みちのく潮風トレイル旅(7日目)

令和1年10月4日(金)

天気 曇のち雨
気温 朝19℃~昼24℃

05:26 乙部野の浜辺・発
07:20 道の駅たろう
08:40 佐賀部展望所(5分見学)
11:00 宮古カントリークラブ
11:43 震災メモリアルパーク中の浜(4分休憩)
13:20 崎山の潮吹穴(8分見学)
15:55 浄土ヶ浜
16:10 浄土ヶ浜ビジターセンター(2分)
17:22 ファル磯鶏店(16分買物)
18:07 ルートイン宮古・着(宿泊)

1.ルート

[乙部野~佐賀部~宮古CC~崎山潮吹穴~浄土ヶ浜~ルートin宮古]
歩行距離43km 歩行時間12:00
上り標高累計 1290m
下り標高累計 1311m

みちのく潮風トレイルのルートは自然歩道を優先してルート設定している。
本日のルートでも舗装道の近道もあるが敢えて峠越えして遠回りする。
換言すれば急いでいる時は近道の舗装道で時間短縮できる。

乙部野の浜辺を出発して直ぐ急登を登り峠越えをして再度浜辺に下りる。
(昨日の記事で沼の浜と表記したのはこの浜の事)
ここからは海岸線沿いの平坦道を15分ほど歩き小港漁港近くまで歩く。
漁港手前で右折して登り道で真崎展望所に向かい更に自然歩道に右折。
峠を越えて沢尻海岸に下りる。小港分岐から沢尻まで2km、35分。
(ここも小港分岐から舗装道で近道すれば距離・時間が半減)

沢尻から三王岩や道の駅へと舗装道を歩き国道45号の登り道に進む。
田老トンネル300m手前で左折し自然歩道で佐賀部に向かう。
佐賀部展望所に寄り道する場合は往復600mで約10分。
佐賀部からは自然歩道歩きで2度ほど高度差100mの沢越の下り登りを経る。
高波時は迂回地点で迂回後は認定ルートを外れ林道を進み松月へ。
松月まで進むと舗装道で宮古CCまでは緩い下り道から緩い上り道。

宮古CC以降は最近ルート付け替えがされて新旧対比ルート標識がある。
ゴルフ場の中を通るルートで整備され起伏も少なく歩きやすい。
ゴルフプレーヤーに迷惑をかけない様に静かに歩く。
ゴルフ場を通り抜けた後は自然歩道を進んで海岸に下る。
川を渡りトンネルを通過すると震災パーク中の浜に着く。

震災パーク中の浜から海岸道を少し歩いた後自然歩道で姉ヶ崎に向かう。
姉ヶ崎から休暇村陸中宮古の大広場脇を通り1.5km歩くと潮吹穴に着く。
その後も自然歩道を6km歩き続けると浄土ヶ浜大橋の真下に着く。
脇道を上って橋の袂に出て橋を渡って更に1km歩くと浄土ヶ浜。
浄土ヶ浜の海岸沿いを歩きビジターセンターを通り抜けると県道に出る。
県道から国道45号を通りこの日は予約した宿に向かった。

この日は松月手前の短区間でルートを外れた他はほぼルート通り歩行。
この日最終盤は国道歩行もあったが途中は起伏の多い自然歩道歩き。
前日よりは若干少ないがやはりアップダウンの多いコース。
環境省地図「海のアルプス編」ルートは未だ続く。

2.出来事

夜間の就寝中に時々小雨の音がしていた。
朝4時頃に起床した時には雨は止んでいた
ただしテントはビショ濡れでテント内には湿気がこもる。

道脇空地にテントを張ったが就寝中は1台も車は通らなかった。
一昨昨日の白井漁港で車が来た時の様な不安も解消しテント撤収。
テントの濡れを少しでも取り除くため草地から道端へ移動し水拭きする。
すると軽トラが3台ほど次々とやって来た。
慌てて道端から草地に戻りテント片付けする。
車は来ないだろうと安心していたらやはり漁業関係者は来るものだ。

今日は4日振りのホテル宿泊日。
宿の予約時間までには必ず到着しようと心に誓う。
昨日電波の良い場所でスマホの天気予報を見たら夕方から雨模様。
予約時間より早めに宿に着き雨を避けられたらなお良い。

朝5時半前に出発していきなり急登の坂道。
高度差で100mほどだが急傾斜の度合いは今旅で最高かも。
峠を越えて海岸に下り海沿い道から右折し登り坂を進む。
真崎展望所に軽トラが2台いて男性2人立ち話中。
漁業関係者の様にも見えるが展望所から海面状況を確認かしら?
私は少し離れた所を通り抜け自然歩道で更に登り道を進む。

沢尻海岸で自然歩道と別れ舗装の車道を進み三王園地に着く。
当初はここで野宿予定。トイレと水と東屋がある。
距離100m、高度差20mの展望所で三王岩を見て引き返す。

この後津波遺構「たろう観光ホテル」~道の駅たろうを7時頃通過。
道の駅はコンビニのみ営業中だったが車は20台ほど駐車中。
道の駅は素通り。天気悪化前に少しでも早く進みたい。
佐賀部まで来た時は展望所は素通り予定だったが標識を見て気が変わる。
周囲が割と整備されており見逃したら損の様に感じて展望所に行く。
過去に何度も見た岬の眺望と大差は無くてもトンガリ岩は印象的。

佐賀部の次には栃内浜を通る。
栃内浜の海岸には昆布が数十枚散乱して打ち上げられている。
それを拾って食べると弾力があり「噛みしゃぶり」歩行に丁度良い。
栃内浜の次浜で見た標識はルート方向指示に違和感があり混乱した。

栃内浜の次には宮古CC(カントリークラブ)を通り抜けて歩行。
環境省地図では宮古CCを通らないが最近ルートが付け替えられたらしい。
ゴルフプレー中の人がいて時々こちらに視線を送る人もいる。
なるべく迷惑しない様に(息を潜めて?)歩行する様に配慮。
(ナイスショット!などとは無論声に出さない)
アップダウン道からしばしの間解放されて楽歩行できた。

宮古CCの次には震災メモリアルパーク中の浜。
名称から何かの施設をイメージしたが広い空き地(公園)とトイレだけ。
トイレ脇で水を補給していると何時の間にか来た女性2人組旅人が見える。
私の前後を歩いていた感じはしなかったので或いはタクシーで来訪した?
環境省地図には半日~1泊2日コースでモデルコースが載っている。
中の浜から浄土ヶ浜までは半日強コースなので昼前から歩き出せば丁度良い。
(この時は正午少し前なので少し遅いかもしれないが)

震災パーク中の浜の次には潮吹穴。
約8分見学して岩穴から潮を吹き上げる瞬間を写真に収めようと構える。
しかし待っていた間に撮れた写真の潮吹きはホラ吹き程度だった。
潮吹穴の解説看板には
「波が高いときは30m以上吹き上げる」
「吹かない日も多くホラ吹き穴と呼ぶ人もいる」

潮吹穴の次は浄土ヶ浜へ。
浄土ヶ浜の少し手前から霧雨が降り出す。
浄土ヶ浜から予約した宿まで距離8km、2時間ほどかかる。
更に浄土ヶ浜到着が16時なので宿の予約17時には間に合わない。
浄土ヶ浜見学は一部省略し宿到着を最優先に歩行速度を上げる。
霧雨が小雨に変わり我慢して歩いていたが途中から雨カッパ着用。
17時を過ぎると更に雨脚が強まる。
宿の手前のスーパーで今夜の夕食を調達。(宿夕食は無し)
スーパーを出ると雨は更に強まり、大雨の中18時過ぎに宿到着。
TVニュースでは宮古に大雨警報が発令され20時には1時間50mの激雨。

3.食事と体調

朝食&昼食はキャベツ少々とソイジョイ
夕食は紅鮭弁当、牛丼、厚焼玉子、牛乳
体調は足擦れ痛が少し増しているが歩行に大きな支障なし

4.写真記録

最初の急登途中で乙部野の浜辺を見下ろす
真崎の峠道からの眺望
三王岩
津波遺構・たろう観光ホテル
道の駅たろう
佐賀部展望所からの眺望
栃内浜にて昆布を味見
栃内浜の次浜の標識は? (正解は直進せずに右折する)
栃内浜の次浜は高波通行不可で迂回
宮古CCではルート付け替え
ゴルフの迷惑にならない様に通過
震災パーク中の浜では女性2人組旅人を見かける
潮吹穴で微かな潮吹き (左下に、ホラ吹き程度?)
浄土ヶ浜に到着 (小雨)
浄土ヶ浜の先では工事中で迂回
大雨が降る中ホテルに到着


みちのく潮風トレイル旅7日目ルート図(ルートラボ版)


みちのく潮風トレイル旅7日目ルート図(Google版)

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