みちのく潮風トレイル旅② 8日目 [宮城]蛤浜~桑浜

みちのく潮風トレイル旅No.2 8日目

令和3年7月26日(月) 宮城・蛤浜~桑浜
天気 晴のち曇・雨 気温 22~28℃

1.時間・距離・ルート

04:37 00km ① 蛤浜の休憩所
07:47 10km ② 大六天山
09:42 16km ③ ファミマ女川中央店 (休40分)
11:56 21km ④ 石投山 (休10分)
14:08 28km ⑤ 道の駅おがつ (休10分)
16:20 36km ⑥ 桑浜漁師民宿(宿泊)
[上り標高計1850m/下り標高計1780m/歩時間10:00]
蛤浜先の大浜は道の付替(?)工事中で通行止。
早朝の工事前に訪れたので通過させてもらう。
蛤浜~大六天山登山口まで7km、最大標高100m、1時間半。
大六登山口から山頂までは伐採道や多少ヤブあり。
ただし途中の眺望地や稜線縦走で気分は良い。
大六からの下山道の一部はヤブ密集地で少し迷う。
大六登山口~大六天山~下山口、7km、最大標高440m、3時間。
大六下山口~石投登山口はほぼ平坦道路、5km、1時間10分。
石投登山口から山頂までは一部急な所もあるが歩き易い。
石投山からの下山道は地図にない踏み跡を辿る短縮道下山。
石投登山口~石投山~下山口、4.5km、最大標高456m、1時間50分。
石投下山口から桑浜までは多少アップダウンのある舗装路歩き。
石投下山口~桑浜、13km、3時間。

2.出来事

今日は五日振りの入浴と宿料理と布団睡眠。
そして台風接近に伴う計画の再検討がある。
2日前に老婦人から台風接近情報を得た。
だが持参した携帯バッテリーは残りが少量。
余り詳しく情報を調べる余裕がない。
早く宿に着き今後の予定を決める必要がある。

4時半過ぎの夜明け前に蛤浜の野宿地を出発。
15分ほど斜面を登るとツリーハウスが現れる。
当初はここの空地に野宿する予定だった。
しかし昨夜の野宿地の方が快適で結果オーライ。

ツリーハウス地点から県道2号を歩く。
暫く歩くと道沿いに大規模な工事現場が出現。
道路の付替工事の様だがルートと工事現場が重なる。
通行止めを通らないとルートの先に進めない。
地図を睨めながら迂回路を探すが全く無し。
幸い早朝の5時で工事現場は閑散としている。
工事現場の片隅を通過させてもらう。
早朝のこの時間に運良く通過できて助かった。
他のトレイル旅人はどうしているのかしら?

工事現場通過後は大六天山への登山に向かう。
登り登山道は伐採作業道の様な道を歩く。
6合目過ぎにワラビ群生地があり視界が開ける。
万石浦を見渡せる眺望地点は好天で絶景だ。
その後は開けた稜線の縦走路を進む。
標高が低い割に開放感があって歩いて楽しい。
大六天山山頂は大きな鉄塔が建ち眺望はない。
大六天山の下り道の一部ではヤブが生い茂る。
ヤブで道が分り難く迷いながら何とか下山した。

大六天山を下山後は女川の中心街に進む。
女川のコンビニで明日の食料を調達する。
朝から5時間ほど歩き通しのため30分休憩。
休憩後は石投山の登山道に向かう。
今日2度目の登山となるため疲労感が強い。
それでも登山口の水場から1.7kmを45分で登る。

石投山の先のトレイルルートは2コースある。
ただどちらも遠回りルートで長時間を要する。
今回は早めの宿到着を最優先にしたい。
そこで3年前歩いた東日本徒歩旅ルートを辿る。
ところが3年前の記憶が曖昧になっていた。
山からの下り道と思った場所が見つからない。
微かな踏み跡を見つけてやむを得ず方向転換。
途中で多少迷いもあったが何とか下山できた。
(後日確認すると方向転換地点から10分先にルート有)

石投山を下山し少し進むと工事現場を通過。
その先に山からの豊富な湧き水地点に出会う。
美味しい冷水を頂いていると親子?2人が到着。
(話振りから察すると叔母さんと姪か孫かも)
私「ここの湧き水場は有名なのですか?」
子「この水は山の神の水だよ」
親「硯上山から湧く水で地元で利用される」
私は子供に「教えてくれて有難う」と礼を言った。

この日も暑さと2山登り&歩行に疲れつつ我慢し歩く。
道の駅おがつまで来て予定時間内の民宿到着に目処。
相当疲労感が強いため道の駅で小休憩する。
道の駅から8kmを2時間で歩き桑浜漁師民宿到着。
宿に入ると玄関先の居間に老夫婦が出迎え?
(旦那さんは少し早めの夕食中?)

今回の旅では電話した宿はほとんどが予約不可。
5軒ほど電話しここだけが受け入れてくれた。
コロナの影響か? 一人旅は歓迎されないのか?
電話でここの女将さんは元気が良さそうに感じた。
そして実際に元気が良かった。
(少し足が悪そうだが口はとても達者)
この民宿は元は海辺にあった。
しかし東日本大震災で流されて高台に新築した。
そしてまた民宿を再開した。
女将さんは漁師と宿料理人と時々山菜採りする。

宿到着後、機器充電、洗濯、入浴、その後夕食。
夕食はとても豪華。主役はウニ丼。
そして名物のホヤ料理や刺身や焼き魚等。
更に歩き疲れの私のためトンカツも特別提供。
明日は大阪から3人組がウニ丼目当てに来るそう。
またトレイル旅のお客も時々来るとの事。

色々な話を聞いた後、台風8号の話を聞く。
どうやら明日から台風の影響で天候悪化する。
明後日の28日にはこの近辺に上陸しそうとの事。
やはり旅は明日で終了せざるを得ない。
午前中に歩けるだけ歩きその後帰宅。
更に予約済みキャンプ場もキャンセルが必要。
夕食を済ませた後部屋に戻り計画変更案を練った。

3.写真記録

蛤浜ツリーハウス(当初の野宿予定地)

工事通行止の脇を通過

通過でき幸運だった

大六天山への登山口(右)

大六天山手前展望地から万石浦を望む

トレイル標識柱にセミ抜け殻

大六天山山頂

下山後の道路から望む石投山

女川町のコンビニで明日の食料調達

石投山登山口で飲水小休憩

石投山山頂

地図にない微足跡を辿り下山

硯上山からの恵みの水(親子?と出会い)

道の駅おがつで小休憩

葉山神社に立ち寄り参拝

桑浜漁師民宿に到着

桑浜漁師民宿の夕食

民宿の豪華な海の幸に舌鼓

4.ルート図

みちのく潮風トレイル旅② 8日目ルート図(Google Map)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする