東北南部山旅の撤退旅[2日間]

8月18日(日)~19日(月)
天気 晴、 最高気温 30℃

1 旅概要
[8月18日]

山旅中止後の予定について昨夜寝床で考えた。
最終的に鶴岡まで引き返して1泊後に帰宅決定。
ただ鶴岡では少しだが時間的な余裕がある。
そこで加茂水族館でクラゲ鑑賞する事にした。

夜間の雨は夜明け前には止んでいた。
朝の3時過ぎから車3台が断続的に通過した。
泡滝登山口から以東岳を目指す登山者かしら?
撤退を決めた私は少し遅い朝食を食べ6時出発。
昨日歩いて来た道を暫くの間引き返す事になる。
早めに撤退決断していればの後悔の念がよぎる。

この日も朝からアブが私の周りを飛び回る。
昨日は冷静さを欠いたがアブの習性を少考する。
アブは場所により一時的に離れる時もある。
樹木の多い所ほど纏わり付きが多いと感じる。
一方で田んぼや草むらではアブはいなくなる。
開けた所ほどアブは纏わり付きを止める様だ。
ただ昨日は川辺でもアブが纏わり付いてきた。
川辺から少し離れた所には樹木も茂ってはいた。
一概に樹木周辺だけ危険という事では無いかも。

昨日は水確保に苦労したが今日は心配無用。
山肌擁壁の水抜き穴から水が流れ出ている。
昨夜の雨で山の中に水が蓄えられたのだろう。
昨日は水枯れていた道脇の水場も今日は大水量。
水場で冷たく美味しい水をタップリ堪能した。

その後樹林帯を抜けると徐々に集落が現れる。
集落に近づくと共にアブはいつの間にか消えた。
だがアブと交代して今度は日差しが体を刺す。
昨日までの2日間と同様に大量発汗が始まる。
摩耶山倉沢登山口標識通過が9時15分。
朝6時から15km3時間余歩き昨日の分岐点に到達。
この後徒歩途中の空き地で2度軽食小休憩する。

今日は最悪の場合は鶴岡まで徒歩移動の予定。
17時頃まで歩き続ければ鶴岡に着く見通し。
タクシーを利用して移動する気持ちは無い。
ミスで旅中断した自分には戒めが必要だと思う。
但しバス時間に間に合えばバスは利用したい。
ただ過疎地帯ではバス運行は極端に少ない。
旧朝日村地帯は平日だけ1~2本バス運行がある。
土日はバスが運行されていない。

13時に旧朝日村を抜けて鶴岡市街地に入る。
ここまで来て漸く土日もバス運行がされている。
ただし土日の運行本数はとても少ない。
スマホでバスを調べても地名がちんぷんかんぷん。
実際に現地のバス停を見てやっと運行情報を理解。
バス停の運行時刻表で約1時間後バス到着を知る。
1時間あればまだ先に進めるため徒歩を続ける。
「関口」バス停まで歩いて10分ほど待ちバスに乗車。
昼前に予約した駅前のホテルに15時半に到着。
真っ先に汗臭い服を洗濯し汗臭い身体を洗い流す。
そして夕食は大量に余った食材を少しでも減らす。
20時就寝後は昨日まで感じなかった痒みが始まる。
風呂で身体を洗浄したらアブ刺跡が際立ったか?
手持ちのオロナインや消炎剤で痒み軽減を試みる。
だが効果は限定的で痒みが続き睡眠は浅かった。

[8月19日]
今日は9時過ぎに加茂水族館に行き見学を予定。
昼過ぎに鶴岡駅に戻り電車を乗り継ぎ青森帰宅予定。

今朝はホテルの朝食バイキングを利用する。
ホテルから10分歩き鶴岡駅に行きザックを預ける。
400円ロッカーでは収まらず700円ロッカーに入れる。
100円玉が足りないためコンビニ買物で硬貨を入手。
その後はバスに40分間乗り9時半過ぎ加茂水族館到着。

平日の月曜日だが未だ夏休み中で親子連れ多数。
最初は魚の展示から始まり後半にクラゲ展示がある。
11時から始まった職員による解説には多数の人集り。
クラゲは大きく2分類されるとの事。
刺胞は微毒針で刺すが有櫛は毒無しでキラキラ点滅。
クラゲがユラユラ浮遊する姿を見ると癒やされる。
だが人間が海水浴中のクラゲは厄介物でしか無い。
人間(私)は自己都合で良し悪しを使い分けしている。
バスの時間に余裕があり館内を2~3回周回する。
入館料1500円に見合う分は楽しめたと感じた。

