運動旅行と健康具合の相関関係?(その3)

運動旅行中に悩まされた痛み等について

1 膝痛
自転車旅行中に膝痛が発生。
旅行途中8月に実家帰省の途上で転倒し膝を打った。
その後実家帰省して2週間様子見した後に自転車旅行を再開したら痛みが再発。
我慢できず薬局で痛み止めの薬を購入し3日間ほど飲み薬と塗り薬を併用した。
その後は徐々に痛みが軽減し、現在後遺症はほぼない。
この時の経験から適度な運動は自己治癒力を高めるのではと感じている。

2 腰痛
腰痛は、みちのく潮風トレイル中の前半から中盤に発生。
中盤では痛みが辛く、旅行を中止し病院に行くことも考えた。
中盤期の痛みの原因は寝相の問題(テント場所の不安定)と推測。
腰に負担がかからない姿勢を保つように心がけ腰痛は徐々に軽減した。

腰痛に関しては旅行終了後に最も辛い時期があった。
パソコン作業のため長時間座り続けた結果、歩くのが苦痛なほど悪化した。
この時に助けられたのが「9割の腰痛は自分で治せる」(中経の文庫・坂戸孝志著)
腰痛の原因は骨ではなく筋肉の緊張にあるので腰周辺の筋肉を軟らかくする。
そのためにはマッサージするのではなくピンポイントで緊張部のコリをとる。
緊張部のコリを取り除くには緊張部に指を押し込み身体を曲げるという自己治療法。
ただ腰痛原因の緊張部位を特定できずにいた時たまたま旅館でマッサージを受けた。
マッサージで腰骨から10cmほど上部が特に強く痛み、緊張部位を特定できた。
その後は腰の緊張部に指を押し込み身体曲げを継続。現在腰痛とは無縁。

3 足痛
〇足指先痛
百名山登山を開始して数日後から足指先の痛みに悩まされた。
登山の下り道で足指先が靴先に当たることを繰り返すことで痛むと思われる。
また凸凹の多い道でも靴の中で足先がグラつきを繰り返すことも一因だと思う。
靴紐をきつく結び靴内の足の遊びを抑えることで足のブレを抑える。
靴下を折り返して靴履き口の足首周りを太くして足のブレを抑える。
この2つの方法で靴内の足先の当たりが和らぎ相当痛みは軽減した。
一方で別も問題が発生した。

〇足の甲痛
四国遍路の中盤頃に足の甲の痛みに悩まされた。
原因は靴紐を全体的にきつく結び過ぎたためと思われる。
このため全体をきつく結ぶ靴紐の結び方を改めた。
全体的に紐を強めに結んだ後に紐を引っ張りながら部分調整する。
足の甲の部分の紐を緩め足首部分の紐を強める。
これで甲にかかる圧力を弱め足首は固定し靴内の足のブレを抑える。
それなりに成果は上がり足の甲の痛みは軽減しつつ靴内の足のブレも少なかった。

〇足裏痛
みちのく潮風トレイルや四国遍路ではアスファルト道路の歩行が多い。
これが長く続くと足裏痛がひどくなってくる。
こうなるとどうしようもない。
とにかく足を着地する時にできるだけそっと地面に置くこと。
そしてひたすら我慢して歩き続けるだけ。

4 めまい
旅行とは直接関係はないが間接的に関係する話。
今年の百名山登山旅行を計画しながら山中での過ごし方を考えた。
その時に気になったのが北アルプスでは水場の少ない場所が多いこと。
山小屋で水を購入することも可能だが事前に水対策ができないか考えた。
そこで水が少ない状況に身体を慣らしておこうと思った。
今年2月頃から普段の生活で飲水を少なめにする生活を始めた。
始めてから1週間ほどした頃に突然強烈な眩暈に襲われた。
意図的に身体を回転し眩暈する経験はあっても意図しない眩暈は初めてだった。
最初は何が原因か分からず食事する気もおきず2日ほど絶食。体重は3kg減。
最初は水さえ飲めなかったがもしかして飲水の減量が一因と疑い始めた。
徐々に意識的に水を摂り始めると眩暈の症状が改善していった。
眩暈が発生してから約5日でほぼ回復したが眩暈は辛いと初めて思った。
百名山登山旅行では今回の飲水減量生活以上に飲水は少ない時もあったと思う。
実際テント3連泊後に宿に泊まると幾ら水を飲んでもまだ飲めると感じる。
テント生活と今回の飲水減量生活の一番の違いは何か?
考えた末の結論は、運動と食事生活の違い。
テント生活時の運動量は10時間相当で普段の生活時の運動量は1時間前後。
一方食事の方は普段生活時に比べテント生活時は半分量以下の貧弱な食生活。
テント生活時は食物の大部分が運動で代謝消費され体内に蓄えられない。
一方普段生活時は食物の多くが体内に蓄えられることになる。
この体内での消化吸収蓄積作用に水分が多く使われるのではないか。
そして消化吸収過程で生じた毒素等が尿として体外に排出される。
このため運動時に比較して普段生活時の方が意外と水分が必要なのかもしれない。
但しこれは全くの個人的な推測。
なお眩暈と飲水の関係についてネット検索したら面白い情報を見つけた。
大阪にある医療法人入野医院はめまい治療を専門に扱う病院らしい。
ネットサイト「めまい相談」には多くの相談と回答が掲載されている。
その中には症状によっては飲水を勧めている記述も多くある。
水の重要性については別途改めて考えてみたい。

5 皮膚
前回ブログに書いたが皮膚の怪我の回復力は年齢と共に衰えを実感している。
一方でこの4年間、各種旅行で長期間直射日光に身体を晒してきた。
自分は日焼け止めクリーム等はほぼ使用しなかった。
毎年旅行の中盤には、顔も肌も真っ黒になっていた。
相当シミが増えてもおかしくないが、現在のところ極端に増えた印象はない。
特に今年は四国遍路や登山旅行でテント生活が多く洗顔回数も少なかった。
一般的な感覚では不潔な状態が結構続いていたと思う。
一方で時々風呂に入った時に顔や皮膚を確認すると潤いが増えたように感じる。
自分なりに考えると運動によって細胞の新陳代謝が活性化している気がする。但し怪我の傷跡の回復力は新陳代謝の活性化とは無関係なのか?

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