南八甲田登山~体調観察登山2

H30.9.26.南八甲田往復登山(猿倉温泉~櫛ヶ峰~猿倉温泉)

南八甲田は20歳代に1回、40歳代に3回歩いた。
今回が約20年振りで5回目。櫛ヶ峰登山は3回目。
南八甲田領域はヤブ化が進行していたが今年刈払いされた。
但し刈払い区間は猿倉温泉から櫛ヶ峰・御鼻部山分岐点まで。
猿倉岳、駒ヶ峰、黄瀬沼、乗鞍岳等のルートは手つかず。

櫛ヶ峰ルートは青森県内一のロングコース。
途中で1泊できれば良いのだが生憎山小屋もテント場も無い。
昔縦走した時は駒ヶ峰分岐地点の空スペースでテント泊した。
登山道は長い平坦な道が続く。
刈払いさえされていれば長距離はさほど気にならない。
今回は日帰り登山のため早朝に出発し日没前に帰宅する計画。

朝5時前に車で自宅を出発。
猿倉温泉口に5時35分到着。既に2台ほど車が駐車。
5時40分登山出発。気持ち良い朝日を浴び快調に歩行。
前日の天気予報では午前中は晴で午後から曇り出す見通し。
山頂に12時前に到着が目標。

6時15分に巨木調査会のヘルメットの男性と出会う。
南八甲田の登山道や松森山の事など15分ほど立ち話をする。
男性は黄瀬沼方面に向かう予定で私は櫛ヶ峰を目指し先に進む。
更に20分ほどすると単独登山の初老男性と出会う。
男性から道を尋ねられこの道が矢櫃橋に向かう事を伝える。
長く緩い登り道を矢櫃橋、乗鞍分岐、駒ヶ峰分岐の順に通過。
20年前は枝が邪魔した道も今は刈払いされとても歩き易い。
予定より早く9時に御鼻部山・櫛ヶ峰分岐に着。

この先は刈払いされていない。
でもコースの半分は木道湿原の歩き易い道。
残りの半分のうち特にヤブがきつく歩きにくい道は20分ほど。
我慢してヤブ道を歩く。
きついヤブが終了し多少歩き易くなった時腕が寂しい事に気付く。
右腕に付けていたスマートウォッチが無い。ショック!
ヤブ道のどこかで何かの拍子に腕から外れたらしい。
見つかる可能性は低いが帰り道で探してみることにして登山継続。
御鼻部山との分岐地点から約1時間半で櫛ヶ峰山頂着。
途中の休憩を除くと登山口から4時間半。予定より相当早い。

快晴の山頂には誰もいない。見晴らし最高。
登り道の途中で吹いていた風も山頂では微風で心地よい。
これほど気持ち良い山頂は久し振り。昼食も兼ねて思わず長居。
360度の絶景を十分堪能しカメラに収めた後山頂を下る。

下山道では山頂から10分ほどで青年男性とすれ違う。
更に10分後に道を尋ねられた初老男性とすれ違う。
その後紛失したスマートウォッチを探し下るが結局見つからず。
そして更に1時間ほど後、巨木会ヘルメット男性とも出会う。
男性は「東北巨木調査研究会」の会長さんだった。
(後ほど名刺を頂いた。)
朝の時は立ち話だったが今度は歩きながら話をする。
乗鞍(一ノ沢)分岐まで来た所で休憩し乗鞍登山道の話をする。
私が残雪期に一度登った事を話して夏でも登れるか尋ねる。
沢登りとヤブ漕ぎがあるが夏も登れるとの事。

すると今度は会長さんの知人夫婦が下山道を進んで来た。
どこから来たか尋ねると駒ヶ峰に登って来たとの事。
ヤブが相当キツイ事を教えられる。奥さんは虫除け器を装着。
南八甲田は刈払いされた事で登山者が少し増加中かもしれない。

下山道は探し物や歩き話や立ち話もあったが快調に歩行。
休憩を除くと約4時間で山頂から登山口に到着した。
刈払いの効果は絶大で日帰り登山がし易くなったと実感した。

今回の登山では体力面では余り問題は無かった。
天気が良く気温も丁度良く発汗も多くなかった。
ただ水分補給が少し足りなかったのか後半一時的にバテを感じた。
自家感作性皮膚炎については良くも悪くも無いといった印象。
今後年内にもう少し体調観察登山を行いたいと思う。

夜明け前に通過した田代平の朝靄景色

朝日の射す登山道

矢櫃湿原

矢櫃橋

登山道から望む駒ヶ峰(右)と櫛ヶ峰(左)

木道から望む紅葉始まる櫛ヶ峰

※補足:H30.9.28.NHKアップルワイド「シャモリ」で紹介【NHKアップルワイドブログ

櫛ヶ峰山頂手前から望む北八甲田

左から八甲田大岳、小岳、高田大岳

櫛ヶ峰山頂から北八甲田方面

櫛ヶ峰山頂から十和田湖方面

櫛ヶ峰山頂から東方面

左に駒ヶ峰、右に乗鞍岳

櫛ヶ峰下山途中での南東方面景色

中央奥の左が戸来岳、右が十和利山

往復登山後に猿倉温泉到着

05:40 猿倉温泉・発
07:05 矢櫃橋 (途中15分休)
07:50 乗鞍(一ノ沢)分岐
09:00 櫛ヶ峰御鼻部山分岐
10:25 櫛ヶ峰山頂・着 (50分)
11:15 山頂・発
13:55 乗鞍分岐 (15分休)
15:40 猿倉温泉・着

歩行時間 8時間40分
歩行距離 23km

南八甲田往復ルート

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする