健康面の現状と四国遍路旅の関係

年1回健康検査を受けている。
最近3年は徒歩旅行後に検査予約し受検する。
徒歩旅行の影響を知りたいという思いがある。

その検査結果が送られてきた。
4項目で「軽度異常」があり少しショック。
心電図の不完全右脚ブロックは毎度の事なので許容。
(当面は経過観察で良いらしい)
LDLコレステロールは基準より微増でこれも許容範囲。
気になるのは腎臓関連のクレアチニン値とeGFR値。
一昨年まではほぼ横ばいだったが去年悪化。
今年は更に悪化。遂に腎臓悪化が進行中か?
亡父や亡叔父や従兄弟も悪いため家系的体質?
自分も腎臓病予備軍入りかと少し落ち込む。

ネットでクレアチニン値に関する情報を調べてみる。
すると少し希望の持てる記事を見つけた。
クレアチニン値が高くなる要因には筋肉増が関係する。
運動や高タンパク食での筋肉増がクレアチニン値を高値化。
自分は筋肉質体型ではないがタンパク摂取は多め。
特に徒歩旅ではタンパク不足と思い積極摂取した。
更に旅終了後も体力回復で積極摂取を続けた。
高タンパク食を意識的に続けた事が影響したかも?
(高タンパク食が即クレアチニンの高値に繋がる訳でない)
腎臓は自覚症状も無く悪化するため油断は禁物。
腎臓については知識を増やし検討や対策したい。

健康検査の他に徒歩旅終了後3回献血した。
私は献血を30年余続けている。
献血すると血液検査の結果が通知される。
H29年に徒歩旅と血液数値の関連に偶然気付く。

最近7年の徒歩旅実績
H28.5 四国遍路旅
H29.6 東北山歩旅
H30.7 青森県一周旅
R01.5 四国遍路逆打&小辺路
R01.9 みちのく潮風トレイル①
R02.8 北海道徒歩旅
R03.7 みちのく潮風トレイル②
R03.9 みちのく潮風トレイル③
R04.5 四国遍路&大峰奥駈

H28年までは旅終了の1か月程後に献血していた。
旅を終えた直後は体力回復を優先し献血を控えた。
H29年は旅を終えて24日後に献血に行った。
すると2項目で過去最低の値が表示された。
アルブミン値とアルブミン対グロブリン値。
何れも基準範囲を少し外れ要注意値となった。

旅行後相当の日数を経ての要注意値は気になる。
アルブミンは低栄養等で低値になり易いとの事。
旅行で生じた体力消耗の回復が遅れているのか?

H29年を境に旅行後の健康状態が気になり出す。
流石に旅行直後は疲労感が強過ぎ献血できない。
1週間~10日ほど間を空けて献血を行う。
するとアルブミン値では毎回似た傾向が出る。
旅行後は低栄養状態が暫く続く嫌疑が濃厚。

一方で血小板値は過去平均より高値が出た。
血小板は出血等の場合に活躍する絆創膏役。
つまり出血等がある場合は高値になり易い。
H29の東北旅では足裏皮膚が大ダメージを受けた。
雨天続きで歩き続け足裏皮が大きく剥がれた。
旅行の負傷が残る時に献血した事が原因と疑う。
血小板もその後の献血で同様の傾向が現れた。

これをきっかけに血液検査数値の興味が深まる。
特に最近は平均赤血球容積の値が興味深い。
以前にもブログ内に検査結果のグラフを掲載した。
R3.11.22.記事 血液と体力(持久力)の関係

私が献血を始めたのは30歳代の後半。 T先輩に誘われて初めて献血をした。 それ以来年間5~10回程度献血し続けている。 献血すると自分の血液データが通知される。 過去の血液データの記録も残って...
今回はその後の値を追加したグラフを掲載。

平均赤血球容積の値は今年4月から5回連続増。
4月 5月 6月 7月 8月
98.9→99.3→99.5→100→100.5
[134]-[135]-[136]-[137]-[138](グラフ横軸右端)
3月から体力向上のため朝ランを始めている。
そして5~6月の旅以降も朝ランは続けている。
赤血球容積は貧血傾向の人が高値になり易い。
私自身は貧血の自覚が無いがどういう事だろう?
ネットを調べても適切な解答は見当たらない。
ここから先は私の独断と偏見の推測解釈。

