四国遍路旅 22日目 R4.6.5 (愛媛 56~59)

四国遍路旅 22日目

令和4年6月5日(日) 今治~湯浪
天気 曇りのち雨 気温 20~23℃

1.旅の時間経過・距離

03時30分 起床
05時40分 常盤公園・発
06時15分 56番・泰山寺   (50分)
07時50分 57番・栄福寺   (20分)
08時58分 58番・仙遊寺   (25分)
10時55分 59番・国分寺   (25分)
12時15分 高速道路高架下 (休30分)
14時00分 そごうマート三芳(買物40分)
15時52分 古田会堂    (地図確認5分)
18時18分 湯浪休憩所・着

歩行距離 43km
歩行時間 9時間20分(休195分除く)
[上り標高計800m/下り標高計560m]

2.遍路道の概要

仙遊寺と湯浪休憩所の区間で登り道がある。
それ以外は平坦な舗装路の歩行が多い。
仙遊寺(標高250m)への歩き遍路登坂道は工事中。
このため道案内看板に従い車道の登坂道を歩行。
仙遊寺からの下りは登山道的な土砂道を下る。
中山川を渡り高速道高架下通過後は湯浪に向かう。
高架下から標高差200mほどの緩登が5.5km続く。
山の間を通る舗装道で車の通行量は少ない道。
なおこの日は湯浪に向かう際にルートミスした。
徳能伊予三芳T線歩行は興隆寺へ向かう道間違い。

3.出来事や感想

今日は午後から徐々に雨が強まる天気予報。
降雨前に極力先に進み雨中歩行時間を減したい。
だが野宿地から最初の泰山寺までは2km、30分。
納経所の受付は7時で早く出発しても待つだけ。
でも市街地の公園に長居もしたくない。
6時前に出発しスロー歩行で寺到着が6時15分。
早めに参拝納経した後は納札記入で受付開所待ち。
7時に納経所で納経を済ませて次の寺に向かう。

映画「ボクは坊さん」の舞台栄福寺には8時前に着。
3年前来訪時は受付に主人公が居たが今回は女性。
栄福寺には次の仙遊寺の道路工事道案内が掲示。
どうやら歩き遍路道は工事で当分歩けないらしい。
納経受付女性からも遍路道に関する案内をもらう。
仙遊寺に向かうと各所に標識があり迷う事はない。
仙遊寺は舗装路歩行の後に長い石段登りがある。
急斜面に石段があり所々で土砂崩れ跡が道を塞ぐ。
石段中央に手摺りがあり土砂を越え歩く所もある。
寺の維持管理の難しさを感じさせられる。

泰山寺、栄福寺、仙遊寺の3寺は各1時間で回る。
次の国分寺は約2時間で移動参拝し本日の納経終了。
途中で微弱雨が降り出すがそのまま歩き続ける。
12時過ぎに高速道の高架下に来た時に雨が強まる。
高架下の歩道で雨除けを兼ねて休憩と昼食を摂る。
30分待っても雨は続いたため雨合羽を着て出発する。
この先のコース選択にミスった。
前回と同様に高速道に並行する遍路道を歩行する。
この遍路道は緩い登り下りのある変哲の無い舗装道。
国道196号を歩き安全協会桜井詰所で右折の方が得策?

歩き続けると共に雨脚も徐々に強まり出す。
強まると言っても時間雨量で3~7mm程度の雨量。
それでも長時間歩行で眼鏡は曇り雨合羽内部は蒸れる。
道の先は見え辛くなりスマホも操作し辛い。
ここで更に重大な道の選択ミスをしてしまう。
雨のためスマホの道確認をする気にならない。
(スマホ画面が濡れ誤動作の可能性が高まる)
道の遍路マークだけを頼りに先へ先へと進む。
何故こんな早くに登坂道を歩くのか疑問が生じる。
軒下で雨宿りして道確認したいと適地を求め歩く。
偶々通った「古田会堂」の軒下で雨宿りしスマホ確認。
そこで漸く目的地とは別の寺に向かっている事を知る。
遍路マークが様々ルートに向かう事に初めて気付いた。

雨の影響もあり辺りは既に薄暗くなり始めている。
如何に最短で進路を正規ルートに戻すか思案する。
スマホ地図を睨めつつ必死で変更ルートを歩き出す。
自分のミスに立腹しつつミスに気づき良かったと慰める。
もしミスの気付きがもっと遅ければ更に大変だった。
その後正規ルートに合流後も歩行速度は早めを維持。
必死に歩いて目的地の湯浪休憩所到着は18時18分。
当然ながら誰も人はいない。

この休憩所の魅力はトイレと自然湧水がある事。
雨はそれなりの雨量(約5mm/時)で降っている。
風はそれほど強くは吹いていない。
風向きを考え東屋内でのテント設置場所を決める。
(一晩の間で風向きが変わり得るのは仕方ない)
雨に濡れた衣類等は周囲の椅子や壁に干してみる。
明朝には雨が上がる事を期待して夕食し就寝する。

4.写真記録

曇り空の下早朝の住宅街を遍路歩行

電柱の遍路マークが頼り

今治西高校そばの蛍雪橋を渡る

橋の柵にも遍路マーク

56番・泰山寺へ正面に見える石段道に向かう

56番・泰山寺境内と本堂(右)

老人ホーム日高荘前に四国遍路無縁墓地

老人ホーム日高荘前にお遍路休憩所

栄福寺まで1.3kmの石標

奥にはお地蔵様

57番・栄福寺境内への入口

立派な山門は無し?

57番・栄福寺の本堂

仙遊寺へは工事に伴う道案内看板

道の角等に計10箇所以上あった

工事中の迂回路が終わり正規の遍路道

58番・仙遊寺の山門

仙遊寺への石段の登坂道

中央に手摺り。斜面の土砂崩れ跡を越え登る

58番・仙遊寺の本堂

仙遊寺から五郎兵衛坂(ごろべえざか)を下る

登山道風の下山道の先には今治市内が眺望

今治市内から仙遊寺のある山並を振り返る

59番・国分寺へ登る石段

59番・国分寺の本堂(左)と大師堂(右)

手前右の握手修行大師と握手して願い事一つ

そごうマート三芳店で食料調達

食事利用済パック等は分別して処分

この時点では道間違いは無かったが…

道間違いから復帰し正規ルートに進む

湯浪に向かう県道147ルートを直進

高速道の高架下を進む

ほぼ民家のない道で出会った車と家

この後で湯浪の小集落と出会う

道間違いを乗り越え到着した湯浪休憩所

野宿した翌朝の湯浪休憩所

5.ルート図

四国遍路旅 22日目ルート図(Google Map)

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