青森県一周徒歩旅(３日目)～七里長浜

H30年7月10日（火）
天気　曇り一時霧、夕方から雨
気温　17℃～21℃

テント泊した展望台の中は吹抜けが有り夜中に風が舞い物音がした。
朝起きて確認するとテント脇にあった段ボールが動いていた。
雨は降っていない。雨合羽は必要なさそう。
朝５時に展望台を出発し１０分ほど坂道を下ると道の駅三厩。
展望台では風が吹いていたが道の駅では風は殆ど感じない。
道の駅でテント泊した方が良かったかも？　ただし雨避けできるか？
昨日手持ちの水は700ccほどだったが朝まで何とか足りた。
ほぼ残りゼロの水筒にタップリ水を調達し道の駅から竜泊ラインに向かう。

竜飛～小泊間の竜泊ラインは標高差400mの登りを伴うアップダウン道。
最初は結構キツイ登り道が続く。
竜泊ラインを少し進むと「この先濃霧に注意」標識が現れる。
そして直ぐに濃霧で見通しが悪化する。10m先の視界はほぼ消失。
強弱する霧雨の雨粒に加えて少し寒さを感じて今日も雨合羽着用。
更に進むと野生の猿数匹の群れが現れて１人歩きの私を威嚇する。

７時２０分に最高標高点を通過し下りに入った時日本一周の自転車旅人と出会う。
彼は栃木県人。出発して今日で82日目。
出発後は南進し九州の佐多岬まで行った後現在北上中。
昨日は道の駅小泊に泊まり今日は竜飛岬から更に先を目指しているとのこと。
1日平均90kmキロ位走るが、多い時は140km位走るそう。
私が「毎日結構走るネ」と言うと「観光しながらだから余り走れない」と謙遜。
趣味がロードバイクなので練習ではきっと沢山走っているのだろう。
特に印象に残った場所は鳥取県の「三徳山三佛寺投入堂」。１人での入場は不可。
偶然出会った３人組と一緒に鎖場等危険な場所を登り怖かったが無事登り感動したそう。
お互い良い旅を続けられるようエール交換し互いの道を進む。

この後１０時過ぎに道の駅小泊で小休憩し軽食を摂る。
昼前にコンビニで食料調達後は十三湖を目指す。
１４時３０分に十三湖の駐車場・休憩所に到着。
トイレ、水補給、軽食補給し、次の目標の七里長浜を目指す。

１５時５０分「浜の明神」Ｙ字路を右進し１６時に七里長浜入口着。
七里長浜は「砂場」と「護岸堤」と「砂場＋護岸堤」が混在する。
それぞれが大凡１／３ずつ混在。
砂場は柔らかめで足が沈みやすい砂場と硬めで歩きやすい砂場が半々ぐらい。
また場所により護岸堤と波消しブロックが混在する場所もある。
七里長浜と言っても「七里＝約２８km」全てが砂浜ではない。
工事中の通行止め箇所や波消しブロックで急斜面の箇所もあり安全でない場所もある。
私は波消しブロック急斜面で足を滑らせブロック内にスマホを落としそうになった。
幸いスマホは紐で身体に結んでいたため事なきを得た。

１８時頃に七里長浜で石を拾い集める男性と出会う。
私が「石の事は無知」と言うとこれは錦石だと拾ってくれる。
彼は錦石を私に手渡したい素振りだったが私には不要なので手を出さない。
彼から七里長浜海岸のどこから歩き始めたか尋ねられる。
私が「浜の明神」から歩き通しと言うと、怪訝な顔をした。
そこで途中工事中の箇所を通って来た事を話すと納得した顔をした。
今日の行先を尋ねられて高山神社と答えるとロープの下がった所を指差す。
ロープを登り少し歩くと神社に着くと教わり礼を述べてその通りに進む。
ロープを登り５分ほど歩くと神社裏手に着く。そこから更に２分で正面に回る。

１８時２０分高山稲荷神社正面に到着した時に丁度雨が降り出してきた。
このため神社の参拝はせずにすぐ近くの公園に向かう。３分歩き公園に着。
雨避けのため昨日同様に公園内の展望台を見渡す。テント設置可能と判断。
そして水確保のため公園トイレに行くと「この水は飲用不可」表示。ショック。
手持ちの水は残り僅かなため水の確保は欠かせない。
雨の中を神社に向かい自販機を探す。無事自販機を見つけると脇に神社トイレ。
神社のトイレに入ってみると綺麗で立派なトイレ。これなら水も水道水だろう。
無事水を確保して公園のテント場に戻り事なきを得た。
夕暮れ時に降り出した雨は夜半にかけて強さを増し一晩中降り続いた。

道の駅三厩と青函トンネル記念館