裏岩手から岩手山縦走(まとめ)

前回ブログからだいぶ時間経過したが続きの話から始めたい。

【後日談1】松川温泉とキノコ
松川温泉では地熱暖房で睡眠に一苦労。
そして松川温泉の泉質は「単純硫黄泉(硫化水素型)」。
白濁温泉は私好みだが眼への刺激が強く結構涙が出て止まらなかった。
夕食料理にはきのこ「ナラタケ」(別名:サモダシ、カックイetc等)が登場。
今年は地元青森でナラタケが不作らしく食べる機会が少ない。
実は登山1日目に採ったナメコが美味しくて2日目にもキノコを採取した。
だがキノコの識別眼は全くなく登山後ネット検索しても分からない。
結局食用は諦めた。でも今回の登山旅ではキノコと縁がある。
そこで帰路に道の駅に立寄りキノコ(サモダシ)探し。母親がサモダシ好き。
道の駅3つ廻っても無くて最後の小川原湖道の駅で少々傷んだサモダシを購入。
他の駅で買った別腫のキノコと一緒にして翌日みそ汁にし美味しく食べた。

【後日談2】気温・水分・食料
3日間の縦走登山で第一に感じたことは気温と水分補給と食料補給の関係。
今回の登山中での最大の不安は降雪。
降雪による登山道の見通し悪化や路面悪化の不安と体温低下への不安。
見通しの悪い時や雪が靴にべたつく時はあったが大きな障害はなかった。
一方で過去の登山に比べて疲労感は少なかった。
また一時的に水不足を意識したことはあったが身体的に水不足の影響はなし。
一番水不足のピークと思われる3日目の水場でもコップ1杯分の飲水で満足。
むしろ気温の低下は水分補給の軽減や疲労感の軽減に効果があると感じた。
更に今回は疲労と食料の関係についても意識しながら歩いた。
食料の量は東北縦走や北アルプス縦走時と類似の食料を少しだけ多めに持参。
そして疲労感やエネルギー不足を感じることなく登山を終えた。
食料の種類や量の多寡が疲労と関係するかは分からないと感じた。

【後日談3】登山スピード
登山終了後に今回の登山速度と6月の東北縦走時の同区間の歩行速度を比べた。
区間により歩行速度の違いはあるが全体的に大きな速度の違いはなかった。
また登りだけ調べると平均時速2.5km前後で疲労感が少ないことが分かる。
これは例えば2日目午後の三ツ石山でも同傾向で後半もあまりバテていない。
自分の感覚としては気温が低く発汗の量が少ないことが少疲労感の要因と感じた。

実は今回登山時速の分析に以前自作したエクセルのマクロを利用した。
その際に自作マクロの命令文の中に欠陥があることに気づいた。
このためマクロの手直しを始めたが他にも手直ししたい箇所が出て一時中断中。
(後日マクロの手直しがある程度できたら紹介できるかもしれません。)

【後日談4】疲労のこと
自分では東北縦走やアルプス縦走時に苦しんだ疲労感の原因が知りたい。
今回八甲田と岩手の冷涼気温下の登山で疲労感を余り感じなかった。
特に岩手は2泊3日の長距離縦走にも関わらず余り疲労を感じなかった。
ということは登山距離や日数は疲労感の第一要因ではないかもしれない。
高気温で発汗量が多くなることが疲労感の最大原因との疑いが強まる。
しかし貧弱な食料で長期旅行するのも疲労要因の可能性との疑いは残る。

「山に登る前に読む本」と「すきっ腹ウォーキング」という本を読んだ。
「山に登る前に読む本」では体力のエネルギー源を科学的に分析している。
「すきっ腹ウォーキング」では空腹で運動する効果を実地で検証している。
そこでもう一度だけ、自分の体力テスト登山をしてみることにした。
その経緯については次回ブログに掲載したい。

松川温泉・峡雲荘の露天風呂
松川温泉・峡雲荘の露天風呂
(硫黄泉が目に染みたが良かった)

峡雲荘の夕食(サモダシ)
峡雲荘の夕食(中央にサモダシ)
2日目登山で採取したキノコ No.1
2日目登山中に採取したキノコ No.1

2日目登山で採取したキノコ No.2
2日目登山中に採取したキノコ No.2

帰路立寄った道の駅1(石神の丘)
帰路に立ち寄った道の駅1(石神の丘)
サモダシは無く大振り栽培ナメコ購入

帰路立寄った道の駅2(三戸)
帰路に立ち寄った道の駅2(三戸)
サモダシが無く果物等を購入

帰路立寄った道の駅3(十和田)
帰路に立ち寄った道の駅3(十和田)
サモダシは無く別種キノコを購入

帰路立寄った道の駅4(小川原湖)
帰路に立ち寄った道の駅4(小川原湖)
やっと見つけたサモダシは少し傷み有

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