四国遍路旅 2日目
令和4年5月16日(月) 土成公園~焼山寺手前
天気 薄曇り 気温 14~22℃
1.旅の時間経過・距離
04時00分 起床
06時00分 土成公園・発
06時20分 08番 熊谷寺 (55分)
07時45分 09番 法輪寺 (15分)
09時03分 10番 切幡寺 (20分)
11時35分 ザビッグ鴨島店 (買い物40分)
13時00分 11番 藤井寺 (22分)
14時35分 長戸庵
15時32分 柳水庵 (水補充13分)
16時30分 浄蓮庵・一本杉 (8分)
17時30分 焼山寺下の祠前・着
歩行距離 30km
歩行時間 8時間50分(休175分除く)
[上り標高計1370m/下り標高計930m]
2.遍路道の概要
切幡寺は手前道路から計100m上下往復する。
寺への石段だけで50mの登り下り。
遍路最初の長い石段登りの試練場所。
その後遍路3回目で初めて善入寺島を通る。
ここは吉野川の中州で細い橋を渡る。
藤井寺から焼山寺へは焼山道という山道。
俗に遍路ころがしと呼ばれ相当キツい道。
一本杉まで800m登った後に400mを下る。
そして又登り返す道が辛さを倍加する。
個人的には四国遍路中最も辛いと感じる。
3.出会い
朝6時前肌寒さを感じつつ中央公園を出発。
6時20分熊谷寺に着き参拝納経し開所を待つ。
ところが納経所開始の7時過ぎて誰も来ない。
ブザーを押し呼び声を上げても来ない。
10分以上待ち漸く納経所の人が現れた。
法輪寺では約20人の団体お遍路さんと遭遇。
納経を急ぎ済ませて待ち時間を回避した。
しかし切幡寺で再度納経所不在で待たされた。
コロナでお遍路人が減り人員削減されたか?
昼前に吉野川側を歩行中に脇に車が停車。
車内の女性から「お遍路ご苦労様」。
突然だったため少しビックリした。
藤井寺で納経後焼山寺への山道で2人と出会う。
1人目は14時過に水大師で30歳前半風の女性。
水場で腰掛けて休憩していた。
今日は何処に行くのかと思ったが尋ねなかった。
2人目は浄蓮庵先の下り坂で出会った20歳代女性。
16時半過ぎに出会った女性には行き先を尋ねた。
「予定は焼山寺まで行き納経したかった」
「無理なので予約済みの神山温泉に向かう」
「焼山寺へは明日登る」との事。
山に不慣れ風の女性の夕暮れ時の不安を気遣う。
「暗くなる前に山道は抜けると思う」
「19時頃は薄暗いと思うので気をつけて」
と声をかけ私は女性を追い越し先へ進んだ。
4.補足や感想
土成公園の野宿では人の出入りは少なかった。
それでも車が多く歩道側では人声も聞こえた。
過去2回の遍路野宿ではテント前に杖を立てた。
お遍路だと示す事で多少防犯になると考えた。
今回は杖を持たないため単なる野宿人。
少し不安はあったが杖は気休め程度だろう。
それより最大の懸案はテント防水機能の消失。
幸い昨夜は雨や霧の影響はなかった。
雨天の際に屋根のある所で野宿できれば良い。
しかし今後約1か月間幸運が続くとは思えない。
やはり何か対策を考えないといけない。
明日は徳島市内に向かうので対策を考えよう。
テント以外では大きな問題は特にない。
体調はまずまず良好。
足腰への苦痛は今のところ無し。
排便もまずまず順調な方。
足の爪と歯茎に多少違和感がある。
5.写真記録
野宿した翌朝の土成中央公園
公園向かい「天然温泉御所の郷」
こちらは夜間営業中で野宿には不適?
熊谷寺の山門
3年前は駐車場に野宿した
熊谷寺の本堂。左の石段登ると太師堂
道端の花を愛でつつ歩く
法輪寺で団体お遍路と遭遇
急いで納経し待ち時間を回避
切幡寺への登り道スタート
左手のお接待所で荷物預かり(前回も利用)
切幡寺への長い石段
切幡寺の本堂
道端の休憩所「空海庵」
善入寺島への入り口
善入寺島の広大なヒナゲシ群落
善入寺島のネギ坊主(ネギの花)
収穫しないのかしら?
善入寺島の川島潜水橋
車と擦れ違うには怖い狭さ
ザビッグで食料を調達
藤井寺の本堂
藤井寺から焼山寺への道
交尾中?オオオサムシ?
長戸庵
中央に吉野川を眺望
柳水庵
ありがたくここで水を調達
柳水庵休憩所
緊急時以外の野宿は不可
(阿波の)モチツツジ
左右内の一本杉
県道43号への下り道
祠のある野宿地
6.ルート図
四国遍路旅 2日目ルート図(Google Map)