料調達し自動車通行量の少ない海沿いの道を進む。
そこにはサーファーがいて風力発電が回り休日の長閑な時間が感じられる。
岩手と青森の県境の洋野町の大規模太陽光発電地帯を過ぎると青森県に入る。
県境の青森県小舟渡には芝生地に階上灯台が有る。
小型の灯台だが周囲が開放的な場所にあるため存在感がありかつ清々しい。

国道から洋野町の町道の海沿い道を歩き青森入り後は一層海に近い道歩き。
海抜2~3mの低い海沿い道もあるが海抜7m前後の少し高い道が多い。
そのためかどうか分からないが東北南部まで多かった高い防潮堤が無い。
防潮堤が無ければ太平洋の広い海を見渡すことができる。
快晴の天気と相まってとても気持ちの良い道歩きを楽しむ。
途中で2人ほどみちのく潮風トレイル旅人らしき一人旅人とすれ違う。

階上灯台から続く青森県の「みちのく潮風トレイル」コースは今旅最高の道。
手前みそで恐縮だが青森県の「みちのく潮風トレイル」コースの特徴3点。
1 適度に変化に富みかつ適度に歩き易い。
【適度に変化】大半が海を眺める道で砂浜、漁港、岩場、樹林帯、住宅地が適度に散在。
【適度に歩き易い】平坦な道が多い中に標高差10m前後のアップダウンが適度にある。
2 見所が多いためひたすら長距離移動をするという苦労感が余り無い。
(種差を中心に見所が各所に有り、他区間に見られる辛く長いロード歩き感が無い)
3 海沿いの遊歩道と一般道の混合コースだが車のストレス度合が低い。
(コース中唯一、大久喜~種差間の道幅が狭く車に要注意)

青森県に入り小舟渡~金浜~大久喜~種差と約8割は海を見ながら2時間半歩く。
途中高岩展望台付近にみちのく潮風トレイル利用者カウンタがあり私が今月30人目。
種差の天然芝生ではGW中日の夕方を家族で楽しむ人達が100人弱ぐらい。
キャンプサイトには家族用を中心に5張ほどテントも張られていた。
国名勝で国立公園の種差海岸は天然芝生から蕪島の区間を9割以上遊歩道で繋ぐ。
天然芝生~淀の松原~白岩~白浜海水浴場~大須賀海岸~葦毛崎~蕪島。約2時間。
白浜海水浴場から大須賀海岸の砂浜歩き区間約2km、約30分は最もキツカッタ。
(ちなみに砂浜歩きを避けたい時はすぐそばを舗装道路が通っている)

この日の終点蕪島には18時過ぎに到着。
ちょうど夕陽が海に沈む時刻。暫し写真撮影。
その後寝床場所を探す。当初は昔のテント場を候補にしたが公園整備工事中。
漁港側に草むらがあり車の来る心配がない蕪島を眺める場所にテント設営。
10mほど離れた場所に駐車場とトイレがある。
GW中日で割と遅くまで人や車の出入りがあったがそこそこ安眠できた。

北侍浜の朝日

侍石(北侍浜)

みちのく潮風トレイルを行く旅人

サーファー達

風力発電のある防潮堤

県境(岩手県側)の太陽光発電

県境(青森県側)の階上灯台

小舟渡海岸の児童壁画

高岩展望台からの眺め

種差海岸の天然芝生

種差海岸・白岩

白浜・大須賀海岸の砂浜

葦毛崎から大須賀・白浜海岸を振り返る

夕陽に照らされた葦毛崎から蕪島の海岸線

蕪島と夕陽とウミネコ

05:30 北侍浜・発
10:50 ユニバース種市店(70分昼食休憩)
13:20 階上灯台(岩手・青森県境)
15:50 種差海岸
18:05 蕪島・着

歩行時間 11時間00分
歩行距離 47km

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