先週立て続けに大災害が発生しました。
H30.9.4.前後 台風21号
H30.9.6. 平成30年北海道胆振東部地震
亡くなられた方のご冥福を祈り被災された方々にお見舞い申し上げます。
近年は大災害の発生が増加している。
一時的な傾向なのか今後も続くのかは分からない。
ただ自分が住む場所でも大災害は起こり得るとの覚悟は必要。
できる範囲での備えと心構えだけは忘れないようにしたい。
今回は災害の備えで役立つ可能性のある「旅で使った電子機器」の話。
ただ電子機器の前に公衆電話も災害に関係するので先ずはその話題から。
地震等の大災害時は携帯電話が繋がり難くなる事が多い。
特に旅行等で普段の居住地から離れた場合は連絡手段が限られる。
LINEや災害伝言ダイヤル、そして公衆電話は比較的繋がり易いらしい。
青森一周旅の話の中で公衆電話が繋がり難いことを書いた。
歩いた地域の大半が僻地や過疎地だったことが大きい要因だろう。
実は6年前まで働いた職場でも公衆電話に関する思い出がある。
近年携帯電話の急激な普及で公衆電話の利用は急激に減少している。
NTTは利用率の低い公衆電話からドンドン廃止を進めている。
前の職場でも公衆電話の利用率向上か電話の廃止を求められた。
職場では利用率向上に努めて当面の廃止は免れた。
今回の旅でも過疎地や閑散な観光地の公衆電話は使えないと感じた。
電話ボックスはあるが施錠されていたり電話しても繋がらなかった。
撤去されずに放置された公衆電話が未だ多く残っている可能性がある。
(参考:ネット情報 公衆電話の設置状況等)
そんな状況で公衆電話が通じた場所は駅、郵便局、コンビニのそば。
僻地や過疎地でも比較的人が集まる場所の公衆電話は延命している。
万が一旅先等で被災し公衆電話が必要な時は人の集まる場所を探そう。
今回の胆振東部地震は夜間に発生し北海道全域が停電に見舞われた。
夜間発生災害での停電時には照明(ライト)が必需品。
ということで「旅での機器利用」の最初はライトの話題から始めたい。
今年の旅で利用した電子機器について
1 ヘッドライト、ミニライト
今年の旅に持参したライトは次の2製品。
・Vansky 小型軽量充電式ヘッドライト(1000円、70g、最大150ルーメン)
・Helius 超小型強力充電式ミニライト(1280円、11g、20or130ルーメン)
(私は割引利用で安く購入できたが現在のAMAZON価格は少し高い)
以前は登山用と災害用で3~4個の小型ライトを所有していた。
近年の小型化・軽量化・高性能化と低価格化で毎年の様に買い替え。
現在はヘッドライトとハンディライトを合計20個ほど所有。
どれも国内二流品や中国製品だが年々品質向上していると感じる。
今年使った2製品は照度と小型化で十分満足できる使い心地だった。
昨年の旅までは電池式のライトだったが今年は充電式ライトを使った。
電池式だと予備電池持参で荷物量が増えるため充電式は有難い。
また電池式より充電式の方が若干軽量化できる。
万が一の災害時には携帯バッテリーとの組み合わせで電源確保もできる。
長期の徒歩旅用として軽量化を求め続けたが満足域に達した感がある。
敢えて難点を言えばヘッドライトはスイッチ反応が多少悪い事が難点。
ミニライトは点灯時間の短さが難点だがこれは小型化の引換と納得。
中国製品の品質向上はまるで過去の日本の歴史を見ている気がする。
この分野で日本製は価格+性能で太刀打ちするのは困難と感じる。
災害で夜間に停電した場合は十分活躍が期待できる。
2 携帯バッテリー
今年の旅に持参したバッテリーは次の2製品。
・Anker PowerCore10000(2300円、180g、10000mAh)
・RAVPower PR-PV060 (1200円、124g、6700mAh)
(バッテリーも私が購入した価格より現在のAMAZON価格は少し高い)
Ankerは購入後3年目、RAVPowerは購入後2年目。
昨年の徒歩旅時もこのコンビを利用した。
特にAnker製品は非常に安定して使用できている。
以前はcheero製品や他に3種類ほどのバッテリーを使った。
どれもそこそこ満足し不具合もほとんどなかった。
ただ重量vs容量比で旧製品より新製品の性能が上がり買い替えた。
Ankerは2年前に発売された製品だが今も10000mAhクラスで最小最軽量。
ちなみに完全放電したiPhone7の場合は満充電を3回強できる。
今旅では1日8割前後バッテリー消費後に満充電を4回できた。
災害で停電した際はスマホの補助電源として心強いだろう。
以下は災害と直接関係ない電子機器の話で先ずは時計。
3 多機能スポーツウォッチ(時計、方位、気圧、高度、天気予報等)
今回の旅に持参した時計。
・カシオ PRO TREK PRG-300(ヤフオク中古12800円)
昨年まではLADWEATHERやCompusMasterという製品を使っていた。
いずれもネットで8000円前後で購入した製品。
それなりに良かったが致命的弱点は長時間雨天で使うと表示が消失。
時計が完全密閉でないため湿気で内部電池が漏電したのだと推測。
そして今回カシオ製品を使うと雨天時でも全く問題なく使えた。
やはり精密機器類は日本製が優れていると実感した。
ただし多機能時計のほとんどの機能はスマホで代用可能。
スマホの通話圏外エリアでもGPSが作動するため位置確認は99%問題ない。
万が一スマホにトラブルがあった際の保険だと思って使っている。
後はスマホの圏外エリアで天気の急変チェックに多少役立つと思う。
4 スマートウォッチ
今回初めてスマートウォッチを購入し旅で利用した。
・sympa スマートウオッチ(2500円、20g)
旅中には歩数、心拍数、血圧、睡眠品質等を計測した。
現時点での使用感想は未だ実用レベル以下という印象。
予想通りの計測結果もある一方で誤計測と疑われる数値も時々発生。
歩数はある程度信用できるレベルと思われたので記事に掲載した。
ただし細かな数値までは無意味と考え1000歩未満は切り捨てた。
遊び感覚で使う分には面白い機器と感じ現在も常時身に着けている。
5 デジカメ
自転車旅から6年間同機種のデジカメを使い続けている。
・Sony CyberShot DSC-WX200(ヤフオク中古4000円~10000円)
自転車旅の前半はCasioのEXilimを使い後半からSony。それ以来継続。
但しデジカメを雨に濡らし何度もフリーズさせてその度に買い替えた。
今現在SonyのCyberShotのDSC-WX200は5台所有。
うち完全故障品は1台。他の4台はフリーズ後に復活して一応使える。
DSC-WX200の特徴は小型軽量国内No.1級とWifi接続でスマホに転送可能。
旅先で写した写真を直ぐスマホに転送しブログに簡単アップできる。
小型軽量とスマホ連携でDSC-WX200一択と判断し5年間使い続けた。
しかしそろそろ再考しても良い時期かなと思い始めている。
6 スマホとGPSアプリ
旅で移動したルートデータを処理するスマホのアプリについて
・昨年まで(5年間) フィールドアクセスのみ
・今回から(1年目) フィールドアクセスとジオグラフィカ(併用)
22日間を通じて両アプリとも問題なく安定して稼働してくれた。
また2アプリを常時同時稼働したがバッテリー消費は余り影響なかった。
記録したGPSデータについては後日改めて記事にしたいと考えている。