今年はコロナ禍に加えて不順な天候が長引いている。
なかなか旅に出るきっかけがつかめない。
そんな状況下で青森は比較的天気が良い。
運動と夏花探しを兼ねて八甲田を再訪した。
7月29日(水)青森市の天気予報は晴。
里から見た八甲田山は良く見えている。
期待して車で出発したが近づくにつれて雲が増加。
前回の岩木山でも似た様な状況で少し心配。
八甲田公共駐車場から8時47分に登山出発。
6月に縦走したコースを今回は逆周りする。
不安的中し高度が増すと共に晴からガスに変わる。
でも雨の心配はないため雨具やスパッツは着用せず。
仙人岱からは一旦高田大岳まで往復する。
小岳に向かうと草の水滴でズボンは直ぐビショ濡れ。
その後もそのまま進んだら登山靴の中まで浸水。
食事休憩した高田大岳山頂で靴を脱ぎ靴下を絞る。
靴下から絞った水の量は50CCほど?
高田大岳からの引き返し道でまた濡れる覚悟をする。
ところが心配したほどは濡れなかった。
時間経過で草の水滴が少なくなったのかも。
小岳分岐から高田大岳までは登山者と全く会わない。
小岳からの引き返しで初めて高齢女性登山者4人と擦れ違う。
小岳分岐から桜沼方面に向かうと多くの花が咲き競う。
八甲田大岳山頂では男性登山者2人と出会う。
男性から出発時や登山時の天気を尋ねられた。
山頂のガスが抜ける可能性を探っている様子。
中腹からガスが増えた事や一時的にガスが薄れた事を伝える。
運が良ければガスが薄れると話していたら本当に一時薄れる。
それでもガスが2割消えた程度で大展望にはほど遠い。
男性2人はもう少し待つ様子で私は先に進む。
井戸岳ではイワブクロの大群生に出会った!
しかし直ぐには花名を思い出せない。
北海道の後方羊蹄山で見た花と似ている?
井戸岳の山名標識にイワブクロと書かれていた。
東北以北の高山帯の岩場や砂地に生息する花。
後方羊蹄山でもここと同様山頂の砂地に群生していた。
赤倉岳から宮様分岐への下りで夫婦の登山者と擦れ違う。
14時半頃で今後の予定が気になるが挨拶だけ交わし先に進む。
宮様分岐から毛無岱の中間では30代風外国人夫婦登山者と擦れ違う。
この区間は道幅が狭いため私が木陰に身を避けて道を譲る。
日本語で「有難うございます」と言い擦れ違った男性の背に赤ちゃん!
コロナで騒々しい時期に赤ちゃんを背負い登山する外国人に心底感服!
でも先の日本人夫婦登山者と同様どこまで行くのか多少心配?
毛無岱に出た所で大岳方面を振り返ると山頂周辺のガス雲は消失。
山の天気はなかなか期待通りにはならないと改めて感じる。
毛無岱では湿原一面に咲くキンコウカに圧倒される。
毛無岱休憩所では2人組の男性登山者からトレランかと尋ねられる。
私は普通登山者だが食事休憩と写真撮影以外は休み無し歩行者。
登山時間経過
08:47 酸ヶ湯公共駐車場
09:36 地獄湯ノ沢
09:53 仙人岱
10:15 小岳(1分休)
11:14 高田大岳(19分食事)
12:31 小岳
12:51 桜沼
13:21 八甲田大岳(7分休)
13:42 大岳鞍部避難小屋
14:02 井戸岳標識
14:08 赤倉岳
14:33 宮様コース分岐
14:58 毛無岱分岐
15:11 毛無岱の階段
15:49 酸ヶ湯温泉
歩行時間 6時間35分
歩行距離 18.5km
写真記録
早朝の赤川沿いから八甲田を眺望
登山出発時は青空も見える
青空とガスが混在
地獄湯ノ沢から薄モヤに突入
水滴を纏うマルバシモツケ
緑と白が鮮やかゴゼンタチバナ
仙人岱のミヤマキンポウゲ
小岳山頂に到着
小岳からの泥濘道に咲くタチギボウシ
倒木が邪魔していた登山道は整備済!
高田大岳東峰(1552m)着
高田大岳最高峰の西峰(1559m)から東峰を振り返る
フデリンドウ?
ハクサンチドリ、キンポウゲ、シシウド等
雪解け遅い桜沼周辺はイワイチョウ等花盛り
八甲田山頂のイワギキョウ
八甲田山頂のウメバチソウ
青空が一瞬覗いた八甲田大岳山頂
井戸岳の登り道で一瞬大岳が現れる
井戸岳山頂はイワブクロの大群
登山道の両脇にイワブクロ
イワブクロ紹介の井戸岳標識下に花群
赤倉ルートから毛無岱の手前でシャクナゲ一房
キンコウカの花畑と大岳・井戸岳
毛無岱一面に咲くキンコウカ
毛無岱の木段から下毛無岱眺望
下山後の酸ヶ湯温泉から青空の大岳
北八甲田大縦走ルート図