北海道縦走旅4日目(豊浦~真狩)

8月18日(火)
天気 晴、最高気温 30℃

早朝に朝食を済ませテント撤収作業を始める。
5時半頃に初老男性が公園に上がってきた。
朝の挨拶を交わしここに泊まったのか?と聞かれる。
泊まったと伝えると少し驚き景色を眺め立ち去る。
テント設置場所の脇から林道の様な道が下に通じる。
その道を下って駐車場まで降りていった。
昨日から函館ナンバー軽自動車が駐車中だった。
どうやら同じ野外泊の旅行者同士。
コロナ禍での人混みを避ける旅か?微かに親近感。

連日暑い日が続いており今日も暑い。
今日は最初と最後に小さい町があるが他は山中道。
途中に水場が無い事も想定し水を十分補充する。

午前中の山の中で2つの小集落を通過する。
最初は美和地区。
美和小学校(廃校)向いの廃屋軒下で日除け休憩。
老婦人が廃校の校庭で何かの作業をしている。
美和地区から4km進むと山梨地区。
こちらにも山梨小学校(廃校)がある。
山梨の方には新しそうな民家が道沿いに並ぶ。

11時過ぎに山中の道が舗装道から砂利道に変わる。
その手前で道路維持作業車が私の横に停車。
「大丈夫? どこまで歩くの?」
「歩く旅をしている。大丈夫です」
「この先は砂利道だから気をつけて」
優しい気配りに少し元気をもらう。
余り大丈夫ではない私はこの後木陰で軽食休憩。

13時後半に真狩村の中心街に入る。
コンビニで食料を調達する。
今日は久々に宿に泊まる。
今回の旅では宿への泊まりは6~7泊。
今日の宿以外は全て1泊2食付。
旅の食事はスーパーやコンビニの飯が多い。
栄養バランスの良い宿の食事はとても大切。
できれば1泊2食の宿に泊まりたい。
だが今日と明日の区間には適当な宿が無い。
今日の宿は朝食はあるが明朝早立ちのため断った。

15時過ぎに予約した民宿グスベリ(Goose Berry)到着。
呼び鈴を鳴らし玄関を開けると犬がお出迎え。
何と! 4匹もの室内犬!
宿予約時に犬が居る事は聞いていたが流石に驚く。
子供の頃は犬が大好きだったが最近は苦手。
旅の早朝等に私を見た犬が長時間吠え続ける。
周囲に迷惑をかけている様で非常に都合が悪い。
それが続いて最近は犬を嫌いになってきた。
ところが4匹の犬は私に纏わり付く。
主人の話では最近客が少ないため興奮気味との事。

主人と少し話しをする。
ここの民宿は外国人客の多い民宿。
登山とスキーと釣り客が大半らしい。
コロナの影響で4月から外人客はほとんど無し。
棚には70年代前後の洋楽や手塚治虫の漫画が並ぶ。
私の好みと一致。人柄も穏やかで親近感が湧く。
この日は私1人の宿泊。
困難を乗り越えて何とか営業が続く事を祈る。

民宿の2階で夕食を食べながら明日の準備をする。
明日は後方羊蹄山に登る。
1週間後に大雪山系を縦走する予行演習。
今まで好天が続いたが明日は曇り予報。
何という巡り合わせ……

早朝のカムイチャシ公園から下界展望

昨日から車1台駐車中

徒歩開始後にカムイチャシ公園を振り返る

太陽の熱い日差しを浴びて歩く

斜度10度の坂道でも日陰なら良し

強烈な日差しの中のツユ草~ツユも蒸発?

美和小学校(廃校)

途中で出会った噴水井戸

冷たく美味しい水を頂いた

壮滝別川の涼しさを感じて歩く

山梨小学校(廃校)

山梨地区の民家の列

結構長いオロウエン橋を渡る

真狩村への道標と後方羊蹄山

セブンイレブンで食料調達、眼前に後方羊蹄山

明日登る後方羊蹄山の貫禄

今日はハッキリ見えるが…

民宿グスベリGoose Berryが見えてきた

民宿グスベリGoose Berry・到着

2階の左窓の部屋に宿泊

北海道縦走旅4日目の経過
06:00 カムイチャシ公園・発
09:10 美和地区の廃屋軒下(休17分)
10:20 山梨小学校(廃校)
11:40 真狩村神里の空地木陰(休25分)
13:45 セブンイレブン真狩店(買物40分)
15:05 民宿グスベリGoose Berry・着

歩行時間 7:30
歩行距離 38km

北海道縦走旅4日目の徒歩ルート

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