四国遍路旅 11日目 R4.5.25 (高知 35~36)

四国遍路旅 11日目

令和4年5月25日(水) おみろく様~H鳥越
天気 晴 気温 17~27℃

1.旅の時間経過・距離

03時30分 起床
05時35分 おみろく様・発
06時50分 35番・清瀧寺  (25分)
08時40分 塚地休憩所  (休10分)
10時45分 36番・青龍寺  (食事休70分)
16時50分 マルナカ須崎 (買物40分)
17時55分 ビジネスH鳥越・着

歩行距離 35km
歩行時間 9時間50分(休150分除く)
[上り標高計1350m/下り標高計1330m]

2.遍路道の概要

この日は100m以上の登り下りが3回ある。
最初は清瀧寺まで130m登る道。
清瀧寺の後は一端来た道を戻る。
その後塚地峠に向かう途中で休憩所。
約170mの標高を登り塚地峠を越える。
塚地峠を越えると宇佐大橋まで一端下る。
宇佐大橋を越え少し歩くと青龍寺に着く。
青龍寺では本堂まで50m170段の石段登り。
青竜寺の後は遍路道は2ルートに分かれる。
今回は海沿い側の横浪黒潮ラインを進む。
平均標高150mの山間歩きが約12km続く。
この間小刻みなアップダウンを8回ほど経る。
無事山区間が終ると海に浮かぶ食堂出現。
標高100m越え終了後は鳥坂トンネルが標高50m。
トンネルを越え5km進むと須崎市街地に着く。

3.出来事や感想

おみろく様では一晩中照明が点灯している。
早朝出発時にも女性が参拝に訪れていた。
最初の清瀧寺へは約4.5km1時間余で到着。
清瀧寺までは130mの登り下りの往復道。
このため登坂スタート脇の草陰にザックをデポ。
納経を終えザックデポ地点まで往復30分。
無事盗難に遭わずザックを回収し先に進む。
標高差大の登坂道ではザック負担が大きい。
盗難の僅かな危険性には目を瞑りザックを隠す。

青龍寺に向かう遍路道は通勤通学時間帯。
車と通勤通学自転車と歩行者が密に交錯する。
一部の自転車は左側通行せず右側通行。
右側通行の理由は路側帯が異常に狭いため。
しかし自転車同士が狭道で擦れ違う事も危険。
毎日危険と隣り合せの通行は問題だと思うが…

更に進むと途中で塚地峠に差し掛かる。
本日も3日連続25℃超えで暑さが厳しい。
塚地峠手前の休憩所で一服後に登坂開始。
塚地坂道の最高地点にはベンチがある。
眺望の良い場所で高齢男性が一服休憩中。
お遍路さんなのか分からず素通りした。
その後の下り道で女性4人組と擦れ違う。
こちらはハイキング仲間同士と思われる。
60歳代と思われる元気の良い女性達で、
「お遍路お疲れ様。頑張って」と激励される。

その後青龍寺への手前では宇佐大橋を渡る。
この橋は昨日の浦戸大橋と違い歩道が広い。
結構な高さはあるが緩い傾斜で快適に歩く。

青龍寺の入口と納経所は標高が低い位置。
ところが青龍寺本堂は標高50mの石段登り。
ここでも目立たない場所にザックをデポ。
本堂まで参拝納経し石段を下り納経所へ。
納経を終えて日陰で昼食休憩をとる。
約1時間休憩後に先に進む道を確認する。
この時に石段の先に遍路道が続く事に気付く。
何と! もう一度この石段を登るのか!
自分の迂闊さに呆れる。
でも止むを得なかったとも考えられる。
寺の順番は参拝後に納経所で受付する。
原則的には先に納経所で受付はできない。

今度はザックを背負い再度石段を登る。
本堂脇から横浪黒潮ラインの遍路道へ進む。
青龍寺の先の遍路道は2ルートに分かれる。
私は過去3回の遍路で全て横浪黒潮ライン。
しかし別の方のルートが一般的らしい。
もう一つは須崎仁ノ線を進むルート。
こちらは青龍寺から宇佐大橋まで重複歩行する。
距離的には両ルート共ほぼ同じ距離らしい。
ただ須崎仁ノ線は途中で集落を通過する。
一方横浪黒潮ライン山間部を抜けるルート。
約12kmの区間中に適当な休憩地はほぼ無し。
私が過去3回共横浪側にしたのは重複歩行回避目的。

途中に適当な休憩地がないのはやはり辛い。
個人的にはあまりお薦めはしない。
ただ車の通行量が非常に少なく精神的には快適。

横浪黒潮ライン歩行後は食料調達の店に向かう。
当初の計画は須崎市内の民宿に宿泊予定だった。
ところが1週間前に民宿に電話すると「難しい」回答。
お遍路さんが激減し工事関係の宿泊優先との事。
私の希望日は工事関係者の宿泊が見込まれていた。
民宿を諦めビジネスホテル素泊りに計画変更した。
このためスーパーで食料調達が必要になった。

民宿で栄養補給できない分スーパーで大量購入。
暑い日が続き体力回復のため普段より多い食料調達。
急遽予約したビジネスホテルは少し不安な宿。
宿の営業は夫婦で別の仕事と掛持ち営業と推測?
常駐職員はおらず必要の都度電話し来てもらう。
当日の宿泊者は私ともう1人のみ。
ただ風呂と洗濯とバッテリ充電の最低限の目的は達成。

4.写真記録

国道56号から清瀧寺のある山塊を眺望

写真中央の少し左に清瀧寺が見える

清瀧寺への長い登坂道の始まり

この少し先でザックをデポ

35番・清瀧寺の仁王門

35番・清瀧寺の本堂(右)と大師堂(左)

清瀧寺から市街地を眺望

通学時間帯に用水路沿いの遍路道歩行

狭い道で車と通勤通学自転車が交錯

右側の路側帯が狭すぎ左側で自転車や人が交錯

塚地峠手前の休憩所

ここでは野宿も良さそう

ゴミ箱が設置された休憩所は希少

塚地坂の開始地点

塚地峠の見晴らし休憩所

休憩中男性の後ろを素通り

塚地峠道上にある水場

なだらかで歩道の広い宇佐大橋

36番・青龍寺の山門

36番・青龍寺本道への長い石段

36番・青龍寺の本堂(右)と大師堂(左)

青龍寺から横浪黒潮ラインへの登り道1

青龍寺から横浪黒潮ラインへの登り道2

少し道が荒れている

横浪黒潮ライン途中で唯一の駐車場と売店

横浪黒潮ラインの終盤の眺望

武市半平太銅像

ここからは海岸へ下り道が続く

海岸に着くと出会う「海に浮かぶ食堂」

分かり難いが中央赤屋根の建物

水場とトイレのある遍路休憩所

巨大な工場施設

黒潮市場隣接のマルナカスーパーで買い物

ビジネスホテル鳥越に宿泊

5.ルート図

四国遍路旅 11日目ルート図(Google Map)

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