遍路旅24日目・金剛頂寺~野根漁港

6月1日(土)・遍路24日目
天気 晴(最高気温26℃)

07:25 金剛頂寺・発
08:20 25番津照寺
08:45 Yショップ室戸(10分)
10:35 24番最御崎寺
19:00 野根漁港・着

金剛頂寺の宿坊は信徒会館を利用して運営しているらしい。
そして宿坊の運営は住職の女将さんが全担当者らしい。
今回は私を含め5人宿泊した。
70歳前後の女将さん1人で夕食・朝食・部屋・風呂・会計を全て担当。
いつも女将さん1人なのかと尋ねたら50人規模の宿泊時は手伝いもあるとの事。
また女将さんが毎日全てやっている訳ではない、とも話した。

昨夕食時女将さんから「朝の勤行の希望者」はいるかと問われた。
全員希望する事になり6時に護摩堂で勤行が行われた。
勤行終了後住職から「せめて般若心経は皆さんも唱和して」と説教される。
私は宿坊の宿泊は4度目、朝の勤行は3年前の仙遊寺以来2度目。
仙遊寺の時は経験豊富な宿泊者が多く般若心経を皆で唱和していた。

6時半の朝食時には昨日同様5人が1テーブルに集って会食。
私以外の人は皆順打ちのためこの先のコースの話になる。
女性2人組は神峯寺の急登をとても気にして途中でバテる事を心配する。
私は「ダメならば舗装道路を行けば良い」と助言(適当な助言か?)
1人旅女性からは「不動岩」見学ルートを尋ねられる。
こちらにも余り適当な助言ができず…
盛り沢山の朝食を食べながら様々な会話で少し長引く。
女将さんから「遅れるわよ」と促されて慌てて会計を済ます。
7時25分に宿坊を出発。

今日は早朝1時間で4km歩いて最初の寺25番・津照寺に到着。
その後Yショップに立ち寄る。今日はこの先コンビニが無い。
今夜の夕食を調達する。(明朝食は翌日に調達予定)
コンビニを出た後は最御崎寺に向かう七曲がり舗装道を登る。
10時35分に24番・最御崎寺に到着。少し疲労を感じる。

最御崎寺で納経した後は急坂の遍路道を下り室戸岬東側に降りる。
室戸岬の鑑賞ルートを辿りながら先に進む。
12時半に道端の日陰で20分ほど軽食休憩する。
旅も20日以上経過してからは早い時間帯から疲労感を感じる事が多い。
身体の脂肪分が失われエネルギー不足になり易い様に感じる。
また気温はそれほど高くはないが日光に照らされるのがキツい。
途中で用水路を見かけると頭や腕に水をかけて体温を冷やす。

15時過ぎに尾崎町を通った際に通り掛かりの男性と話しながら歩く。
九州は梅雨入りしたが四国はまだという話を聞く。
四国に来てから晴れた天気の日がとても多い。
疲労と暑さでバテを感じつつ歩き続ける。
夕方になり日陰が多くなると身体の調子も少し良くなる。

今日の野宿地の野根漁港到着が19時。
漁港の早朝作業の邪魔をしない場所を探してテント設営。
テント設営後は急いで夕食を食べ就寝は21時半頃。

食事【朝昼】宿坊の贅沢朝食、夏蜜柑、ソイジョイ 【夕】五目お握り、卵焼、ウィンナー、胡瓜、トマト


歩行時間 10:00
歩行距離 44km
末尾には(旧)ルートラボと(新)Ridesのルート図を併載しました。

金剛頂寺宿坊の朝食
25番・津照寺本堂への石段
室戸岬半径10km内で唯一のコンビニ
最御崎寺へ向かう山並みを見上げる
最御崎寺Pから坂道と街並みを眺望
24番・最御崎寺の山門
24番・最御崎寺本堂と多宝塔
空海の修行洞窟・御厨人窟
空海の行水池
青年空海の大師像
歩いてきた室戸岬方向を振り返る
鹿岡鼻の夫婦岩(室戸岬町と佐喜浜町の堺)
遙か遠方の先端野宿地目指し歩く東洋町海岸道
野根漁港でテント泊


四国遍路24日目ルート図(ルートラボ版)


四国遍路24日目ルート図(Rides版)

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