東北山歩旅行3日目(H29年6月27日) 鹿角市

天気 晴

宇樽部の野宿場から5時前に出発。
今日は長い道程なので頑張らないと。
一方で道に少し不安があった。

最初に青森から秋田の県境越え。
秋田に入ると「熊注意」の立看板。
その後周囲に微かな獣臭を感じる。
熊除鈴は持って来てないため、大声で歌を歌いながら国道454を進む。
野宿地を出発して1時間、早朝の精もあるのか車1台も走っていない。
昨夜も車は数台しか通過してない。

目的地鹿角には国道から冷川林道に入る必要があるが、林道入口にはチェーンが張られ「最近熊の被害が発生したため通行止め」にする旨の掲示。
この林道を通らないと数時間近く遠回りしなければならない。

ストックを武器に、ポケットに超小型ナイフを忍ばせ、またまた大声で歌いながら林道を進む。
1時間以上歌いながら歩いたが、流石に疲れてきた頃、道も徐々に明るさを増し獣の気配は感じられなくなる。
出発から約3時間、車にも人にも出会わず林道の終点近くまで来てやっと一台の車が温川林道へ入っていった。

その後国道104との合流点に近づいて「熊出没通行止」チェーンを抜けた。
林道の中は直射日光が遮ぎられていたが国道に出ると雲ひとつない強烈な日差し。
そして林道歩き時は余り感じなかった足裏痛との格闘。
それでも昨日に比べて大腿部付け根の痛みが無い分、多少は良い。

昨日から今日の午前中まで人との出会いがなかったが、その後3人から声掛けされた。

最初は道端の草刈り作業の合間に休んでいた男性から「お疲れさん、良かったら休んでジュースでも飲んでいかない?」と言われ、気持ちだけ頂く。

次は道路の点検作業をしていた人から「歩き旅?どこから?何日目?気をつけて」とのエール。

最後に道端で休んでいたおばさんから「登山かい?どこの山?」と聞かれ、取り敢えず直近の目標の「秋田駒」と答えたが、不思議に思われたかも。

鹿角の中心部に向かう途中では大湯環状列石という国の特別史跡に指定された場所を通過。
私の地元青森市にも小牧野遺跡という国の史跡に指定された環状列石があるがケタ違いの規模にビックリ!

今日は3日振りに上げ膳下げ膳で風呂に入って布団で休める。
ほぼ予定通りの午後5時に「五の宮の湯」に到着。


野宿場は道端の浄水場タンクそば


青森・秋田県境越え


冷川林道入口


林道途中で見たモグラの子供の死骸


林道を抜けた所にもチェーン有り


小さな?「止滝発電所」


「山麓園」の冷たい水に感動


道端の時期遅れの食べ頃ワラビ


大湯環状列石1「万座」


大湯環状列石2「野中堂」


今日の宿「五の宮の湯」背後は五の宮岳

04:55 宇樽部過ぎの山中・発
05:50 青森・秋田県境越え
06:15 冷川林道入り
08:20 国道104に入る
13:00 大湯環状列石
15:40 ローソンで食料調達
16:50 五の宮の湯

歩行時間 11時間00分
歩行距離 48km

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