青森県一周徒歩旅(21日目)～横浜吹越

H30年7月28日(土)
天気曇りのち霧(雨)
気温 22℃前後?

天気は昨夜から曇りが続いている。
皆既月食観測は難しかったと思う。
今日の予定は横浜町の道の駅を経由し吹越烏帽子登山後に野宿。
今日も長距離歩行予定のため時間が大切。

民宿の朝食は朝6時からで今日長丁場予定の私にとっては助かる。
朝食の質・量共に素晴らしい。
食事後にはお土産にミニ南部煎餅を頂戴する。
今旅の最後の宿で印象的な思い出ができた。

宿で早い朝食を済ませ7時前に出発。
宿を出発して暫くの間幅広く平坦な歩道歩きが続く。
適度な気温で朝から快適な歩行ができてうれしい。

10時半過ぎに徒歩旅の男性と出会う。
年齢は20～30歳代ぐらいだろうか？
私が国道279を南進している時彼は道の反対側を北上して来た。
車の通行量がそこそこある中で車道を挟んで少し会話する。
私「どこから来たの？」
彼「大阪」
私「旅の目標は？」
彼「日本一周」
私「出発してから何か月目？」
彼「数年」
車の音で会話が聞き取り難く互いに何度か聞き返したりする。
期間の問いに返事をもらった時は旅全体の年数を言ったのだと思った。
しかし後から思い返すと日焼け度合が半端なく既に数年経過したかも。
どちらにしても何年間かの計画で旅を続けるのは大変な苦労と思う。
精神面と体力面と一番は金銭面の苦労がある様に思う。
ある程度資金を準備してから旅を始めたのだろうか？
旅の途中で幾らか収入も得ながら旅を続けているのかなと想像する。
彼「私は北海道に向かう。これから徐々に天気は回復するらしい」
私「お互い頑張りましょう」
互いにエールを送り北と南と各々の進路に別れた。

日本一周旅人と別れて直ぐにむつ市から横浜町に入る。
横浜町は南北に細長い町で菜の花や海のナマコが有名。
今年5月15日に初めてよこはま菜の花祭りを見て圧倒的規模を体感！
12時過ぎに道の駅横浜に立ち寄るが駐車場は満車で観光客多数。
トイレと水の補給と軽食休憩して早々に道の駅を退出する。
今日はこの後も横浜町だけの滞在。

道の駅から農道歩きを経て今旅最後の山・吹越烏帽子に向かう。
天気が良ければ農道歩きの際に山が見えるのだが周辺は雲隠れ。
登山口到着が15時過ぎ。吹越烏帽子は約2時間で山頂を往復できる。
登山口から15分ほど歩くと右手樹林の間に鉄塔が見える。
ここにザック荷物を分別デポし軽いザックで山頂を目指す。
樹林帯が低木帯に変わる頃から弱い霧雨に変わるが雨具無しで登る。
1時間で山頂着。山頂周辺はガス視界不良でナデシコを愛でる。

山頂で10分休憩後下山。途中鉄塔地点で荷物回収し林道に進路変更。
林道から明神平を経由して県道24号に出たら右折し国道を目指す。
県道24号の急カーブの地点で事故車両を目撃。
天地がひっくり返り車両前方が潰れた状態になっている。
警察の立入禁止テープが張られ事故関係者は居ない様子。
その後踏切を通過し国道279号に出た所にコンビニがある。
18時20分にコンビニに入り今夜と明朝の食料を調達する。

コンビニを出るとまだ日没前だが曇り空のため周囲の景色は薄暗い。
予め調べた野宿予定地までまだ4km、1時間ほど歩く予定。
早足で歩くが林間道路のため街灯が無く暗くなるペースが速い。
徐々に霧雨に風が加わり当初の野宿予定地の海辺は少し心配になる。
悩みつつコンビニから30分ほど歩いた時に道の脇に空地が出現。
この空地ならば盛土が風除けの役割を果たしてくれそうだ。
新設バイパスと分かれた旧道沿いのため通行車両も少ない。
当初の予定を急遽変更して空地を野宿地にすることに決定。
19時を過ぎて夕暮れは更に暗さを増す中急ぎテントを設営。
霧雨を避けテント内で夕食し早めに就寝した。

田名部川を渡る