青森県一周徒歩旅(15日目)~尻屋崎

H30年7月22日(日)
天気 曇り時々晴れ、夕暮れ一時雨
気温 最高30℃超、日中暑く夜涼しい

強風で睡眠不足。朝3時前には仰向け体操。
その後ライトを灯して朝食。
テント内荷物を整理後、強風の中でテント収納作業。
テントポールが微妙に曲がったのは強風の影響か?
4時40分に馬門川観光公園を出発。

出発後に東屋の地点より風が弱い様に感じる。
公園の東屋を見ると傾斜地の片隅に立地している。
傾斜地を下る風の影響が大きかった可能性もあるかな?
昨夜だけか? 地形的によく発生するのか? 分からない。
東屋の立地場所としては余り良い場所でない事だけは確か。

20分程歩くと昨日のゴール予定のコンビニ前を通過する。
野宿の適地があるか周囲を見渡してみたが分からない。
強風の事は別として昨日馬門川観光公園に野宿したのは正解かな?

六ケ所村と東通村の村境界にある景勝地「物見崎」に立ち寄る。
灯台が有り太平洋の景色が眺められる。
下北半島先端方面を樹木の間から見る。尻屋崎は見えない。
物見崎を過ぎ東通村に入り約1時間歩くとファミマ東通店に着く。
今日の最終の食料調達場所でこの先にはコンビニ等は無し。
今日から明日の食料を調達し水を補給しトイレを済ませる。
3日前に続いて今日も難渋。この日2度目のトイレで不便解消。

トイレで不便から解放された後は歩きに専念する。
途中で東北電力と東京電力が共同運営する原発PR施設に立ち寄る。
日曜日の10時過ぎに寄ったが親子4人が1組だけいた。
福島原発事故後もこの施設を含め原発関連に多額の経費が使われている。
その経費は全て電力会社(つまり電力を消費する私達)が負担。

東北電力と東京電力の敷地に沿って国道338号を進む。
この区間は道幅が広い道路で歩道の幅も異常に広い。
しかし通行する車の台数は非常に少ない。
将来新たな施設が建設されたり道路の拡幅計画でもあるのか?
長い林間の道を北に向かって歩く。背後から太陽熱を受ける。
少しでも日陰を求めて右に寄ったり左に寄ったりする。
また身体の負担軽減のため随時日陰で小休止をとる。

15時半過ぎにようやく津軽海峡に面した県道6号に出る。
県道6号を東進して尻屋崎まで2時間強の道程。
途中の岩屋地区にゆとりの駐車帯があり水を調達する。
水の調達に不安があったためここで調達できて助かった。

途中で10分ほど工場地帯の中を通る道を進む。
日本の北端の寂しい場所に工場地帯が続くのが不思議。
工場地帯を過ぎると北端の寂しさが漂う景色に変わる。
17時半に尻屋崎ビジターハウスに到着。
ビジターハウスも野宿候補の一つだが扉閉鎖中のため不可。
ビジターハウス前の尻屋崎に向かう道路は開門時間外で閉鎖。
ただし歩行者は脇を抜けて通行できる。
野宿場所を求めて尻屋崎を目指す。

18時に尻屋崎に着。寒立馬の群れがいた!
草を食むのに夢中の寒立馬を灯台をバックに撮影。
寒立馬は草食みしながら私を見る。
ジッと見つめ続ける寒立馬もいる。
暫く撮影していると寒立馬は移動を始める。
道路を渡り別の場所でまた草食みを始める。
1時間ほどの間に3箇所ほど移動した後に水場に移動。
水場では水を飲んだりジャレ合ったり?していた。
水場には1分ほど居てその後は遠く離れた方向に向かった。

7時前からポツリと来て雨模様になる。
屋根付きトイレの外通路にテントを張る。
勿論誰一人もいない。雨を避ける場所が有り運が良かった。
テントで寝ていた真夜中に寒立馬が近づく音がした。
少し興奮している様な鳴き声が聞こえる。
私の様な部外者がいる事に神経過敏になっているのか?
写真撮影している時は特別興奮した様子はなかったが?
寒立馬が近くにいる気配を5分ほど感じた後は静かになった。

馬門川観光公園の朝

左手に東屋、その右手が傾斜地

昨日当初食料調達予定のファミマ泊店前を通過

当初は野宿地もこの近辺を予定

朝の太平洋沿岸の眺め

物見崎灯台

六ケ所村と東通村の境界地に設置
六ケ所も東通も合併せず単独村を貫く原発の村
因みに六ケ所村は青森県で1人当り市町村民所得断トツ1位
参考:Web東奥の記事

今日の最終コンビニ(ファミマ東通店)で食料調達

今日2度目のトイレで不便解消

グーグルマップは右折ルートを案内した

右折すると「立入禁止」(原発)ゲート。戻って直進した

原発PR施設トントゥビレッジ

東北電力と東京電力が共同で運営している

国道338号の広い歩道をひたすら歩く

東側には東京電力施設がある。更に先には防衛省施設

やっと津軽海峡に面する県道6号に来る

T字路を右折して尻屋崎に向かう

岩屋地区ゆとりの駐車帯で一休みする

この先に飲料水が無い場合を考慮して水を調達する

県道6号(むつ尻屋崎線岩屋バイパス)橋を歩く

割と新しい橋。右手には風力発電の風車

意外に長い工場地帯を通る尻屋崎への道

尻屋崎へアト3km(尻屋崎入口までの距離?)

右下奥に尻屋崎ビジターハウス

ビジターハウス内野宿も一案だったが扉閉鎖で不可

尻屋崎への道端に咲くニッコウキスゲ

尻屋崎灯台前に集まった寒立馬

初めて見た驚きの大迫力!

草を求めて移動する寒立馬

水浴びをする寒立馬

帰路に就く?寒立馬

寝床は公衆トイレの軒下

強風と小雨模様の天気を回避

04時40分 馬門川観光公園・発
06時25分 物見崎(25分)
07時50分 ファミマ東通店(40分)
09時40分 トントゥビレッジ(35分)
16時00分 岩屋駐車帯(10分)
18時00分 尻屋崎・着

歩行時間 11時間20分
歩行距離 48km
歩行歩数 53000+α歩(充電切れで3時間分歩数欠落)

朝食 鶏五目おにぎり、手巻き納豆、キャベツ、ヨーグルト
昼食 ソイジョイ、きゅうり、ナッツ、Bikleソーダ
夕食 梅おにぎり、デミグラスハンバーグ、さつま揚げ、キャベツ

青森県一周徒歩旅(15日目)ルート

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