さらば、鹿児島

台風被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。
16日は8時50分に日置市の宿を出発し熊本県水俣市を目指す。
晴天だが今日も強風注意報発令。

宿を出て撮った日本海。

のどかそうだが海よりの強風。

薩摩川内のチョイ洒落な中央交番。

K.P.はキープピース?鹿児島ポリス?

川内川沿いの国道3号を走る。

遮る物がない場所は特に風が強い。風がなければ絶好のサイクリングロード。

緩い登り坂終点にある横座トンネル(長さ1300m)。

このトンネルの中で鹿児島人から最後の心温まるプレゼント。
トンネルを走行中に対向車線に大型車の姿。9月24日のトンネルでの恐怖体験以来安全を最優先に考えるようになり今回も安全のため一時停車した。そうすると対向車線を来た大型車が時速30km程に減速して通過して行った。
大型車の場合は対向車線を通過しても相当の風圧がかかるが、これまでの旅中、周りに車がいないにもかかわらずここまで減速して通過した大型車(それも対向車線!)の記憶はない。
緩い風圧と共に思いやりの気持ちを身体全体で受けとめた。

トンネルを出た所にあった石碑。

解説では、塩運搬馬が眼に涙を浮かべ馬子の袖を引くので振り返ると馬の背の塩が濡れて溶け出し背が爛れており馬子は泣いて馬の背を洗い水を飲ませると馬は喜ぶ表情を浮かべた、と言う話を民謡にしたものだそうだ。
他者への思いやりが伝わる話でトンネルでの出来事と重なり心に染みた。

道中で見かけた竹やぶ。

まさか今日の強風で折れた訳ではないと思うが、竹やぶからはビシバシと不気味な音が聞こえる。

本日最大の強風を受けた農道。

周りに遮るものは何もなし。
速度は時速5km程か?歩く速度並。

17時に熊本県入り。

鹿児島県には7泊8日滞在したが、自然のパワーと人の温かさを感じる道中だった。

17時30分に道の駅みなまた近くにある水俣病資料館に到着するも16時30分入館締切で間に合わず。

資料館の向かいにある水俣メモリアルから夕陽を撮影。

18時に水俣市の宿に着。

【走行時間8時間10分、距離83km】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする