H28.7.29 立山剣縦走2日目

98番目 剱岳
剱岳は百名山中最難関の山。
新田次郎著「剱岳・点の記」は、現在の国土地理院の前身にあたる陸軍陸地測量部の柴崎が明治40年に剱岳に登頂し三角点を設定するまでの苦難を描いた山岳小説の名著で、映画化もされた。
その中の一節。「宗教登山の目的で開山された山以外の未登の山のほとんどはわが陸地測量部員によって、初登頂が為されている。そして、最後に残されているのは弘法大師が草鞋三千足を使っても登れなかったという越中剱岳だ。」
現在は登山道整備が進み多くの登山者が訪れるが、未だ険しさは残されている。

7月29日(金) 立山剣縦走2日目(剱岳)
天気 晴のち曇、一時雨

夜明け前はガスが見られたが夜明けと共に晴れた。剱岳がはっきり見える。
気象庁の発表では一応昨日が関東甲信の梅雨明け。北陸の梅雨明けは一応先週。
午前中に危険地帯の通過を終えられるように5時前に出発。
出発後2時間で前剣に着いた。
偶々一緒になった剱岳初登山者と小説「点の記」やルートの事を話題にする。

前剣から先に本格的な危険地帯(鎖場)が待ち受ける。
剱岳の危険地帯は「カニのタテバイ」「カニのヨコバイ」だが前後も気は抜けない。
ほぼ垂直に登る「カニのタテバイ」に着くとツアー登山客で渋滞していた。
ツアー客20人ほどがロープで繋がれて安全確保される。
先導役のリーダーがロープを支点毎に繋いで登るため全員登り終わるのに10分以上。
その後も少人数グループの安全確保登山が続き20分ほど待機が続く。
やっと個人毎の登山者の順番になると皆スピーディに登り始めた。

「カニのタテバイ」をクリアした後は30分ほど登って剱岳山頂に到着。
早朝の青空は長く続かず1時間ほど前からガスリ始めて山頂も眺望不良。
先行のツアー客達がまだ休憩中のため、5分ほど休憩後ツアー客より早く下山開始。

20分ほどで最難関の絶壁を横歩きする「カニのヨコバイ」が現れる。
「カニのヨコバイ」は最初の一歩が難しい。
絶壁を横ばいする際は鎖を握り絶壁につけられた細長く続く足場を進むので問題ない。
最初の一歩が細長く続く足場に一足飛びには届かないためにビビる。
よく見ると分かる極小足場に右足を乗せ、次に左足で細長く続く足場に移動する。
怖い思いでカニのヨコバイを通過した後は渋滞もなく順調にテント場まで戻れた。

テント場で昼食・テント撤収後下山開始。昼過ぎから霧雨模様となり雨合羽を着用。
剣御前通過後に出会った登山者が人懐こいオコジョが近くに居ることを教えてくれた。
順調に室堂に下山。バス・ロープウェイで立山駅に戻り車に乗ると突如にわか雨。
10分ほどで止み、その後何事もなかったような雨上がりの空。
一昨日宿泊した富山市内の勝江旅館に再泊。
釣り旅行で連泊している常連客と女将を交え安らぎの夕食タイムを過ごす。
夕食後はイマイチの今後の天気予報にどう対応するか頭を悩ませる。

夜明けの剣沢小屋と稜線
夜明けの剣沢小屋と稜線
ガスが少し残っている

前剣手前で登山路を振り返る
前剣手前から登山路を振り返る
ほぼ快晴。剣沢小屋や野営地も眺望

前剣から剱岳山頂を眺望
前剣から剱岳山頂を眺望
この時天気最高。一期一会登山者と会話

平蔵の頭で登り・下りが別々ルート
平蔵の頭で登り・下りが別々ルート
スイスイと下山する人。真似できない

雪渓の先から「カニのタテバイ」スタート
雪渓の先から「カニのタテバイ」スタート
カニのタテバイを登る登山者の行列
カニのタテバイを登る登山者の列

剱岳山頂に到着
剱岳山頂
ガスが相当増え始めてきた

山頂直下から続く険しい稜線ルート
山頂直下から続く険しい稜線ルート
右手からガスが立ち上り始める

この先に待ち受ける「カニのヨコバイ」
この先に待ち受ける「カニのヨコバイ」

無事テント場に到着
無事テント場に到着

下山道でオコジョに出会う
下山道でオコジョに出会う
人間を余り恐れず周りをウロチョロ

下山道から雷鳥沢野営地とヒュッテを眺望
下山道から雷鳥沢野営地とヒュッテを眺望

一昨日に続き再泊した勝江旅館
2度目の宿泊の勝江旅館

4時50分 剣沢野営場・発
6時50分 前剣山頂
8時35分 剱岳山頂(休憩5分)
11時00分 剣沢野営場・着(食事・撤収約1時間)
11時50分 剣沢野営場・発
14時30分 室堂・着
14時50分 室堂・発(バス~ロープウェイ)
16時00分 立山駅・発
17時00分 富山市勝江旅館・着

登山時間 8:30 登山距離 14km 高低差 1050m
乗車時間 1:00 乗車距離 26km
運転時間 1:00 運転距離 32km 旅館泊

立山剣縦走登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする