徒歩旅時の最大の関心事は「身体の健康」
具体的には、
・足腰等の苦痛回避
・水分と食料の補給と排便
・長期間の体力持久力の持続
・その他(皮膚、歯等)苦痛回避
1. 足腰等
過去の徒歩旅では足腰の苦痛に散々悩まされた。
特にH27みちのく旅やH28四国遍路は足腰痛の旅。
足裏痛や足指先痛が長期間続き旅断念も考えた。
それが最近の旅ではそこまで辛くはない。
R1みちのく旅とR2北海道旅で一時的に辛かった。
R1みちのく旅では足を濡らし足裏フヤケが起きた。
R2北海道旅では暑さで足裏皮膚が熱を持ち過ぎた。
どちらも足裏が脆弱のまま歩き続け悪化した。
足裏を濡らしたら完全に乾かす。
(足を拭き靴下を替えても靴濡れは残るが…)
足裏が高熱になったら冷却マッサージする。
(暑い日は1時間毎が望ましいが…)
これがキチンと出来たら上等な足裏対策と思う。
また足指先痛については最近はほぼ無し。
3年ほど前までは絶えず足指先痛に悩まされた。
ある時食事や飲料と足指先痛の関係を疑い出した。
昼食を大食いしたり糖含飲料を飲んだ後痛みが増す。
最近は水分補給は水だけ昼食せず歩行食で補う。
足指爪の内出血は今年も起きたが大きい苦痛は無し。
水分補給と食事内容と摂り方で相当改善した。
【参考図書】(糖と足痛の直接的言及ではない)
「長引く痛みの原因は血管が9割」(奥野祐二著H27ワニブックス)
1行要約[手足末端等にモヤモヤ血管が生じ痛みを発する]
なお徒歩旅初日には腰等に痛みが毎回発生した。
こちらも最近は余り起こらない。
これは身体が順応したためと推測している…?
2. 飲食と排便
長期旅では栄養とカロリー補給が重要になる。
健康と便通のためには野菜を多く食べたい。
しかし野菜はカロリーが少ない。
野菜で腹を膨らませると他の食料補給が苦しい。
結果的に蛋白質と炭水化物が多め野菜が少な目になる。
すると便秘気味になり排便に悩む事が多くなる。
8年前の自転車旅で宿泊した旅館で排便に苦労した。
2時間トイレで粘っても排便が上手くいかなかった。
自転車旅の時は排便不調の原因として牛乳を疑った。
しかし最近は牛乳が原因とは考えていない。
また手軽な野菜摂取目的で野菜ジュースを多飲した。
しかし野菜ジュースも排便に効果を感じなかった。
生野菜摂取が基本と考え最近は野菜摂取を心掛ける。
それなりに効果はあるが全面解決はしていない。
そんな状況で最近ある改善食に光明を見つけた。
それは牛乳と生ニンジン。
牛乳は水や味噌汁の代わりに摂る。
これにより相当量の蛋白が水代わりに摂取できる。
そして便通改善食物繊維としてニンジンを摂る。
ただしニンジンの摂り方に一工夫が必要。
生ニンジンを堅いまま口に入れ十分に噛む。
50回ぐらい噛む。その時弁当や惣菜も一緒に噛む。
噛む事で唾液が分泌される。
すると胃腸での消化吸収がスムーズになる。
また食べた物は胃腸で食べた順番通り通過する。
肉の蛋白質も食物繊維と混ざり堅さが和らぐ。
結果的に翌日の便の状態がとても良い状態になる。
これが最近の旅で実践し効果を感じた方法。
これだと野菜は少量で旅の荷物としても嵩張らない。
歩きながらニンジンを噛む事もある。
難点は夕食時間が1時間以上かかる事。
徒歩旅では夕食だけが楽しみなので続けられた。
噛む回数が多いと素材の味を楽しむ事もできた。
ただ日常的に食事1時間でニンジン主体は大変か?
またニンジンの美味しさに差がある事もハードル。
来年も旅できれば効果検証を続けたいと思う。
3. 虫歯と歯磨き
私は歯に隙間が多く食事後は爪楊枝を利用する。
徒歩旅でも食事の残りカスが毎回歯に挟まる。
ただ歩きながら食事する時は爪楊枝は使用しない。
カスが歯に挟まったまま歩くと不快で気になる。
しかし1時間も歩くといつの間にかカスは消える。
最初は特に何も思わなかったが考えれば不思議。
口の中の唾液や細菌がカスを分解してると推測。
長期旅の際は歯磨き道具は一応持参している。
最初の頃は虫歯が気になり歯磨きしていた。
しかし旅疲れや水不足等から歯磨きは激減した。
旅が終わって歯医者に行った事は何度かある。
旅での歯磨き不足が歯の悪化要因かもしれない。
自分は歯が弱く虫歯が多く家では必ず歯磨きする。
しかし歯関係書籍からの影響で疑問も感じる。
【参考図書】
「名医は虫歯を削らない」(小峰一雄著H28竹書房)
1行要約[糖を控え栄養管理し運動すると虫歯抑制]
この先は私個人の体験からの勝手な推測。
カス消失例の様に本来口は自然治癒機能が備わる。
口の中は細菌の巣窟だが善玉と悪玉があるらしい。
※梅田茶屋町クローバー歯科記事 R3.4.21
『 口の中にも善玉菌と悪玉菌がいるの? 』
本来は口中の善玉菌と唾液が食物を分解する。
だが甘い生活(糖過多食事)をするとバランス崩壊。
徒歩旅で運動すると唾液が多くなる様に感じる。
旅での糖抑制と多唾液で口中の健康が維持された。
これは私の期待を込めた推測であり正直分らない。
今後私の歯に改善又は悪化があれば報告したい。
4. 旅と皮膚の問題
私は生来色白の体質。
夏に日焼けしても2~3か月で元に戻る。
自転車旅、山旅、徒歩旅の際に特別日焼け対策無。
当初は日焼止め剤を持参したが直ぐ使用を止めた。
元々汗かき体質で日焼止しても汗拭きで落ちてしまう。
シミ増加や発ガンの可能性はあるが未だ兆候無し。
皮膚内部で隠れシミが増殖しているかもしれないが。
皮膚問題については皮膚炎の方が喫緊の問題。
4年目になる皮膚炎については相当落ち着いた。
ただし完治した訳ではないと思っている。
でも自分の中ではほぼ原因が特定できたと感じる。
大食いしたり甘い物を食べ過ぎた時に皮膚に現れる。
また水分摂取が過小の際にも皮膚に炎症が見られる。
つまり食事のバランスが崩れると体内環境が悪くなる。
体内環境悪化が免疫に作用し皮膚に症状が出る。
症状が現れる部位も身体の弱点箇所と思われる。
腕や胸や脇腹や腹や足に炎症が出やすい。
少しの発症でもリンデロンとオロナインを塗る。
それでほぼ症状の拡大を防げている。
以前は旅すると症状が治まったが今回は旅は無関係。
旅中にも多少症状が出た時があり薬を利用した。
皮膚炎については思考を継続したいと思う。
5. 旅と身体全般(体力等)の問題
今回は夏の暑い盛りの旅で相当体力消耗した。
ただ暑い日が1週間続かなかったのは助かった。
過去の旅でも暑さに苦しんだ経験は多い。
最近は旅終了後の間もない時期に献血をする。
献血時の血液検査数値が旅前と後で相当変化する。
最も気になったのは蛋白質関係の数値の低下。
旅行直後はアルブミン値が標準範囲を下回る。
そこで最近の旅では毎日牛乳1Lと卵摂取している。
それで感じるのは以前より朝の回復度が多少良い事。
最近は疲れた日の翌日でも午前中は割と元気が持続。
以前は疲れた日の翌日は午前早くから疲れが現れた。
夜に牛乳と卵を沢山摂る事で朝の回復度に貢献。
しかし1日歩き続ければ疲労する点は変化なし。
健康とは
先日のメマトイ眼内侵入で改めて健康を考えた。
虫の異物を処理するため目ヤニが大量分泌する。
身体に異物が入っても自己治癒で治そうとする。
(3日ほどで目ヤニは収まり虫は分解吸収?)
何となく歯に挟まったカスの処理と似ている。
カスも唾液と口内善玉菌?で体内吸収された。
更には食物の消化吸収についても同様だ。
食物も一種の異物だが胃腸と腸内細菌が協力。
食物という異物が上手に体内に取り込まれる。
体内の仕組みと細菌の協力で成り立っている。
人間の健康は微妙なバランスの上に成り立つ。
皮膚病はそのバランスを崩して発症した。
何かが不足でも多過ぎても健康に影響する。
健康に唯一の方法は無いと思う。
ただし「運動」と「バランス食」は必須か?
でも運動もバランスも程度や定義は難しい。