徒歩旅前後の体調の話

1 旅ができる家庭環境
現在65歳の私は94歳の母親と同居している。
母は未だ病院や介護の世話になっていない。
ただ体力は相当衰えており出歩く事は少ない。
でも未だ様々な事を自分でできる母は大アッパレ。

私が長期旅に行けるのも母が未だ丈夫だからだ。
ただし旅の期間は徐々に短かくしている。
現在母は食事の支度を自ら余りしなくなった。
今回の旅後に自宅冷蔵庫を見たら旅前とほぼ不変。
既に買物外出も遠ざかった母は栄養摂取縮小傾向。

今後も私が旅を続けられるは母の体調次第。
母には元気で長生きしてもらいたい。

2 初体験の異常腹痛
旅帰宅後に冷蔵庫を開けると賞味期限切れ品が複数。
賞味(消費)期限切れ食品の中の挽肉で料理を作った。
だが多分肉の加熱が不十分だったと反省している。
食べた時に少し違和感を感じたがそのまま食べた。
挽肉料理が多分原因で翌日から腹痛が始まった。

普通であれば下痢が発生し1日前後で回復する。
ところが今回は直ぐに下痢は起きず腹痛が続く。
最初は腹痛の原因がウィルス感染かとも考えた。
その後少し下痢気味の便が出たり出なかったりした。
体重計で体重計測すると53kg台に体重が落ちている。
私の標準体重は56kg~57kgの範囲の事が多い。
身体の水不足が原因で下痢が起きないのもしれない。
私は長期旅後に体重を計ると52~53kgの事が多い。
一番体重減少した時は49kg台まで減った時もある。
脂肪減少もあるが最大要因は体内水分減少だと思う。
その後水を多飲しても2~3日で急速回復はしない。
元の体重に戻るには1週間程度は要すると感じる。

今回の腹痛原因を水不足と感じてから水摂取に努める。
すると徐々に下痢の症状が現れ始める。
下痢症状は3日ほど続いた後に徐々に収まった。
今回の症状発生時に自分の腹状態はどうなっていた?

この先はあくまで私の勝手な推測。
・腸内では悪玉細菌が善玉細菌を凌駕して増殖した
・悪玉退治には免疫機能と水が必要だが水不足で不可
・水の摂取を増やし免疫が悪玉退治できて下痢が発生
以上は私の勝手な推測で真相は分からない。
ただ1週間以上の腹痛体験はとても貴重だった。
そして改めて身体と水の重要性を実感させられた。

3 脇腹の鈍痛
腹痛が収まった数日後に脇腹に鈍痛を覚える。
就寝中の夜間脇腹に違和感が生じ明け方には鈍痛。
最初は気にしなかったが3日ほど続き気になり出す。
違和感のある場所は背中の腎臓周辺部。
前から警戒していた腎臓が遂に悪化かと落胆する。

以前購入した腎臓健康の書籍を再読してみる。
腎臓マッサージ法解説と共に腎臓は冷えに弱い記載。
その時にハッと気がつく。
数日前から夜間も暑くて寝苦しい日が続いている。
窓を開けたまま更に腹を出して寝ていた。
脇腹鈍痛が始まったのは丁度腹出し寝と同じ時期。
腹出し寝をした事で腎臓を冷やし腎機能低下させた。
それにより腎臓機能が衰え鈍痛が生じたと思われる。
直ぐに腹巻きをして腎臓マッサージを開始する。
すると徐々に脇腹の鈍痛は治まり4~5日ほどで消失。

腹痛から脇腹痛と約2週間体調不良が続いた。
そのため朝ランも減らし身体もだるい時が多かった。
この様な状況で八甲田登山に行き体調観察を行った。
そして歩く分には問題はないと感じる事ができた。
ただ現在も朝ラン時には身体が少し重く感じられる。
真夏日や熱帯夜のバテもありそう。無理はしない。

4 歯茎痛の問題
腹痛と脇腹痛は徒歩旅後だが歯痛は徒歩旅前に発生。
6月中旬頃から左下の奥歯で物を噛むと少し痛い。
柔らかい物は噛めるが堅い物を噛むのは抵抗がある。
虫歯でないと思われ歯の下の歯茎の痛みと推測した。

私は昔から虫歯体質?で全歯の約8割は治療歯だ。
それに伴い歯医者にも頻繁にお世話になっていた。
また歯磨き等の手入れも医者の指導を極力守った。
ところが自転車旅や徒歩旅では疲労困憊が続いた。
それに伴い歯の手入れも疎かになり始めていった。
ところが歯が痛くなる事はなく寧ろ調子が良い感じ。
3年前の北海道旅では治療歯の冠が取れたまま旅した。
それでも歯が痛む事もなく無事旅を続けられた。
徒歩旅を始めてから歯に対する考え方が転換した。

歯に関する解説本を読み歯の仕組みを知ろうとした。
最も衝撃的かつ感銘した本は「名医は虫歯を削らない」
虫歯は自然に治癒する場合がある事が書かれていた。
本来自分の身体には自然治癒する力が備わっている。
その治癒力が働けば虫歯は自然治癒する可能性がある。
しかし甘い食事等の不摂生をすれば虫歯は悪化する。

私は旅する中で唾液の力を感じる事がある。
私の歯茎は隙間に食べ滓が挟まり易く爪楊枝は必需品。
だが旅の最中では食べ滓が自然に消失する事がある。
旅中は唾液量が多くなり食べ滓が溶け易い気がする。
同じ理由で旅中は口腔内の食べ滓が減り菌も減る感じ。
以上も腹痛と同様私の勝手な推測で真偽は不明…

話を元に戻し左奥歯の歯茎痛のままで旅した結果。
旅前の歯茎痛が6痛だったとすると4痛ほどに減少。
(因みに10痛が我慢できない痛みで0痛が痛み無)
そして現在は3痛ほどで少し堅目の物も多少噛める。

5 足の問題
(1) 爪の問題

私は徒歩旅期間が長いほど足爪が内出血しやすい。
一番酷かった時は足爪10枚の半分以上が内出血。
ただ最近は徐々に足爪の内出血は減る傾向にある。
今回は旅終了後の時点で足爪の内出血はなかった。
しかし帰宅後左足親指爪が徐々に赤みを増し始めた。
実は旅帰宅時点で左足親指の爪は微妙に赤かった。
その後毎日朝ランを続けたら赤が濃くなり出した。
旅の帰宅時から内出血兆候があったかもしれない。
真相は不明だが左足親指は5年以上内出血症状継続中。
そして一度内出血した爪は約1年は元に戻らない。

(2) 足痙り問題
私は足痙り発生頻度は多い方でないと思う。
60歳までは1年に1度足痙りがあるかないかだった。
しかし最近は年に数回足痙りが起こる様になった。
足痙りは主に就寝中に起きる場合が多い。
今回の旅でも2日連続で就寝中に足痙りが起こった。
足痙りの要因の一つには水不足があると思われる。
しかし水を摂取していても足痙りする事がある。
水以外の要因としてはミネラル不足が考えられる。
大量に発汗すると身体の水分の他にミネラルも相当減る。
そしてミネラル成分は簡単には補う事ができない。
私はサプリメントを常用しているが即効性はないと感じる。
但し即効性はなくても徐々に効く可能性はある。
そんな中で人参の生食はサプリより効く様に感じた。
これは完全に私個人の感覚による感想。
今後足痙り症状が出たら人参効果を検証する予定。

(3) 足裏皮膚問題
足裏の皮膚にはマメや皮剥け等が割と出やすい。
足裏が汗や水分で軟弱化した時が特に出来易い。
皮膚軟弱時に四方から圧力が加わる事が原因と思う。
今回は3日目までは足マメ等の症状はなかった。
4日目の猛暑と5日目の雨天で急速に足裏が軟弱化。
5~6日目にマメと足の皮剥け症状が若干現れた。
但し旅の終盤だったためその後あまり悪化しなかった。
最近は旅の途中で随時靴下を脱ぎ足揉み冷却している。
これは一定程度効果がある様に感じている。

6 便秘対策
私の旅日記には時々快便報告や便の悩みを話題にする。
私は10年続く旅の中で辛い便秘症状を何度か経験した。
用便でトイレで2時間力んだり数日排便なしも経験。
便秘の原因に様々な食物を疑っては間違いを繰り返した。
そして現時点の最善策と考えた便秘対策がある。
食事の際にご飯と肉と野菜(特に人参)を同時に噛む事。
便秘の時には時々最初の排便で苦しむ事がある。
最初の排便が上手くいくとその後の排便はスムーズ。
これは最初の排便の固形物が肉類の影響と思われる。
食べ物は口から入れた順番通りに便として形になる。
例えば肉を食べ次にご飯を食べ最後に野菜を食べる。
すると便は肉の塊、米の塊、野菜の塊の順で変形する。
排便時に先ず肉の便が出ようとしても堅くて出辛い。
そこで食事時に全て一緒に口に入れ便を軟化させる。
肉と米と野菜が混ざれば便の堅さも軟らかくなる。
ここ2年ほど旅で試しているが相当効果を感じている。

以上が旅前後に体調面で気になった事の報告です。
原因や対策も記しましたが私の独断と偏見の見解。
眉にツバをつけて吟味願います。

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