みちのく潮風トレイル旅③ ３日目 [宮城]田束山～安波山

みちのく潮風トレイル旅No.3 ３日目

令和３年９月２１日(火) 宮城･田束山～安波山
天気晴　気温 14～23℃

1.時間･距離･ルート

05:25 00km ① 田束山山頂
06:37 04km ② 樋ノ口不動尊（休15分）
11:20 22km ③ 大谷鉱山歴史資料館 (20分)
12:47 29km ④ 道の駅大谷海岸 (休45分)
14:35 35km ⑤ 岩井崎 (15分)
17:00 46km ⑥ ビッグハウス本郷店 (25分)
17:55 48km ⑦ 赤土山自然公園（野宿）
[上り標高計1100m/下り標高計1500m/歩時間11:00]
田束山から下山道｢行者の道｣は沢渡りや滝見学のある道。
並の登山道レベルで危険はないが雨天時は滑転に要注意。
田束山頂から樋ノ口まで高低差400m､4km､1時間10分。
樋ノ口から御嶽神社まで高低差100m上下道､距離13km､190分。
大谷鉱山歴史資料館は管理人不在無料施設だが割と綺麗。
御嶽神社から大谷鉱山まで高低差100m上下道､距離5km､70分。
大谷鉱山から岩井崎までは下り差100m､距離11km､130分。
岩井崎から赤土山公園までは上り差100m､距離13km､160分。
この日はほぼ環境省ルートに沿ったが工事中等で一部迂回。

2.出来事

昨夜は夜中から特に霧が濃くなった様だ。
早朝の起床時にはテントは朝露でビッショリ。
テントの水滴を極力拭き取りザックに収納する。
霧の隙間から朝日が時々見え隠れし幻想的光景。

５時半に田束山から下山を開始する。
この日の下り道は昨日の林道とは一転した登山道。
特に下り道の中盤以降は沢渡りを何度も繰り返す。
木橋渡りも有れば石伝いに渡る時もある。
危険はないが雨天等で滑り易い時は要注意。
朝早い元気な時間の下山道でとても楽しめた。
｢行者の道｣と名付けられ昔は修行の場だった様だ。

登山道が終わると舗装道路に変わる。
少し進むと荒沢不動尊という社がある。
慈覚大師作の不動明王像が祀ってあるそうだ。
社の外から覗いたが暗くて分らなかった。
更に小泉小学校の先のルートが分かり難かった。
橋の付替え工事が行われた様で暫し地図を睨む。
小泉大橋に上る階段を確認し何とか通過した。

更に歩き次の名所地点の御嶽神社を目指す。
すると浄勝寺がある所に御嶽神社の鳥居がある。
鳥居の先に御嶽神社があると思い坂道を登る。
しかし幾ら坂を登っても神社は無く墓が続く。
浄勝寺の大きな墓所に彼岸で墓参りの人が来る。
そのまま高台を通過して本ルートに合流する。
２０分ほど歩くと今度は本物の御嶽神社が出現。
先刻の鳥居は何だったの？と思いつつ参拝する。
スマホの地図だけでは情報不足で間違い易い。

一度海沿いに出た後に再度山沿いにルート変更。
次は大谷鉱山歴史資料館に向かう。
資料館に着くと職員も来館者も１人もいない。
無料施設に入り１人で館内の展示を観覧する。
昔栄えた金山で奥州藤原黄金文化の礎だった。
20分ほど滞在したが結局誰も訪れなかった。
入口の来館者名簿を見ると１日平均１人来館。
みちのく潮風トレイル旅人の来館が多いのか？

13時前に立ち寄った道の駅大谷海岸で大休憩。
靴と靴下を脱ぎ足裏マッサージし昼食を摂る。
平日でも来館者は多いが人目は気にしない。
コロナ禍でもあり近寄ってくる人はいない。
45分ほど昼食休憩した後は岩井崎に向かう。

岩井崎に向かう途中は震災復旧工事が続く。
震災遺構･向洋高校そばには大勢人が見える。
何だろうと近づくと多数の人がパークゴルフ中。
その先も至る所で工事中のため進む事を躊躇う。
トレイル旅では屡々工事中の通行止を経験した。
それでも進んで行くと岩井崎に着く事ができた。
青空の下の岩井崎では開放感溢れる絶景を堪能。
龍の松や潮吹き岩では暫し写真撮影を楽しんだ。

岩井崎を後にして予定時間の遅れに不安が生じる。
道の駅での大休憩等で予定より1時間近い遅れ。
この後は途中食料調達して安波山を目指す予定。
2日コンビニ食が続いたので出来れば変えたい。
時間節約も兼ね本ルートを外れ中心街に向かう。
街中のスーパーで少し多めに食料を調達する。
スーパーの退店が17時25分で外は既に薄暗い。
街通りから安波山への入山口が暗くて分らない。
民家の間の狭い小路にトレイル標柱を見つける。
民家の間を抜け急坂を登って進む。
民家の先は街明りが無くヘッドライト点灯。

５分ほど登ると芝生公園の様な場所に着いた。
（後で赤土山自然公園だと知る。）
薄暗くて辺りの様子が今イチ良く分らない。
これ以上見知らぬ山で暗中登山は危険と察知。
ここは丁度良い野宿地と判断しテント泊決定。
街中との距離が近くて多少車の音が聞こえる。
だが昨夜同様訪れず人はいなくて安眠した。

3.写真記録

田束山・行者の道の穴滝