8月17日(月)
天気 晴、最高気温 29℃
朝食後5時前からテントの撤収をすると霧雨。
慌ててテントの撤収を急ぐが結局霧雨は止む。
5時25分に黒岩駅公園を出発。
黒岩駅から8kmほど進むと国縫海浜公園駐車場。
こちらが昨日の野宿の第一候補地。
立ち寄ると老朽化のためトイレと水場は閉鎖。
昨夜は黒岩野宿を少し後悔したが結果的に吉。
今日も朝から日差しが強い。
そして歩く道沿いには日陰がない。
8時前に長万部除雪ステーションに立ち寄る。
公衆トイレが有り日陰もあり建物脇で暫し休憩。
玄関脇で靴と靴下を脱ぎ足を冷やしてケアする。
時々ドライバーが立ち寄るが人目は気にしない。
9時半にドラッグストアで食料調達する。
強い日差しに消耗した身体を少し休める。
今日のルートはこの後に店が無い。
徒歩再開後も日陰の少ないロード歩きが続く。
北海道旅は直線道路が多い。
直線道路の周囲は見渡す限り原野が多い。
この日は長万部を通る国道5号。
そしてその後に続く国道37号。
平坦で真っ直ぐな原野の中の道をひたすら歩く。
歩道が有る時は歩道を歩く。
歩道が無い時はなるべく右側の路側帯を歩く。
左側歩行は後ろから来る車が少し怖い。
右側歩行は正面から車が来るので心の準備ができる。
直線道路では猛スピードで追越しする車がある。
右側歩行時に時々追越し車が身体のすぐ横を通り抜ける。
大型トラックが追越す場面は少々心臓に悪い。
国道37号歩行中に自転車の男性から声をかけられた。
「どこまで行くの」と聞かれ「礼文」と答えた。
「礼文ならもうすぐだね」と言われる。
少し戸惑った顔付きをしたら、
「礼文島の方?」と聞かれ「はい」と答える。
男性が「脇道に入った方が面白いよ」とアドバイス。
私は「旅行日数の関係で難しい」と答えた。
男性と別れた後に今日の野宿予定地が礼文地区だと気付く。
買物後に2時間以上直射日光を浴び続ける。
流石に身体が悲鳴を上げ僅かな木陰を見つけ休憩。
靴と靴下を脱ぎ軽食を摂り20分ほど休む。
その後1時間ほど歩くと坂道の下に小川が見えた。
もしかすると小川に降りれないだろうか?
通り過ぎた電力設備地点まで戻ると刈り払い跡がある。
草むらを分け入って少し進むを小川に着いた。
下から上を見上げると車道からは木陰になり見えにくい。
小川の流れは綺麗でゆっくりで浅く水浴びに丁度良い。
裸になって3分ほど身体を洗い水浴びする。
チョー気持ちいい~!
標高200m位の峠を越えた所で自転車旅の若者と会う。
若者が「こんにちは」と挨拶をしたその先で停車。
どうしたのかと思ったら進行方向にトンネル。
私も自転車旅ではトンネルがイヤだった。
峠を越えた後は日陰が増した下り坂道。
一気に身体の負担が軽くなる。
野宿予定地の文学碑公園へと足早に向かう。
手前には下調べで閉鎖中と知ったキャンプ場もある。
16時半に文学碑公園に到着。
何と! ここもコロナ対策で閉鎖となっている!
ここの閉鎖は事前に情報入手できなかった。
豊浦町はキャンプ場等の閉鎖が多い事は心配していた。
トイレ兼水場も閉鎖中。
手持ちの水は残り僅か。
ここから30分ほど先に漁港とトイレがある。
それを期待して前に進む。
歩き始めて10分するとカムイチャシ史跡公園が出現。
(国指定名勝ピリカノカ)
ここは事前の下調べで全く検討しなかった。
駐車場と公衆トイレがある。
文学碑公園のトイレは閉鎖中だがこちらは開場!
本当に助かった!
トイレで飲み水を大量に補給する。
次の課題は寝床場所。
眼前に標高差30mほど続く木段が見える。
重いリュックを背負い息を切らし木段を登る。
木段を上り切ると史跡公園が現れた。
標高約40mの公園。高度感があり絶景。
人影は無く静か。ここを野宿地にした。
早朝の国道5号
国縫海浜公園トイレは老朽閉鎖
長万部除雪ステーション玄関脇で休憩
靴下を脱ぐと足にマメがあった
ツルハドラッグで買い物兼休憩
国道37号を行く自衛隊の車列
直線国道と並行する室蘭本線を進む列車
暑さと疲労でこの後に木陰で休憩
小川で水浴び~超気持ちイイ~!
下に閉鎖中のキャンプ場を眺める
車が数台見えるのは?
交差点を礼文方面に進む
海沿いの室蘭本線を行く貨物列車
閉鎖中の文学碑公園
文学碑公園の石碑
カムイチャシ史跡公園が遠くに現れる
カムイチャシ公園への急な登り段
カムイチャシ公園の外奥にテント
カムイチャシから海岸線の絶景展望
北海道縦走旅3日目の経過
05:25 黒岩駅公園・発
07:05 国縫海浜公園・P(5分)
07:55 長万部除雪ステーション(休25分)
09:35 ツルハドラッグ(買物30分)
12:20 山中の木陰(休20分)
13:50 小川で水浴(休35分)
16:35 文学碑公園・着
17:00 カムイチャシ公園・着
歩行時間 9:30
歩行距離 50km
北海道縦走旅3日目の徒歩ルート