その後は12時26分発バスで鶴岡駅に戻り昼食休憩。
13時に鶴岡駅から普通電車を乗継いで青森を目指す。
帰宅の電車料金は運賃6500円のみ。
ただ秋田での乗り換えは17時過ぎで帰宅時間帯。
乗換え時には座る事ができず30分ほと立ち席乗車。
その後は座席に座る事ができ20時40分青森駅着。
21時過ぎに自宅に帰宅した。

2 旅の経過
[8月18日]

6:00 泡滝口手前道端・発
7:30 朝日屋前通過
8:00 道端の水場 (10分休)
9:20 田んぼ脇空地 (30分休)
11:00 小針公民館日陰 (40分休)
13:10 朝日村役場先の陸橋下 (10分休)
14:30 バス停「関口」 (10分バス待)
   庄内交通バスに乗車 (45分)
15:20 ホテルアルファワン鶴岡・着

徒歩時間 7:00 (休憩90分除く)
徒歩距離 34km

[8月19日]
8:00 ホテルアルファワン鶴岡・発
8:53 鶴岡駅・バス乗車
9:34 加茂水族館前・下車
   水族館見学 (150分見学)
12:26 加茂水族館前・乗車
13:01 鶴岡駅・着
13:52 鶴岡駅~酒田~17:30秋田
20:41 青森駅・着
21:20 自宅・着

3 旅の写真
[8月18日]

道端野宿した翌朝景色

朝日屋前を通過

道端の水場は大水量

摩耶山倉沢登山口標識前を通過

幟の立つ河内神社

鶴岡市朝日庁舎前を通過

バス停「関口」でバス待ち

庄内バスに乗車

ホテルアルファワン鶴岡に宿泊

[8月19日]
ホテルの朝食バイキング

鶴岡駅から水族館へ

加茂水族館に到着

庄内沿岸の魚の展示

大きい亀

クラゲの大水槽

クラゲ(刺胞)

クラゲ(刺胞)

クラゲ(有櫛)

クラゲの癒やし映像

鶴岡を発ち酒田駅で乗換え

秋田駅から乗継列車内からの夕景色

4 旅ルート
(後日掲載予定)

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コメント

  1. appleberry より:

    道端野宿をされた場所は、なかなかハイレベルなところだったのですね。
    文字通り、道端。
    車の往来は、問題なかったですか。

    加茂水族館は、行ってみたい水族館です。
    クラゲが有名ですよね。あと、冬になると、客がひとりもいない日があるとかで、ネットの記事になっていたのをみたことがあります。

    痒みは、本当にイライラします。かきむしりたくなるのを我慢しなければならないと思うと、よけいに痒みが強くなります。ちなみに、私は「レスタミンコーワ軟膏』派です。非ステロイドとの相性がいいようです。

    記事から、お住まいが青森とか。青森県へ行く機会があれば、居酒屋で一杯やりながら、takenamik1様の、文字では書ききれなかった旅のお話を直に聞けたら楽しいだろうなと、妄想してしまいました。

  2. takenamik1 より:

    appleberryさん、コメントありがとうございます。
    ご指摘のとおり、文字通り「道端」での野宿でした。
    ただし「朝日屋」の少し先で民家が途切れて以降10km弱を2時間ほど歩いた場所です。
    「朝日屋」以降は車が1台も通過しない様な人里離れて閑散とした林道です。
    車の車輪跡と1m以上隔てた草地なので車がぶつかる危険性は99.99%無い感じです。
    加茂水族館は夏休み期間中なのを差し引いても賑わっている印象が強かったでした。
    子供連れ以外にも老若男女が多数訪れていました。

    痒みに関しては数年前に皮膚アレルギーを発症して以来私も様々試行錯誤しています。
    幸いにも徐々にアレルギーは沈静化してきましたが老化に伴う現象の一つと思います。
    その他にも最近は眼に少し異常があり3か月先に小手術を予定しています。
    老親の介護問題などなど自分自身や周囲の老化問題などで少しずつ不自由が増える状況を冷静に受け入れようとしています。