大峯奥駈道旅1(熊野~香精山手前)

6月12日(水)
天気 曇-雨(最高気温25℃)

06:05 温泉民宿・発
07:45 七越の峯
09:05 山在峠
13:40 大森山
15:20 玉置神社
15:55 玉置山
17:55 古屋の辻(21世紀森分岐)
18:30 臨時幕営地・着

温泉民宿の予約プランは「1泊夕食+弁当」プラン。
早朝出発したい人用に朝食無しの代わりに弁当を付けてもらえる。
朝飯は昨日道の駅で買ったお握り等で済ませ宿から朝弁当を受取り出発。
早朝出発したい私にはベストなプラン。弁当は昼に食べる予定。
宿から40分歩き備崎橋に着く。ここが (本宮後の) 大峯奥駈道出発地点。
橋を渡った後の進路が少し分かり難いが橋下を潜って進む。

最初のチェックポイントが「七越の峯」。
備崎橋から1時間かかりコースタイムを少しオーバーする。
初めて登る山歩きの不安は自分の計画時間が妥当かどうかという事。
今回はネット情報を参考に地図のコースタイムより若干短めに設定。
ということは自分の計画より時間超過する可能性がある。
余り余裕がない山行となりそうで不安を抱える旅だ。

今回大峯奥駈道を4日で歩く計画で出発前に天気をチェックする。
3日目が雨模様で他の日は曇りか晴れの予想。
しかし四国遍路の最終日以降天気予報はあまり当たっていない。
梅雨前線が微妙に移動すれば天気も大きく変わる可能性がある。
今日も出発時は曇りだったが徐々に青空に変わっている。

七越の峯~山在峠はコースタイム通り。山在峠~大森山もコースタイム通り。
標高は橋地点が50m、山在峠が265m、大森山が1078mと登ってきた。
地図のコースタイム通り歩いているという事は計画には少し無理があった。
計画全般でコースタイムを若干短縮しているため今後も厳しくなりそう。

玉置神社に近づく15時前後から霧模様の天気に変わる。
玉置神社にもコースタイム通りで15時20分に到着する。
玉置神社の手水舎には「節水のため水が出ない」の表示がある。
水不足の影響なのだろうか?通りかかった神職の人に水がないか尋ねる。
「奥の社務所脇に水場があるのでお使いください」と丁寧に教えられる。
本殿に参拝してから社務所に向かうと潤沢に水の溢れ出る水場がある。
少し水不足を感じていたため有り難く飲水し水袋にも十分補給する。
水場で少しゆっくりしていたら先ほど会った神職の人が近づいてくる。

神職「順峯(じゅんぷ)ですか? 逆峯(ぎゃくふ)ですか?」
私「逆峯です。」
神職「それでは後もう少しで終わりですね。」
私「間違いました。順峯です。」
(順峯=熊野本宮から吉野へ、逆峯=吉野から熊野本宮へ)
私は順峯と逆峯が一瞬混乱し四国遍路の逆打ちの継続で最初逆峯と答えた。
神職「今日は無理ですが予め連絡をもらえば参籠(宿泊)できます。」
神職「これから先が長いです。カロリーメイトを差し上げます。」
神職が個人的に私を応援して補助食を提供してくれると言う。
私は一瞬驚き戸惑ったが有り難く受け取った。
神様に仕える人から応援してもらえる事ほど心強い事はない。

玉置神社で少し時間を費やしたため予定より更に遅れ気味になる。
玉置神社以後は徐々に霧雨模様強まり視界が悪くなる。
玉置神社から玉置山まで標高差100mを登った後は下り気味の道が続く。
道が濡れている上に霧の視界悪化と夕暮れが重なり足元が不安定になる。
四国遍路で滑って怪我した悪夢を思い出し足元に注意し慎重に道を下る。
滑って転倒する危険を減らすため身体を横向きにして坂を下る。
(本来はダメだとされる歩き方だ…)

間もなく18時という時に「古屋の辻」(21世紀の森分岐)を通過する。
今日の野宿地は「塔ノ谷峠」と言うキャンプ適地の場所を予定。
しかし森の中は霧の影響もあり薄暗くなり始めている。
障害物等の少ない平坦地で他人の邪魔にならない場所ならどこでも良い。

雨も少し強まった時丁度良い場所が見つかり急遽野宿する事にした。
今日は登山道で1人も出会っておらず他人の迷惑になる事も無いだろう。
18時半に場所決定したら地面の異物を取り除きテントを設置する。
19時にはテントの中に入り寝床の準備をする。
その後昼に食べられなかった民宿弁当をテントの中で食べてから寝た。

食事【朝昼】お握り、卵焼、野菜各種、ソイジョイ 【夕】温泉宿の弁当

歩行時間 11:30
歩行距離 29km
末尾には(旧)ルートラボと(新)Ridesのルート図を併載しました。

※お詫びと訂正
過去記事中の「大峯奥駆」→「大峯奥駈」に訂正します。 m(._.)m
訂正箇所が多数と思われるので掲載済分は修正しません。m(._.)m
字が似ていて今まで気付きませんでした。m(._.)m

四村川沿い道を雲に向って進む
先に見える備崎橋へ向かう
備崎橋下を潜り抜ける
市指定文化財「七越の峯」
七越峯先の広場の案内図を確認通過
吹越峠を通過
高所から熊野川を眺望
鉄塔の脇を通過
眺望のない大森山頂
玉置神社の本殿に参拝
玉置神社の水場(中央奥)
濃霧の玉置山頂手前「玉石社」
第11靡・如意珠岳
第12靡・古屋宿
古屋の辻(21世紀の森分岐)
夕食は民宿の手作り弁当


大峯奥駈道旅1ルート図(ルートラボ版)


大峯奥駈道旅1ルート図(Rides版)

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コメント

  1. との より:

    「いいね」がなくなった。

  2. takenamik1 より:

    すみませんでした。たぶん修正できたと思います。
    今回の件で記事掲載に関する知識を少し増やす事ができました。
    感謝です!
    今後もよろしくお願いします。

  3. との より:

    復活しましたので、早速チェック入れました。