H30年7月15日(日)
天気 晴れ時々曇り
気温 最高30℃ぐらい、暑い
昨日の日中は養蜂業者の人とバイクの人、計2人と出会った。
市街地から遠く離れた山奥の通行止め地点での出会いに驚いた。
そして深夜に車の音が聞こえて通行止めゲート前で音が止まった。
日中の出会いの驚きよりも数段大きい驚愕。むしろ恐怖。
何故深夜こんな山奥の「通行止め」の天狗峠に車が来る?
テントの中で息を殺して耳を澄ますと微かに男女の様な話し声。
そしてゲートを動かして車が工事現場方面に走る音。
もしかして犯罪に関係する様な場面に遭遇しているのではないか?
考え過ぎとは思いつつどうしても最悪の事態に思考が向かう。
向こうの車も当然私のテントに気付いたと思う。
万が一犯罪に関係しているとしたら私は危険な状態かもしれない。
車の音が一旦消えて約10分後に再度車が近づいてくる音。
工事現場まで行って「何かして」また戻って来たのだろう。
テントの中で息を潜め外の気配を窺っていると車はそのまま立ち去った。
一体何があったのだろう? 全く分からない。
いずれにしても我が身の危険の可能性は無くなった様だ。
疲労蓄積と深夜の出来事の気疲れで朝は少しゆっくり行動。
6時10分に天狗峠を出発。今日も昨日と同様に日差しが強い。
但し昨日と比較して今日の方が多少日陰が多く時々風も感じる。
それでも暑さは厳しい。幸いにも出発早々に水場は出現。
水場で飲水し頭を水浴びする。更に濡れタオルを頭に巻く。
濡れタオルの頭巻きは相当冷却効果があるが持続は1時間程度。
途中東屋や公衆トイレで日陰休憩し約3時間半で第一目標の津軽峠に着。
この日もアップダウン道のため結構疲労を感じて少し長めの休憩をとる。
津軽峠に着き3日振りに多人数を見て山奥から里に近づいたことを実感。
当初は津軽峠からも県道を進む予定だったが高倉森登山道歩きに変更。
県道歩行と登山道歩行を比較すると登山道歩行が約30分長歩きになる。
登山道歩行の方がアップダウンが多く苦しいが木陰が多く森林浴もできる。
日差しの強い今日の様な日は木陰と森林浴が一層魅力的。
高倉森ルート歩きでは最初に巨木マザーツリーに立ち寄る。
その後ルートを少し引き返して本ルートに戻り高倉森を目指す。
高倉森ルートは巨木ブナが多く気持ち良い山歩き。山頂の眺望はなし。
後半には急斜面の下り坂が続く。
2時間40分ほどかけて高倉森ルートを終えるとアクアグリーンビレッジANMON到着。
3連休の中日ということで大勢の観光客がいて駐車場はほぼ満杯。
昨日と同様に今日もバテた。水分補給・軽食・疲労回復で40分の大休憩。
人里離れた山奥の2日間から解放され思わず長居し過ぎた。
今日はまだ16km、約4時間の歩行が残っている。少し慌てて出発。
アクアグリーンビレッジANMONからの歩行中に2台の車から乗車の誘いを受ける。
1台は大川白神橋の上で中年男性から。
もう1台はそれから約10分後に軽トラックを運転する若い女性から。
暗門の滝の観光客が疲れた様子で歩いていると思われて同情されたのかな?
徒歩の旅をしている旨を告げて御好意を丁重に辞退する。
実際に相当疲れていたが津軽白神湖の景色や水陸両用車発見等で適度に刺激。
長距離歩行にもあまり飽きを感じずに歩き通して18時半頃に道の駅到着。
道の駅津軽白神が本日の野宿地。
天狗峠で野宿した朝
写真奥が通行止めゲート
奥赤石公衆トイレ
トイレは利用可。水は飲用不可。
写真奥の東屋で日陰休憩
直射日光歩行が続いたため東屋で暫し日陰休憩。
自転車3人組とすれ違う
行きは良い良い(下り坂)、帰りは恐い(登り坂)
津軽峠公衆トイレ
ここでは25分休憩
津軽峠
マザーツリー
登山道で見かけたブナの大コブ
苦労の末の長寿の証
高倉森山頂
アクアグリーンビレッジANMON
3連休の中日で賑やかな人出
アクアグリーンビレッジのキャンプ場
オートキャンプ場とフリーサイトキャンプ場がある
大川白神橋上からの湖水風景
湖水の中の枯れた樹木
津軽白神湖パークから水陸両用車が登場
歩行中にタイミング良く現れてくれた
津軽白神湖(津軽ダム)
道の駅津軽白神に到着
道の駅の軒下にテント設営(20:00)
道の駅店員の帰宅を待って設営
06時10分 天狗峠・発
07時40分 奥赤石駐車帯
10時50分 津軽峠(休25分)
12時25分 高倉森山頂
14時00分 アクアグリーンビレッジANMON(休40分)
18時35分 道の駅津軽白神・着
歩行時間 11時間00分
歩行距離 37km
歩行歩数 59000+α歩(充電切れデータ欠落有)
朝食 ソイジョイ、レタス、きゅうり
昼食 ソイジョイ、ナッツ
夕食 玉子がゆ、味付さんまパック、きゅうり、ココア飲料
青森県一周徒歩旅(8日目)ルート