四国遍路旅 23日目 R4.6.6 (愛媛 60~64)

四国遍路旅 23日目

令和4年6月6日(月) 湯浪~土居
天気 雨のち曇り 気温 18~23℃

1.旅の時間経過・距離

03時30分 起床
05時45分 湯浪休憩所・発
06時55分 60番・横峰寺  (25分)
09時45分 61番・香園寺  (45分)
(途中往復25分タイムロス)
11時15分 62番・宝寿寺  (15分)
11時47分 63番・吉祥寺  (15分)
12時45分 64番・前神寺  (30分)
(途中雨宿り3分)
16時20分 マルナカ新居浜(5分)
18時40分 ハローズ土居 (買物40分)
19時25分 延命寺東屋・着

歩行距離 47km
歩行時間 10時間40分(休180分除く)
[上り標高計950m/下り標高計1200m]

2.遍路道の概要

最初に横峰寺まで標高300から750まで450m登る。
次に香園寺まで標高750ら20まで730mを下る。
寺が所在する所の高さでは四国遍路中第二位。
(第一位は雲辺寺の標高900m)
香園寺からの4寺は全て平地の寺。
(前神寺だけは境内内で10mほど登坂有)
新居浜市から四国中央市に至る国道11号は峠越え。
峠の最高標高は約150mの緩登で余り辛くはない。

3.出来事や感想

3時半起床時には雨が降り続けている。
ただ風が弱かったためテントに水濡れはない。
雨の降り続く登山道を登るのは気が進まない。
出発支度をユックリしていたら雨が弱まる。
霧雨の様な天気になった5時45分に出発。

結構な急登が約1時間続く。
途中の登坂道では多くの沢ガニを見かける。
個体により直ぐ逃げたりジッとしていたり様々。
雨天のお陰で活発に活動する沢ガニと出会えた。
湯浪から距離2km、標高差450mを1時間10分で登る。
到着した横峰寺は霧に包まれ小雨気味の状態。

参拝納経して納経所の受付に入る。
対応されたのは住職の奥様と思われる。
とても優しく気配りのある対応を受けた。
女「今日はどちらから登って来ましたか?」
私「湯浪休憩所で野宿し早朝から登りました」
女「テントは濡れたんじゃないですか」
私「幸い風雨が弱くテントは濡れませんでした」
女「お接待がありますから少しお待ちください」
と言って奥からタルト菓子を持ってきてくれた。
私を礼を述べて有り難く頂戴した。

横峰寺から香園寺まで9kmを2時間半で下り着く。
途中急傾斜の濡れた山道で何度か転びそうになる。
ストックで支えて何とか転倒を免れ寺に辿り着く。
山頂では降雨気味だった霧も下りるに従い霧消。
香園寺では工事中らしく仮設テントの休憩所がある。
休憩所で雨に濡れた靴と靴下を脱ぎ乾かそうとする。
あいにく太陽光のない曇り空ではほぼ効果なし。
雨合羽は脱いでザックに掛けて乾かす。
食事休憩を兼ね45分ほど休んでから再出発。

次の宝寿寺が問題のある寺だった。
私個人の問題は道間違えして行き過ぎ戻り25分ロス。
寺問題としては四国88ヶ所遍路から一時脱退した。
四国88ヶ所遍路では寺の納経代は300円で統一。
しかし宝寿寺は取り決めを守らず600円徴収。
このため遍路団体から一時期追放(?)させられた。
3年前の遍路では香園寺内の納経所で62番寺を納経。
今回宝寿寺は納経料を300円に戻し団体に復帰した。
団体から独立し寺を維持するのは無理だったと推測。

次の吉祥寺の納経所受付には女性2人がいた。
私が納経所に入ると両者から「どうぞ」と声掛け。
一瞬迷ったが入口近くの女性にお願いする。
納経所に常時2人が居る寺は結構珍しい。
1人が普通で運が悪いと誰も居ずに待たされる。
2人常駐でも十分採算可能とはゲスの勘繰り。
宝寿寺でも納経料は大きな収入源なのだろう。

この日最後の前神寺は石鎚山・石鎚神社ゆかりの寺。
廃仏毀釈を乗り越え現在に続いているらしい。
前神寺でこの日の寺を終えて小休憩し靴を脱ぐ。
朝の霧雨は完全に無いが濡れた靴は乾きが遅い。
歩行中に乾いた雨合羽はザックに収納する。
靴の乾きを待つ時間が惜しいため濡れた靴で出発。

前神寺から野宿地まで26kmで6時半間の見込み。
当初の野宿地到着は19時を予定していた。
しかし現在のペースでは19時を過ぎてしまう。
この日も無休憩で地道な歩行を続けるしかない。
歩いている途中でにわか雨に遭遇する。
一時的に建物軒下で雨宿りすると直ぐに雨は上がる。
徒歩再開後はスーパーでトイレ利用以外は無休憩。

新居浜市から四国中央市へは峠を越えて進む。
峠に差し掛かった時に善根宿(遍路無料宿)が現れる。
宿の前の水洗場では男性が何かを洗っていた。

野宿地の少し手前でスーパーに着いて食料調達。
今回は2泊5食分の食料調達が必要。
明日の遍路道中に適当な食料調達場所はない。
5食分を2000円余で調達後は番外霊場・延命寺に向かう。
ネット情報では東屋とトイレのある野宿適地。

到着は19時25分で周囲は既に相当暗い。
東屋では男性がタバコを吸って休んでいる。
どう見てもお遍路さんでは無さそう。
東屋内にタバコの吸い殻入れがあり喫煙に最適。
予めネットで調べた時は閑静な所と思っていた。
しかし実際に来訪したら結構車の通行量が多い所。
タバコの男性も近隣住民が一服休憩で寄った様子。
やむを得ず東屋から少し離れた草地にテントを張る。
夕食を済ませトイレに向かうと東屋に人はいない。
雨の心配は少なそうだが東屋の方がより安心だ。
東屋にテントを移動して改めて眠りに就く。
ところが深夜に東屋に近づく人の気配がした。
その後間もなく気配が消えたので立ち去ったか?
ここはタバコ喫煙者の理想郷なのかもしれない?

4.写真記録

早朝の湯浪休憩所

霧が立ち込める遍路坂道を登る

木の外皮の様な岩

沢ガニが逃げずに親爪で威嚇

霧雨で幽玄な60番・石鉄山・横峰寺

左手に納経所入口

60番・横峰寺の本堂(中央)を後にする

香園寺への道は所々で泥濘み

香園寺奥の院を通過

初遍路時の緊急野宿地

小松大谷池農村公園

トイレ有。野宿に良いかも?

61番・香園寺の本堂(中央)

中央仮設テント下で長休憩

61番・香園寺の本堂内部

靴を脱ぐ必要があり入室せず

香園寺から宝寿寺への道

この道を直進すると宝寿寺を行き過ぎる

62番・宝寿寺の納経所(中央)と本堂(右)

国道11号を左折して吉祥寺へ

63番・吉祥寺の山門

63番・吉祥寺の本堂(右)と大師堂(左)

64番・前神寺の山門へ

64番・前神寺の本堂

両翼を広げた「入り母屋造り」

前神寺の後の道で少し青空が覗く

休憩所に「安知生の水」

残念ながら飲水不可

新居浜と四国中央の峠にある善根宿

無料で宿泊可能

ハローズ土居店で2日分食料調達

夕方割引で格安調達

野宿地の延命寺に到着

延命寺と道を挟んで対面に東屋

5.ルート図

四国遍路旅 23日目ルート図(Google Map)

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