東日本徒歩旅２１日目（Ｈ30年4月30日）

天気　晴

昨日で「みちのく潮風トレイル」区間が終了。
太平洋沿岸を歩く道も今日の朝で終了。
あとは青森市内の自宅に戻るために最短コースを選ぶ。
八戸から六戸町、十和田市を経由し八甲田山麓の道を通り明日帰宅予定。

朝５時過ぎ蕪島を出発後20分ほど歩くと急遽トイレの場所探し。
館鼻岸壁そばのコンビニで用を足した後買物をする。
館鼻岸壁は日本最大級の朝市が毎週開催されることで有名。
昨日の日曜日が定期開催日だった（３月～１２月の毎週日曜、早朝～９時）。
１日前に蕪島に到着していたら是非寄りたかったが１日遅れで今回は残念。

残念な気持ちを緩和するため陸奥湊駅周辺を歩き朝市の雰囲気を少し味わう。
その後は正規ルートに戻り六戸方面に向かうため県内一長い八戸大橋を渡る。
この時にミスに気付く。コンビニで一時停止した歩行記録の再開を忘れていた。
約４０分、約３kmほどの歩行記録をし忘れた。

道路の気温表示計は６時頃に17℃、８時頃には23℃。気温上昇が早い。
GoogleMAPで選択した最短コースは八戸の臨海工業地帯から国道45号へ進む。
長く続く臨海工業地帯を歩いていた時はルート選択を誤ったと思った。
車の排気ガスや工場排煙の多い工業地帯でなく山間へ抜けるルートにすべきと思った。
１時間ほど工業地帯を歩いた後田園地帯になり奥入瀬川の下流沿いに着く。
奥入瀬川沿いの遊歩道の様な道を４０分ほど歩いた後ルート選択は正しいと思い直す。
車の通行量は非常に少なく更に短い雑草で適度にクッションがある道を歩ける。
徐々に気温上昇する中で奥入瀬川を流れる風が心地よく街路樹が暑さを和らげる。
前方には雄大な南八甲田と北八甲田の雄姿が望める。

しかし心地よい道も長くは続かず六戸の中心街に近づくと日射と強風。
六戸の中心街手前で約2.4km約35分直線農道の短縮路を歩いた時は熱射と砂埃でバテる。
昼12時に六戸中心街到着。日差しと風を避けてスーパー内で昼食休憩。
それから２時間弱で十和田市に入るとすぐ「ぼんと正月」という食堂がある。
税込み950円で90分ランチバイキング食べ放題の農家レストラン。過去３回入店。
ランチタイムの時間は15時まで。14時20分に店に入り尋ねるとギリギリセーフ。
（今コーナーに出ている分のみという条件付。その代わり特別に１品を頂いた。）
昼食してから２時間後に超短時間での夕食を済ませて15時に店を出る。

その後十和田市の中心部に向かうと「新渡戸記念館」前を通る。
新渡戸記念館には「太素塚」があり新渡戸傳（新渡戸稲造の祖父）の墓がある。
新渡戸記念館には新渡戸稲造の資料や傳と三本木(十和田の前身)開拓資料等が展示。
しかし記念館は老朽閉館問題で、現在十和田市と新渡戸家・市民団体が係争中。

十和田官庁街を通ると既に殆ど葉桜になった中で名残りの桜が少しだけ咲いている。
官庁街通りは「日本の道百選」に選定され桜並木としても有名だが今回は時期遅れ。
官庁街通りには「十和田市現代美術館」があり屋外に自由に遊べる作品展示もある。
過去３回ほど入館したが面白い現代アート作品が多く常設展500円で気軽に入れる。
開館６年目で入館者数１００万人、１０年目で１５０万人突破は大成功だと思う。

夕方４時にスーパードラッグで明日の分の食料を調達。
夕方５時前に「ポニー温泉」という日帰り入浴できる温泉旅館前を通る。
当初計画はここで入浴後に終点の野宿地に向かうつもりだった。
しかし夕方でも２０℃前後の気温。風呂に入ってから野宿地まで１時間以上歩く。
風呂に入った後また発汗するのは不快。更に入浴後の野宿地到着は７時頃で暗くなる。
結局入浴は諦めて真直ぐ野宿地に向かい夕方６時前に野宿地の東屋に到着。

蕪島とテント

蕪島の神社は２年半前火事があり現在再建工事中