みちのく潮風トレイル旅③ ７日目 [岩手]大船渡～小石浜

みちのく潮風トレイル旅No.3 ７日目

令和３年９月２５日(土) 岩手･大船渡～小石浜
天気曇一時晴　気温 16～22℃

1.時間･距離･ルート

07:38 00km ① 大船渡温泉
09:23 07km ② 陸前赤崎駅
12:08 17km ③ Yショップ千葉梅商店 (10分)
13:36 21km ④ 立石山
14:42 25km ⑤ 綾里崎灯台 (10分)
17:40 37km ⑥ 恋し浜駅手前（野宿）
[上り標高計1650m/下り標高計1600m/歩時間9:40]
大船渡温泉～陸前赤崎駅までは舗装道歩き。
本来は遠回りルート2箇所を短縮し最短ルートで歩く。
陸前赤崎から不動滝までは林道区間で7km､2時間20分。
不動滝の先から綾里の町までは舗装道歩き。
綾里の町外れ後の立石山経由綾里崎まではほぼ登山道。
立石山経由綾里崎までの登山道は6km､2時間。
綾里崎から野々前集落までの林道は5.5km､1時間20分。
綾里から小石浜へは綾里駅に向かわず海沿いで短縮路。
この日は綾里峠(450m)と立石山(350m)で累計標高高め。

2.出来事

大船渡温泉では結構な量の食事を摂った。
朝の出発前トイレに入ったが用が足せない。
宿を出発して10分ほどするとトイレの予感。
通りかかった下船渡公園で公衆トイレを発見。
ナイスタイミングでトイレを利用する。

大船渡市内ルートは遠回りで設定されている。
だが時間超過する日が続き今日も不安が大きい。
時間超過を避けるため短縮ルートを選択。
陸前赤崎駅を過ぎると林道風自然歩道を進む。
綾里峠を越え暫く歩くと不動滝への道がある。
片道5分ほど歩くと不動滝が現れる。
不動滝は結構な落差のある見応えある滝だった。

不動滝の後は綾里の町の中心部に向かう。
この日の食料はこの町の店で調達する計画。
Ｙショップ千葉梅商店に入店する。
店の奥から優しそうな女主人が現れる。
主人｢トレイル旅の人ですか？｣
私「はい」
主人｢トレイル旅の人は時々来ます｣
「2～3日前にも来ました」
私「この店は旅人には救いの店です」
「この前後に店がなく本当に助かります」
主人｢雨の中疲れ切って来るお客もいます｣
「店の中でお茶を出して休んでもらいました」
まだ元気な私は有難く食料を買って店を出た。

綾里の町を過ぎるとこの日2度目の山道になる。
午前は整備された林道歩きだが午後は小ヤブ道。
一応立石山登山道ではあるが多少不明瞭箇所有。
ヤブ化した箇所や林道が交差した所は要注意。
立石山を過ぎた後には一端林道風の道になる。
その後綾里灯台に向かった時もヤブが現れる。
綾里崎の灯台の場所には塀の名残が見られた。
昔は何か建物が建っていたのかもしれない。

綾里崎灯台を見学して時間確認すると15時近い。
またも予定時間を超過してしまっている。
時間超過の原因は自然歩道の状況が大きい。
歩き易い自然歩道なら平均時速4kmが可能。
しかしヤブや登山道になると時速2～3kmに減速。
現地の状況はその場に来て初めて分る。

綾里崎を後にして最終地点の恋し浜駅に向かう。
幸い綾里崎以後は林道歩きでペースはアップ。
少し下り道もあり1時間半で6km進む(時速4km)。
16時過ぎに野々前漁港手前まで来た。
ここから野宿予定地まで7kmで2時間の予定。
暗くなる前に野宿場所の目安を立てたい。
少しでも早く着くには海沿いを短縮歩きしたい。
しかし工事中で通行止だったら逆に時間ロス。
偶々近くにいた軽トラの初老男性に尋ねる。
私｢海沿い道路は先まで通行できますか？｣
彼｢次の集落まで道は通っているよ｣

男性に礼を述べ海沿いの短縮ルートを進む。
距離1km時間15分ほど短縮した後正規ルート合流。
その後県道9号の旧道とバイパスの分岐点。
正規ルートは旧道なのでここは旧道を選択。
(バイパスのトンネル道を進めば時間短縮可能）
峠越えする旧道を通る車は全く通らない。

この日は恋し浜駅そばの空地で野宿の予定。
しかし土曜の駅には乗客の往来がありそう。
17時を過ぎて旧道は薄暗さを増している。
駅に着く前までに適地があれば野宿でも良い。
すると駅の5分ほど手前の道沿いに空地発見。
旧道を歩いて約1時間の間車は1台も通らない。
万が一車が来ても空地はガードレールで遮断。
空地に野宿して問題ないと判断し野宿を決定。

3.写真記録

大船渡温泉の夜明け