5月15日(日) 7日目 23番薬王寺

天気 曇り、夕方から雨

今日は23番薬王寺を打ち、その後24番最御崎寺に向かう長~いロードに突入する。

薬王寺は海沿いの入り江から少し高台にあるため見晴らしが良い。
司馬遼太郎の名著「空海の風景」の中でも紹介(未読)されている。

薬王寺から最御崎寺までは80km弱。
明日には着きたいので今日の頑張りが明日の苦労度に繋がる。
まずまず順調に進んでいたが、内妻大橋を過ぎた所でトンネル脇を通る遍路道が
現れた。
その遍路道を進むと結構な登り坂が続く。その後坂を下ると海岸沿いの砂浜に出る。この砂浜も岩や木が邪魔して歩きにくい。
30分位かかってトンネル出口からの道と合流した。トンネルを通れば多分5分ほどで通過できたと思う。
昔の遍路道の苦労と現代の技術の恩恵をしみじみ実感し、次からは先を急ぐためトンネルを使わせてもらおうと思う。

夕方から雨模様になり、当初は徳島から高知に入って白浜海岸のキャンプ地まで行く予定だったが、約3km手前の駅の駅宍喰で一夜を明かすことにした。
天気予報では夜半以降雨が続くため、産直販売所のおばさんに了解をもらって販売所裏手の軒下にテントを張らせてもらった。とても助かった。

今日はお遍路さんとの出会いは少なく、男性の一人旅お遍路さん2人と話した。

88番大窪寺から逆打ち中の男性との話。
間違いだらけの人生を振り返る旅。
去年の秋に初めて遍路に出た時は道間違えをよくしたが、半年後の今回の逆打ちでは去年の記憶がありスムーズにここまで来た。
ただ去年の順打ちの方が話し相手が多く
逆打ちは話し相手が少なく寂しい。

順打ち中の男性との話。
鯖大師(鯖瀬駅)の民宿から浅川駅まで歩いてきた。
今日予定した鯖瀬に早く到着したので明日歩く予定分の一部を今日のうちに済ませて、明日は電車でその分を進んでから始める。
偶々私が前を歩いていたので後を追って歩いて来た。


奇勝えびす洞 (岩の真ん中に洞)


薬王寺


薬王寺から市街地を眺望


日和佐トンネル690m。長い


水のある休憩所で一服


自転車旅行する外人を発見。荷物の量!


内妻大橋後トンネル脇遍路道を進む


海岸沿いの遍路道


道の駅宍喰温泉


産直販売所裏手にテントを張る

06時30分 恵比寿浜キャンプ村を出発
07時30分 23番薬王寺に着
17時10分 道の駅宍喰温泉に着

歩行時間 9時間20分
歩行距離 43km

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