9月5日(土) 黒部五郎岳 (縦走4日目)
天気 晴
百名山96番目は黒部五郎岳。
「くろべごろう岳」の名称は「くろべ川」+「ゴーロ」(岩がゴロゴロ)の組み合わせ。
ちなみに北アルプスには「野口五郎岳」もあり、歌手の芸名の由来は山の名から。
深田は谷底から見上げたカールを絶賛し「他に類例のない素晴らしさ」と表現。
「花の百名山」の著者田中澄江は最も好きな山と述べている。
縦走最終日の朝は快晴。放射冷却で夜明け前には一段と冷え込む。
昨夜の足指先の冷えでシモヤケ以上と凍傷未満の様な足先感覚。
今日は後半戦の登山旅行中で最高の登山日和がほぼ一日中続く。
特に眺望が最高!
夜明け直前に見た槍ヶ岳。
三俣蓮華山頂からの笠ヶ岳の眺め。
三俣蓮華岳からの縦走路から眺める雲ノ平~水晶岳~鷲羽岳。
(笠も雲も水晶も鷲羽も雨で眺望できなかった無念を全て解消した!)
黒部五郎岳へ向かう登り道から見る雄大な五郎カール。
黒部五郎山頂から北アルプス全貌の眺め。
黒部五郎岳山頂では、今日で百名山全嶺制覇達成という76歳老夫婦と出会った。
約15年かかって達成したとのこと。本当におめでとうございます。
この日の行程は適度にアップダウンがあり、行程も長いが、危険度は少ない。
眺望が疲れを軽減してくれたが、太郎平小屋通過の頃には相当な疲労感。
太郎平小屋から折立まではまだ遠いと感じたが、アト少しアト少しと気力をふり絞る。
折立に到着した時は、途中2日間の悪天候を乗り切って完歩でき心底ホッとした。
【鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳を眺望】
三俣蓮華岳への登り道から返り見る
【雲ノ平の背後に水晶、ワリモ、鷲羽】
雲ノ平の左端に小さく山荘が見える?
【黒部五郎岳と豪快なカール】
深田が絶賛した三方岩尾根の大伽藍
【黒部五郎山頂で百名山踏破を祝福】
76歳夫婦が15年掛りで達成はお見事!
06時35分 三俣キャンプ場から出発
07時40分 三俣蓮華岳
09時00分 黒部五郎小屋(休憩)
11時00分 黒部五郎岳(休憩)
13時50分 北ノ俣岳(上ノ岳)
15時00分 太郎平小屋
17時10分 折立に着
18時00分 亀谷温泉白樺ハイツに着
登山時間 10:00 登山距離 24km 高低差 800m
運転時間 0:35 運転距離 20km 温泉宿泊
9月6日(日) 亀谷温泉~秋田市
昨日の宿到着後、今後の天気予報を調べると暫く雨模様の悪天候が続く見通し。
このため今年の登山旅行はこれで終了することを決断。アトは来年以降に持ち越し。
08時30分 温泉宿を出発
21時20分 道の駅秋田港に着
運転時間 10:30 運転距離 540km
9月7日(月) 秋田市~青森市
05時00分 秋田市を出発
11時00分 青森市に着
運転時間 3:40 運転距離 200km
黒部五郎岳登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。