1 旅行と健康と血液
11月8日記事( 健康チェック1 )で献血時の血液検査を話題にした。
旅行終了直後の献血で血小板数が基準値を超えていた。
靴擦れで足皮が剥け微量出血が続く状態で献血した影響を疑った。
その1か月後(R1.11.18)の献血時の数値が正常値に戻った。
出血と血小板数の関連はほぼ確かな様に思われる。
血小板数(基準値17.0~36.5)
・R1.10.14検査時 43.3
・R1.11.18検査時 29.0
昨年と今年は旅行から帰宅後早々に血液検査を受けた。
それまでは旅行直後は体調変化が大きいため検査を控えていた。
旅行直後とその後の経過を見ると自分の身体の変化を実感する。
今回の血小板数の他、以前記事にした蛋白の変化も分かった。
(参考: 旅行終了後の血液検査の状況 )
素人仮説「発汗→体力消耗→体内蛋白質減少」を今後確かめたい。
暑い時期と涼しい時期の旅の食事や体調管理を考えてみたい。
身体(細胞)は日々新陳代謝を繰り返している。
その新陳代謝には血液が大きな役割を果たしている。
その機能が衰える事で人間は寿命を迎える。
旅行後の血液検査で今年ひとつ心配事が生まれた。
昨年までは腎機能の検査数値が年々改善傾向で喜んでいた。
ところが今年の健康検査では悪化して「軽度異常」になった。
西暦年 2014-2015-2016-2017-2018-2019
eGFR値 60.1–63.6–65.5–65.2–66.4–59.6 (正常は60以上)
私の家系に腎疾患の人が多く自分も気にしている事は以前書いた。
(参考: 腎臓の機能と私の現状と対策 )
軽運動が腎臓に良いと常識が大転換し私個人も実感していた。
今年何故悪化したか自分の旅行や生活に振り返り「塩」を疑う。
皮膚疾患を発症しニッケルアレルギーの可能性を指摘された。
このためニッケルを含むミネラルについて少し調べてみた。
ミネラルは身体中の微量成分で過剰も不足も身体に良くない。
私は元来汗かきで旅行中は大量の塩やミネラルを体外に排出する。
一方で普段の食生活では減塩等は余り気にしていない。
このため自分は塩やミネラル全般が不足気味ではないか疑った。
そして旅行中や旅行後も自然塩を少量摂取する事を心掛けた。
腎疾患では塩分摂取が厳しく制限される事は知っていた。
しかし自分は大丈夫と思い塩分を摂り過ぎた可能性がある。
また精製塩は身体に悪く自然塩は身体に良いと考えた事も問題だった。
腎機能は来年の健康検査でどうなるか注目したいと思う。
徒歩旅中に時々少し気になる事で「脇腹痛」がある。
これも腎臓周辺の痛みのため腎機能との関連を心配する。
今回のトレイル旅や四国遍路旅や青森一周旅や東日本旅で数回発生。
発生時間は昼頃で発生時の天気は晴れ又は涼しい時。
思い当たる要因は発汗や飲水不足。
徒歩中は極力飲水を心掛けるが水場の少ないルートでは節水も必要。
また雨天等の涼しい時は身体が余り水を欲しない時もある。
このため自分で気付かないうちに水不足に陥る可能性がある。
脇腹痛は当日中に回復するため十分な飲水で回復したと考えられる。
ただし完全に水不足だけが原因とは断定できない様にも思う。
旅行と血液の関係では血圧も以前に比べ変化している。
元来血圧は正常範囲だったが最近は多少低血圧に変わった。
退職前の血圧は [高]135~105 [低]95~60 ぐらい
退職し旅行後は [高]130~ 90 [低]80~55 ぐらい
また脈拍も少し少なめに変わっている [平均] 75 → 65
血圧や脈拍が正常より下がる事は一概に良いとも言えない。
元々冷え気味だった身体末端の手足が最近益々冷え気味になった。
低血圧傾向と関係があるかは不明だがヤセ気味とは関係有りそう。
2 旅行と健康に関連するよもやま話
【清潔の必要性】
徒歩旅行中は宿への宿泊時以外は着替えも入浴もしない。
医学書には皮膚を清潔に保ち皮膚を刺激しない事が皮膚疾患改善に有効とある。
徒歩旅中は平均3日着替えせず入浴しない事の繰り返しで悪影響が心配。
ところが実際は旅行中に皮膚疾患は改善傾向だった。
皮膚疾患改善のために着替えや入浴する事がどれだけ効果的かは疑問。
【歯磨きの必要性】
徒歩旅行中の野宿時は洗顔や歯磨きをせず、宿泊時のみ行う。
野宿時は水が貴重であり節約するため洗顔、歯磨きはしなかった。
今回の旅では出発前に歯と歯茎に微痛があり旅での悪化を心配した。
しかし旅の4日目頃から微痛は消えその後も違和感は全く無し。
過去の徒歩旅でも野宿時には歯磨きは全くしない。
旅では身体が栄養不足で口内のカスも全て消化吸収され衛生的と推測。
(動物は元々歯磨きしない。人は口の中に余分カスが増え細菌増殖した?)
【快便】
徒歩旅では定期的に快便できればとても嬉しい。
ところが現実は2~4日おきで相当便秘気味になる時もある。
最近自宅では半年ほど朝と昼はサツマイモを主食にしている。
これが快便に相当効果を発揮していて今後も続けるつもり。
しかし旅行中はなかなかサツマイモを食べる事はできない。
旅行中は時々キャベツ、レタス、人参、胡瓜等を大量生食した。
これも快便にはある程度効果的と実感した。
ただコンビニでは大量購入が困難で快便は限定的だった。
【睡眠】
野宿した時はどうしても睡眠が浅くなる。
疲労困憊して眠っても2時間おきぐらいに目が覚める。
しかし今回の野宿で初めて7時間ほど完全睡眠した時があった。
最大の要因は疲れて夕食を大食いした後身体をケアして睡眠した事。
10月9日の雨天の夕闇時に山中で緊急野宿。
以下の4項目が揃って睡眠の質が最良になったと思われる。
・疲労、・大量の夕食、 ・夕闇、 身体のケア
疲労や大量夕食のみで最良の睡眠を得られた経験はない。
薄暗いテントの中で濡れた身体を拭き足ほぐししてリラックスした事が要因。