7月25日(土) 聖岳 (縦走2日目の後半)
天気 晴のち曇り
百名山71番目は聖岳。名前は「ひじりだけ」、聖(せい)なる山。
深田は「聖岳が何か世俗を脱した高潔な山のように思われる(中略)
日本アルプス3千m峰として最南の僻遠の地にあり、容易に近づき難い(中略)
日本の高峰中で一番登山者が少ない山かもしれない。」と述べている。
深田は相当苦労して聖岳に登ったが、現在は当時より楽になっている。
椹島側からも便ヶ島側からも、標準コースタイムは往復14時間。
楽になったとは言え、山深い登山口から長時間歩かないと到達できない。
さて、(赤石岳縦走記録の続き)
中盛丸山で出会った登山者は私より少し若い(50歳前後?)感じ。
話を聞くと、この2日間、私と全く同じコースを歩いてきたという。
彼が私より早歩きのため今まで会わなかったが、今回は休憩タイムに出会った。
ここまで彼は小屋泊まり縦走で、聖岳の後は聖平から椹島に下山する。
こんな偶然もあるのかと、兎岳山頂では長話になった。
趣味はマラソンで、山歩きは数年前から始めたとか。
百名山制覇を目指し、平日は仕事、週末などに登山をしている。
ピークハントが主目的だが、登山中の出会いも大切にしているとのこと。
さて兎岳休憩後は、近くの避難小屋を今日の寝床にすることも考えた。
しかし彼は聖岳まで行くと言う。まだ時間に余裕はある。
ということで、彼に引かれるようにして聖岳~聖平小屋まで進むことを決断。
彼とは聖岳まで同道。その後私の方はテント泊準備のためスピードアップ。
相当疲労はしたが、何とか16時過ぎに聖平小屋に到着。
好天の土曜日、聖平小屋は超満員。ただしテントサイトは幾らか空き有り。
小屋では到着者にプルーツポンチ1杯をサービスしていた。
疲労回復に効果絶大!生涯で最高のフルーツポンチを味わった。
【一足先に聖岳山頂を目指す彼】
写真を撮っていたら5分ほど差ができた
12時15分 兎岳に着(45分休憩)
13時00分 兎岳を出発
14時50分 聖岳
16時15分 聖平小屋テント場に着
登山時間 9:30 登山距離 19km 高低差 1400m テント泊
聖岳登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。