H27年8月20日 五竜岳

8月20日(木) 五竜岳
天気 曇、一時晴れ

百名山83番目は五竜岳。
「ごりゅうだけ」は山名の印象どおりゴツイ山。深田は「山容雄偉、岩稜峻厲」と表現。
山名の由来は武田家の紋章「御菱(ごりょう)」説や、後立山の「後立(ごりゅう)」説等。
隣接する白馬岳や鹿島槍ヶ岳の山頂は、長野県と富山県の県境になっている。
しかし五竜岳の山頂は富山県の宇奈月に属している。
江戸時代に加賀藩が密猟防止や国境保全のためこの地域を監視していたのだとか。

昨夜は、「黒菱平」の駐車場で車中泊。(黒菱と言う名も、御菱と関係あるのかな?)
約100台駐車できる場所に駐車台数は約10台。うち車中泊組は3台。
夜明け前に1台到着。若者男女3人組。私より10分早く唐松岳日帰り登山に出発。
車中泊した他の2台は観光目的のため、この日早朝五竜岳を目指すのは私1人。
先ずは唐松山荘を目指し八方尾根を進むが、登山道の岩がツルツルと滑る。
後で知ったことだが、八方尾根は非常に摩擦係数の低い蛇紋岩で覆われている。
唐松山荘以後は結構急峻な鎖場等が現れ慎重に進む。蛇紋岩は無くなり一安心。
天気は、曇空から一時ガスで視界不良、その後曇のち雨のち曇と変わる。
約6時間で山頂に到着。山頂到着時は薄日が差し絶景に恵まれる。
山頂には遠見尾根を登って来た単独登山者の男女2人がいて、しばし長話50分。
先ほどすれ違った元気な若者団体が北アルプス縦走11泊?の最終盤と聞き、感嘆!
私の方は、下山時にはスタミナ切れを起こし、歩き食いしながら下山を急ぐ。
唐松岳にも寄るが相当へばり、やっとの思いで駐車場に着いたのが17時過ぎ。
その後、今夜の宿(民宿ラウム山荘)に直行し、宿の到着が18時過ぎ。
しかし大失敗!宿の予約日を間違えて、明日の宿泊予約にしていた。
宿泊者がいなかったため女将の配慮で宿泊日変更。本当に助かった。感謝!

【前日、黒菱へ向かう道路で放牧牛と遭遇】
黒菱に向かう山道で放牧牛に遭遇
牛の脇を静かに走行して通り抜けた

【早朝登山開始後に黒菱平を見下ろす】
早朝登山開始後に黒菱を見下ろす

【八方池とヘリと不帰のキレット展望】
八方池とヘリと不帰のキレットを展望

【唐松岳頂上山荘と唐松岳】
唐松岳頂上山荘と唐松岳

【五竜岳への縦走路】
五竜岳への縦走路
唐松岳頂上山荘通過20分後

【五竜山荘と五竜岳】
五竜山荘と五竜岳

【五竜岳山頂から鹿島槍の双耳峰眺望】
五竜岳山頂から鹿島槍ヶ岳を眺望

【下山路で五竜山荘、白岳、唐松岳眺望】
下山路で五竜山荘、白岳、唐松岳を眺望

【下山路で、八方池とケルン】
下山路で、八方池とケルン

【登山道脇に花解説~エゾシオガマ】
登山道脇には花解説~エゾシオガマ

【下山路で、タムラソウ?】
タムラソウ?

04時55分 黒菱平Pから出発
06時30分 八方池
08時00分 唐松山荘
10時10分 五竜山荘
11時00分 五竜岳山頂(昼食・休憩)
12時30分 五竜山荘
14時30分 唐松岳
17時20分 黒菱平Pに着
18時05分 ラウム山荘に着

登山時間 11:20 登山距離 25km 高低差 2000m
運転時間 1:00 運転距離 40km 民宿泊

五竜岳登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。

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