長期旅期間は体力消耗に栄養補給が追いつかない。
結果的に身体は栄養不足状態に陥る。
これは旅後のアルブミン値低下で裏付けられる。
一方で旅中はエネルギー供給で酸素を多く消費する。
酸素を多く供給するには赤血球が多く必要となる。
一方で赤血球の寿命は120日となっている。
つまり120日間で全赤血球が完全に入れ替わる。
30日の旅期間中には1/4の赤血球が寿命を迎える。
栄養が十分あれば古い赤血球が新しく再生される。
しかし赤血球の再生に必要な栄養が不足している。
このため身体は不足気味赤血球で対応しようとする。
赤血球容積を微増し酸素吸収を増やそうとした?
赤血球不足を補うための赤血球容積増ではないか?

数の不足を容積増で補う能力が血液にあるのか?
あくまで素人の私の荒唐無稽かもしれない推測。
でも身体には様々な危機対応能力があると信じる。

長期旅を続ける上で重要な力は体力だと思う。
体力とは何かと言えば「力を持続的に発揮」する事。
例えば多少疲れても精神力で乗り越える事はできる。
しかし余力が完全に枯渇すれば精神力だけでは無理。
持続的に力を発揮するには相応の筋力と栄養が大切。
血液検査で旅後の栄養関係数値の悪化を知った。
そこで今回の旅は過去旅より栄養補給に気をつけた。
食費は過去が1日約1000円だが今回は1日約1500円。
タンパク(卵と牛乳)と野菜と飯は多めに摂取。
一日3食の配分は朝3:昼1:夜6ぐらい。

一例として6月9日の夕食と翌朝食の写真

夕食は、全弁当の2/3+卵2+パン+野菜+果物
(カツ丼とお握り弁の1/3と1口パン5個分程度)
(ご飯を食べながら人参等も一緒に口にする)
朝食は、全弁当の1/3+卵1+パン+野菜+果物
(お握り弁の2/3と1口パン5個分程度)
但し弁当以外(パン、野菜、卵、果物)は次以降も使用。

過去より増強した食事で多少は効果有と感じる。
疲労度は軽減し疲労継続時間も減少傾向を感じた。
昼食は歩きながら摂る事も多かったが結構効果的。
少量の食べながら歩行は意外に持続力に繋がった。
やはり十分な栄養補給が大切だと感じた。
それと不思議だったのが今回は食欲が良好だった。
過去旅では疲労し過ぎで食欲が弱い日もあった。
疲労度と食欲が関係するのかは良く分からない。
ただ今回も一日の終盤には相当バテた日もある。
疲労は暑さや発汗・給水やコースにも影響される。

その他の身体問題にも少し触れたい。

足痛については過去に比べ改善したと思う。
足先痛・足爪内出血や足マメ痛は多少発生した。
だが例えば爪内出血は左足親指のみで軽度。
過去の酷い時は足指の半数以上が内出血した。
その内出血跡は1年以上爪に黒色が残った。
今回は旅後1か月で内出血跡が相当薄れた。
爪内出血の少ない要因は良く分からない。
或いは積極的なタンパク摂取が良かったかも?
足マメは数カ所できたがこれも過去より少ない。
足マメは足裏の皮膚の弱体化が大きい要因と思う。
今回は足裏の皮膚が弱体化する要素が少なかった。
雨天が少なく暑い日も極端に多くはなかった。
水濡れや高温で皮膚は弱体化すると思われる。
過去の旅では暑さで手の甲が腫れた事もある。
今回の旅では手の甲に腫れが出た日はなかった。
休憩時の足冷却マッサージも多少貢献したかも。

手や足が攣る(痙攣する)事は少しだけあった。
これは何故起こるのは良く分からない。
栄養摂取問題と思うが何が不足かが分からない。
寒さ等の天候も多少影響していると思われる。
旅の後半には手足の攣りはほぼ無くなった。

排便については旅の後半になるほど安定した。
旅の前半は少し不規則気味だった。
最長で2日間排便のない日もあった。
後半は朝の早い時間にほぼ排便があった。
多い日は一日に2度排便した。
食事では野菜と炭水化物と肉類を一緒に食べた。
全て一度に口に入れ兎に角良く噛んだ。
特に野宿夕食時は1時間半ほどかけ食事した。
食事の摂り方は排便に多少効果があったと思う。

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