5月13日(金) 5日目 18番恩山寺~20番鶴林寺

天気 晴時々曇り

久々にベッドで眠れたおかげで、朝の出発から快調に歩みを進め、最初の18番恩山寺までは順調に時速約5kmの歩行速度で到着した。

この3日間同じ人と顔を合わせている。福島から来ており、歩き遍路を基本にしつつ偶には交通機関も利用しているようで、時々アレッと思うような場面で先回りしている。

遍路には様々なパターンがあるようで、キャンピングカーで旅して遍路する人もいるし、寺の駐車場にマイカーで来た後車内で遍路の羽織をひっかけ納経所に寄るだけみたいな人も見かけた。

荷物や持ち物も千差万別。マイカーやツアー組は、参拝時には荷物は持たない代わりに身だしなみは正にお遍路さんという人が殆ど。
一方でバイクや自転車のお遍路さんは服装にはほぼ無頓着。
歩き遍路の人は千差万別で、上下白のお遍路姿の人を始め自己流にアレンジした人や、私のように普通の服装にワンポイントだけお遍路要素を取り入れている人などなど。

歩き遍路で金剛杖を持っている人は半々ぐらい。
金剛杖の利点は、一目で遍路と認識してもらえることと、登山道で身体を支えるのに役立ち点。一方で欠点は舗装路の端を歩く時に格子目の側溝蓋の穴に杖の先がはまりバランスを崩すことがたまにあること。一度、変型した交差点を渡っている途中で交差点内にあった側溝蓋の穴に杖先がはまり立ち往生しそうになった。偶々自動車が来なかったから良かったが歩行者が突然交差点で立ち往生するのは事故に繋がりかねない。
金剛杖が不要に思えることも多いのだが、基本的にテント設営が認められていない公園などでテント泊する場合にテントに杖を立て掛けておけば、一目お遍路さんと分かり黙認してもらえる効果も期待でき、一長一短あり悩ましい。

また、歩き遍路の荷物に関しては軽量級と重量級に分けられ、全て宿に泊まる歩き遍路の人は軽量のリュック姿だが、私のように野宿もする場合はリュックが大きく銀マットを付属しているケースが多い。今日は、更に上をいくお遍路さんに出会い、大型リュックに手押車を引きずり歩くお遍路さんを見かけた。
とても重そうで正に荷物を運ぶこと自体が修行という印象。何をそんなに運ぶのだろうか?

今日三番目の寺鶴林寺への道は、正に整備された登山道。結構急な登りが1時間ほど続きやっと山頂の寺に着く。

鶴林寺参拝後は、次の寺に向かう途中にある大井小学校跡地が格好の野宿地。水とトイレがあり、地域のボランティアが清掃管理している。ただし、あくまで野宿地なので利用者は週に2~3組?(感想記録帳に記入された件数)


先ず最初に恩山寺


恩山寺から次に向かう道の竹林
義経の弦巻坂、弦張坂と言う坂を通る


途中の工事小屋の中でお接待を頂いた


遍路小屋で休憩する福島のお遍路さん


大型リュックに手押車のお遍路さん
沢山の荷物の中身は?


鶴林寺~太龍寺までは国史跡指定の遍路道


鶴林寺に向かう途中の絶景


鶴林寺の山門


私の遍路姿


重そうな荷を背負い鶴林寺に向かう人


野宿地の大井小学校跡地

7時20分 ホテルを出発
9時40分 18番恩山寺に着
11時10分 19番立江寺に着
15時30分 20番鶴林寺に着
16時40分 大井小学校跡地に着

歩行時間 8時間30分
歩行距離 34km

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