四国遍路旅 10日目 R4.5.24 (高知 30～34)

四国遍路旅 10日目

令和４年５月２４日(火) 一宮墓地公園～おみろく様
天気晴　気温 17～28℃

1.旅の時間経過･距離

03時45分起床
06時00分一宮墓地公園･発
06時25分 30番･善楽寺　 (45分)
08時53分 31番･竹林寺　 (15分)
10時37分 32番･禅師峰寺 (15分)
12時04分種崎千松公園　(食事休28分)
13時00分桂浜､龍馬像　 (見学7分)
13時55分 33番･雪蹊寺　 (25分)
15時45分 34番･種間寺　 (35分)
17時28分おみろく様　　(荷物預)
17時40分ｻﾆｰﾏｰﾄ高岡　　(買物30分)
18時20分おみろく様･着

歩行距離 39km
歩行時間 9時間00分(休200分除く)
[上り標高計620m/下り標高計640m]

2.遍路道の概要

この日は平坦な舗装路歩きが8割以上。
特に善楽寺から竹林寺までは長い幹線道路歩き。
竹林寺は標高140mの五台山公園の中にある。
公園の中を通る竹林寺ルートは何本かある。
ただ公園内を通るため道間違いし易く要注意。
また禅師峰寺も標高82mの峰山の山頂にある。
禅師峰寺から雪蹊寺の途中で浦戸大橋を渡る。
この橋の歩道幅がとても狭いため歩行時は要注意。
(橋を回避したい場合は無料の県営渡船がある)
その後の雪蹊寺、種間寺へは緩い登り下りがある。

3.出来事や感想

一宮墓地公園には前回と今回で２度野宿。
ほぼ人は訪れず車の音も少なく好眺望な所。
トイレもあり朝に利用したがこれが唯一難点。
できれば利用を避けたいトイレ。

公園から最初の寺善楽寺までは1kmほど。
６時に公園を出発し緩歩でも20分で着く。
ただここのルートは過去2回共少し迷い歩く。
今回も同じ様に迷って歩いた。
歩き遍路と車遍路が異なる事が要因。
３回共車の遍路道を辿っていた。
早朝に寺に着いたため歩き遍路道を確認。
寺の周辺道路を歩いて遍路道を確かめた。
その後も未だ時間があり寺に隣接の神社へ。
ＮＨＫ龍馬伝にも登場した土佐神社。
寺よりも神社の方に朝の参拝客が多くいた。

７時前に寺参拝を終え納経所が開くのを待つ。
７時１分に寺の女性が慌てて納経所の玄関を開ける。
｢テレビを見てたら時間に遅れてごめんなさい｣
10分以上遅れてもお詫びもない寺とは大違い。
更には住職の手書き絵入りティッシュのお接待。
前もこちらの寺で暖かい接待を頂き人柄に癒やされる。
私の後には3人ほど納経待ちお遍路さんの列が続く。

この日も前日同様に朝から青空で暑さが増す。
次の竹林寺までは南へ向かう日陰のない大通り。
ただひたすら暑さに耐えて歩き続ける。
五台山の麓に着き日陰側の北西側から登坂する。
ところが山頂付近で工事があり寺ルートが不明。
工事作業員に確認し何とか寺に到着できた。

寺で納経を終え納経所に行くと見覚えのある人。
前の善楽寺の納経所で私の後で順番待ちの男性。
私の後方にいた人にどこかで追い抜かれていた。
竹林寺まで日陰を求め遠回りしたためだろう。

次の禅師峰寺へ向かう道では男性が先を歩く。
暫くその状態が続いたが何時の間にか男性は消えた。
休憩のためどこかで寄り道したのかもしれない。
私の方は辛い道はひたすら歩き早く済ませたい。
寺や公園など日陰の快適な所で出来れば休みたい。
だが一番大事なのは毎日のノルマを確実に達成する事。
仮に寺納経が1つ遅れると全体のスケジュールが狂う。
納経受付時間の制限のため遅れの挽回は容易でない。
この日も最後の納経予定が16時のため遅れられない。

禅師峰寺の納経を終え徒歩を続けると種崎千松公園。
ここは初遍路旅で野宿した場所。
広々とした公園で日陰も多い快適な場所。
この段階で予定より早く進んだため休憩できる。
日陰で靴下を脱ぎ足ケアしつつ昼食を食べる。
暑い日は特に足皮が傷み易いので十分冷却したい。

公園で休憩し徒歩再開後間もなくすると桂浜。
未だ少し余裕があると判断し少時間だけ立ち寄る。
ほんの数分立ち寄った後は雪蹊寺で納経。
その後更に種間寺と納経し、この日の納経を完了。
3日続けて夕方まで納経し食料調達し野宿のパターン。
そして3日連続で3年前の遍路旅と同じ野宿地。
土佐市中島にある｢おみろく様｣という信仰の施設。
病気治癒を願う人々がこちらにお参りに訪れる。
この日も数人の人がお祈りに訪れていた。

4.写真記録

一宮墓地公園から遍路道を下る