5月30日(月) 22日目 44番大宝寺への移動日

天気 曇のち晴

明け方の空は雨の降りそうな曇り空だったが9時頃から青空になり気温も一気に上昇。
その後は終日晴れて暑い一日になる。
昨日まで曇りや雨が続き気温もさほど高くなかったため、急な天候の変化に身体が追いつかない。
今日は汗が止まらない一日になった。

明日予定している大宝寺と岩屋寺は久万高原の山奥にある寺で、今日は寺への道の途中で野宿。

宿を出発後間もなくすると、十夜ヶ橋と言う場所に着く。
「ゆきなやむ 浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋とおもほゆ」
弘法大師・空海がこの橋の下で一夜野宿した時に、生きることに悩む人を救いたいと十夜思い続けたように感じたことを歌にしたと言われている。
四国お遍路さんの聖地のような場所。
他の人のブログを読むと、実際に橋の下で野宿する人もいるようだ。
私は記念撮影だけして次に向かう。

しばらく歩くと内子という町に着く。
古い言い回しだが「ハイカラ」な町という表現が似合うような場所。
古い建物と新しい建物が違和感なく一体化して、郷愁を感じつつ新鮮さも感じさせてくれる。
道の駅にも寄ったが、ここもこんな道の駅は見たことがないと思わせられる。
しばらくのんびりしていたい場所だったが、先を急がないと闇夜の山の中を歩くハメになる。

小田川から田渡川に沿った道をずっと歩き続け、目的地の山の中の休憩所・上田渡には17時に到着。
トイレと水のある産地直売所前のスペースをお借りしてテントで野宿。誰もおらず今日も私一人で野宿。

一昨日と昨日は久々に道中で5人ほどのお遍路さんとすれ違ったが、今日はまた道中で出会ったお遍路さんは1人だけ。
ところが私が寝袋に入った夜8時頃、もうひとり野宿者がやって来た。
テントの外では、しばらくガサゴソと音がしていたが、何をしているのかは分からない。そのうち私は眠りに就いた。
(明日に続く)


宿を出て橋を渡ると見えた大洲城


十夜ヶ橋のお堂


現在の十夜ヶ橋


内子座という芝居小屋


銀行も景観に合った造り


道の駅内子の木立ちの中の喫茶コーナー


トイレもオシャレ


山の中の川沿い道を歩く


上田渡の直売所前にテント設営

08時00分 旅館を出発
11時00分 内子町で買い物・食事
17時00分 上田渡の休憩所に着

歩行時間 7時間40分
歩行距離 37km

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする